競艇は最大6艇で3連単でも120通りしかありません。また、インコースが圧倒的に有利であり、1コース勝率60%超えの競艇場もあるほど。
要は、1コースから全通り流せば10回に6回は的中することができるのです。
そうした競技特性から、他の公営ギャンブルに比べて「同じ目」が出やすく、パターンや法則を用いれば当てることも可能。
このような予想法を「出目買い」と呼んでいます。
そこで今回は、出目買いの基本的な知識をはじめ、知らないとヤバいメリット・デメリットをまとめて解説します。
独自の「出目買い」を考案した芸能人が数名います。気になる方は以下も合わせてご覧ください。
上記画像は「エンカウント」の予想通りに購入したの舟券&払戻金。
競艇予想サイトは怪しいところも多いですが、こうした実績を残してくれるサイトが僅かに存在します。
回りくどい説明はしません。勝てる競艇予想をお探しならこの機会にぜひ。
競艇の出目買いとは?
競艇における「出目買い」とは、過去に出現した出目を指標とし、その統計データを基に舟券を購入する買い方。
データといっても無数にあるため、代表的な3つの集計方法を紹介します。
その前に、出目買いを勘違いしている人が多いので、以下のことだけは絶対に覚えておくように。
「出目買いはデータのみを参考にする買い方」ではありません。出目買いを有効活用するためには、最低限の基礎知識も必要となります。
1着艇に続きやすい艇を参考にする
最もポピュラーな出目買いは「1着艇に続く可能性の高い艇を参考にする」方法。
枠なり進入、スタートが揃うなどの条件はるものの、1号艇1着の場合は「2,3,4号艇」2着率が高く、2号艇1着の場合は「1,3,4号艇」の2着率が高くなります。
競艇の知識がある人は自然と取り入れている予想法ですが、この買い方もれっきとした「出目買い」といって良いでしょう。
当日のレース結果を参考にする
当日のレース結果をもとに、1着率および入着率の高い艇を参考にする方法。
1号艇の1着が続くことを「イン逃げ祭り」と呼ぶこともありますが、そういった日は「1号艇1着の出目を信頼できる」といった買い方です。
その日の気象条件(風・波高など)によって、有利な展開になりやすいコースがあるのは事実。
全国24ヵ所ある競艇場の水面やコースレイアウトも関係してくるので、この出目買いを実践するなら以下の記事も合わせて確認してください。
競艇場の過去データを参考にする
過去に開催されたレースデータを集計して「出現率の高い出目を購入する」方法。
この出目買いをするにはかなり手間が掛かってしまうので、時間と労力を費やせる人でないと実践するのは困難。また、出現率が高い出目を買ったとしても、配当が低く回収率は100%超えしないことも多いです。
価値ある出目買いは2つ
- 1着艇に続きやすい艇を参考にする
- 当日のレース結果を参考にする
- 競艇場の過去データを参考にする
上記に紹介した出目買いのうち、一番下(3つ目)の方法はおすすめしません。なぜなら、過去データの集計に費やした時間分のリターンが望めないから。
この出目買いを実践するには最低でも3年分のデータが必要になるので、該当のレース結果を集計するだけでも死ぬほど大変。
また、仮にそのデータを集計し終わったとしても、信頼できる情報とは限らないのが一番の理由です。
ある競艇場の出目データを3年分集計しているサイトがあったので、参考までに確認してみると…
回収率100%を超えている出目は9通りしかなく、100%ギリギリが4通り、最大でも140%程度。さらに、1着に4,5,6号艇と大荒れの出目が8通りも。
イン1着の出目に100%超えがあれば利用価値はあるでしょうが、大荒れのみに期待するのはあまりにもリスクが高すぎます。
このような出目買いを皆さんに推奨することはできません。
上記以外の出目買いに関しては価値があるので、この後詳しく解説させてもらいます。
おすすめする出目買いのパターン
約3年間、プラス収支を継続している私も実践している「2つの出目買い」を解説します。
レース展開ごとに出やすい目
ボートレースという競技は、1着の艇が分かれば2,3着にくる艇を大体予測できます。
もちろん、競艇場・選手の実力や枠順なども考慮する必要はありますが、それを加味しても無視できない法則が存在します。
初心者の方は、これを覚えておくだけで勝率はアップするはず。
※以下はスタートが揃い枠なりが条件。
1着 | 2着 | 参考買い目 |
