2024年4月28日、住之江2日目の1号艇にてコンマ09の非常識なフライング。3月17日の未消化分を含め、2度目のFとなった。
なお、22年5月1日より非常識Fの罰則内容が改正。即日帰郷は撤廃され、出場辞退似っすが5日間加算される。よって、6月11日の常滑を最後に、95日間のF休みとなる見込み。
2024年1月30日の住之江ルーキーシリーズ第2戦において、絶好枠からイン速攻を決めてデビュー初優勝を飾った。
大注目のスーパールーキー「石本裕武」。
養成所時代から優れた実績を残し、デビュー後も同期一番乗りで初勝利を果たすなど大活躍。2期目には優出、デビュー1年2ヵ月で優勝を果たしています。
「天才・うますぎる」と称賛する競艇ファンも多く、今最も期待されたルーキーといって良いでしょう。
そこで今回は、超大型新人「石本裕武」のこれまでも全て解説。知れば知るほど彼の魅力に憑りつかれてしまうはずですw
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石本裕武とは?
石本裕武は大阪府出身、大阪支部のボートレーサー。
大学に籍を置きつつ、131期生として養成所へ入所。修了記念競走で優出するなど上位の成績で卒業し、2022年11月に鳴門競艇からデビュー。
これまで達成した水神祭は、2022年12月びわこで初勝利、2023年8月若松で初優出。
石本裕武の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 石本裕武(いしもとひろむ) |
登録番号 | 5267(131期) |
生年月日 | 2000年8月13日 |
身長/体重 | 164㎝/51㎏ |
出身/所属 | 大阪府/大阪支部 |
デビュー日 | 2022年11月3日 |
石本裕武の出場予定や期別成績は、ボートレースオフィシャルサイトの選手ページを確認してください。
競艇選手を目指したきっかけ
ボートレーサーを志すきっかけとなったのは、2019年に開催された住之江グランプリ。このレースで初制覇を果たした「石野貴之」を見て、心を奪われたと話しています。
大阪支部の先輩となる石野貴之が2019年に住之江でグランプリを初制覇したレースを観戦して一気に心を奪われた
引用元:ZBAT
運動神経には自信があり、164㎝という身長も競艇選手向き。
「身体が小さい自分でも選手になれるのでは」と感じ、131期の養成所試験に合格、2021年に入所しています。
関西大学法学部に在籍
石本裕武は現役ボートレーサーでありながら、関西大学法学部に通う大学生。
レースに出場している期間は出席できないので、オンライン授業を優先して単位取得に励んでいるそうです。でもなぜ、デビューできたのに大学を中退しないのか?その理由は…
両親の希望もありますし、自分的にも大学は卒業しようと思っています。もちろん、卒業後はボートレースで頑張っていきます
ボートレーサーは成績が悪いとクビになる職業。ご両親がそうしたリスクを鑑みて、卒業させたいのかもしれませんね。
師匠は大阪支部「藤山雅弘」
石本裕武の師匠は、同じ大阪支部に所属する「藤山雅弘」。
2009年にデビューし、これまで7度の優勝を達成。トップレーサーではありませんが、3コースからのまくりはファンから定評のある選手です。
どのような経緯で弟子入りしたかは確認できませんでした
同期(131期)の注目レーサー
131期の養成所チャンプ&リーグ勝率1位に輝いた「石渡翔一郎」。石渡鉄兵の息子としてデビューし、期待通りの活躍を披露しています。
その他、プロ野球選手から異例の転身を果たした「野田昇吾」や、登