---|---|---|
1号艇 | 234 | 1-234-234 |
2号艇 | 134 | 2-134-134 |
3号艇 | 124 | 3-124-124 |
4号艇 | 125/156 | 4-125-125 |
5号艇 | 126 | 5-126-126 |
6号艇 | 12 | 6-12-全 |
過去データを確認すると分かりますが、高確率で2着の艇は上記になっていると思います。
なぜこのような着順になりやすいのは、1号艇1着だとインコース有利の法則が働き、それ以外はレース展開が大きく関係しています。
1号艇が1着になる展開
「1号艇が1着」の場合、最内で引き波の影響を受けない1号艇は悠々にイン逃げ。2,3,4号艇は若干影響を受けつつも、他艇に邪魔されることなく追走。
一方、5,6号艇はモロに引き波で失速するうえ、展開が向かないと入着は難しくなる。
2号艇が1着になる展開
「2号艇が1着」の場合、基本的に1号艇の内側を差す展開が多く、1号艇は2着になる可能性が高いです。この展開だと3着は3,4号艇が濃厚で、5,6号艇はよほど展開に恵まれないと入着は難しいでしょう。
ただし、2号艇が直まくりで1着になる展開だと、1号艇は着外になる可能性が高くなります。
3号艇が1着になる展開
3号艇が1着になる場合は、全速ターンで捲るか、1,2号艇の隙間を捲り差しするかの2択。
1号艇の2着が濃厚ですが、展開によっては2,4号艇となる可能性も十分あります。また、内側がごちゃつくと5号艇にも展開が向くことはあるでしょう。
4号艇が1着になる展開
4号艇が1着になるには、1号艇が膨らんだところを差すか、スタートを決めて一撃捲りを決めるかの2択。
差しの場合は1,2号艇の2着が多く、捲りきった場合は2着に5号艇、展開次第では6号艇にもチャンスがやってきます。
ただし、捲りで1着になる場合でも、1号艇がスタートを決めていれば「4-1」になることが多いです。
5号艇が1着になる展開
5号艇が1着になるのは、スタートを決めて捲るか、4号艇が展開を作ったところを捲り差すか。どちらとも1,2号艇は2着は濃厚ですが、捲りの場合は6号艇に展開が向くことが多いです。
4号艇が仕掛けて内側がごちゃついた場合は、後着する艇を予想するのは難しくなります。
6号艇が1着になる展開
6号艇の1着は、大外を全速ターンで一撃捲りするケースがほとんど。稀に展開をついて最内を差すこともありますが、よほどの実力者でない限り滅多にないでしょう。
大外を捲った場合は内側の艇に影響はないので、1,2号艇の2着が濃厚。
入着しやすい出目を覚えておけば、普段の予想に活かせるはず。リプレイ動画を見て研究しましょう!
当日の出目は重要なデータ
当日のレース結果には「その日の傾向を読むためのヒント」が隠されています。
例えば上記のような出目だった場合、イン逃げが決まりやすいと読み解くことができます。また、2着・3着も2~5号艇が入着しているので、6号艇を外した出目で勝負できそう。
では、6レース以降の結果はどうなったのか?
11R以外は全てイン逃げ決着。6号艇が絡んだのは1回のみで、5号艇も2着1回、3着3回。
ちなみに、以下の出目で全レース購入していた場合、的中率および回収率は以下のようになります。
出目(点数) | 的中率 | 回収率 |
---|---|---|
1-23-23(2点) | 33.3% | 297.5% |
1-2-全(4点) | 25.0% | 122.1% |
1-全-2(4点) | 25.0% | 57.2% |
1-23-234(4点) | 33.3% | 170.2% |
1-234-234(6点) | 58.3% | 146.6% |
1-23-2345(6点) | 50.0% | 120.1% |
1-234-2345(9点) | 75.0% | 110.1% |
1-2345-2345(12点) | 83.3% | 89.4% |
1-全-全(20点) | 91.6% | 100.8% |
回収率に差はあるものの、一部の出目を除いて100%超え。ガチガチ予想の「1-23-23」に至っては、約3倍のプラス収支を記録しています。
もちろん、上記はあくまで結果論です。ただ、実際に出目買いを何度も試してますが、プラス収支で終えた回数は数えきれないほど経験しています。
真面目に予想しても回収率100%を超えるのは難しいのに、出目買いのみで達成できるって凄いことだと思いませんか?
この出目買いは誰にでも簡単にできる方法なので、以下に該当するレースを見つけたら試す価値あるかも。
- 1コース勝率80%以上のイン逃げ祭り
- イン逃げ祭りでヒモ荒れ
- 1コース勝率20%以下の大荒れ
「1コース勝率20%以下の大荒れ」の時は、出目買いで万舟ゲットのチャンス。その中でも入着している4艇を選び、ボックス買いなどすると面白いかも。
過去1年分の「万舟出目ランキング」を以下の記事で紹介しています。
出目買いのメリット・デメリット
本来の舟券予想とは、1~3着までの艇を予想してバッチリ的中させるもの。
出目買いはその作業を省く買い方となるので、メリットだけでなくデメリットもあります。
【メリット】競艇初心者でも的中率が安定する
出目買い最大のメリットは「知識の有無に関係なく的中できる」こと。
競艇を長年やっていれば、競艇場の特徴やボートレーサーの実力を把握でき、その知識を活かした予想をすることができます。
しかし、はじめたての初心者の場合だと基準となるものがなく、負けるべくして負ける人がほとんど。
そのハンデを補ってくれるのが出目買い。経験値がなくても当サイトのような情報サイトで知識は蓄えられるので、ズブの初心者でも一夜漬けで明日の出目買いは可能です。
【メリット】高配当を的中することがある
競艇あるあるですが、買わなかった選手に限って頑張ってしまい、その艇を含んだ買い目だけ抜けている…なんて経験は腐るほどあるはず。
当然、あまり買われていないケースが多いので、イン逃げ万舟になることもしばしば。出目買いをしていた場合…
ラッキー万舟を的中できるメリットがあります。
加えて、自分で悩んで予想した買い目ではないので、外れた時、または低配当が当たった時でもショックは小さいと思います。
【デメリット】超簡単なレースを逃す
メリットで紹介した「高配当を的中できる」ですが、逆にデメリットとなる可能性も。
それぞれの競艇場が開催する企画レースや、どう考えても4通りの買い目しかない、といった超簡単なチャンスレース。
普通に予想すれば的中していたのに、出目買いをしたおかげでそのチャンスを逃すことは十分あり得ます。
【デメリット】勝ち続けるのは難しい
出目買いは何も考えずに購入する方法なので「運任せ」とも言える買い方。運というのは良い時もあれば悪い時もあり、決して安定することはありません。
一方、勝つために必要な知識を習得した人は、運が良い日は大勝ちすることができ、悪い日でも負けずに1日を終えることが可能。
長く続けていくとその差は段々と大きくなっていき、収支は比較できないほど広がってしまうのです。
以上の理由から、出目買いオンリーの買い方は絶対におすすめしません。
競艇を覚えたての頃はなかなか勝てないかもしれませんが、探求心さえ持ち続けていれば必ず勝ち組になれます。
【デメリット】競艇本来の楽しさを味わえない
ボートレースの醍醐味といえば「予想した買い目が的中した時」ではないでしょうか。
競艇は120通りしかないうえインコースが圧倒的に有利。
これだけ当てやすい公営ギャンブルは他になく、ちょっとした知識で狙って的中させられる博打なんです。そのメリットをわざわざ運に任せるのは効率的とは思えません。
この記事で紹介したように、出目買いの要素を活用するのは大切なことです。でも、基本的な知識を覚えてからの方がより活かせると感じています。
プラス収支だけが目的なら、専門の予想サイトを使うのもあり。
まとめ:競艇の出目買いとは上手く付き合おう
競艇(ボートレース)においての「出目買い」について紹介しましたが、要約するとこんな感じ。
- 出目買いには種類がある
- 数年分の過去データは信用するな
- 展開ごとの出目は覚えるべし
- 当日のレース結果は重要なデータ
- 競艇初心者には向いている
- 高配当を的中しやすい
- 出目買いオンリーは負け組まっしぐら
出目買いにはメリット・デメリットどちらもあり、上手く付き合えばとても頼りになるやつ。しかし、依存してしまうと必ず裏切られるので、距離感だけは間違わないように。
今後、出目買いの検証なども行っていく予定なので、試してほしい出目検証があれば気軽にコメントください。優先的に扱わせていただきます。
コメントお待ちしてます!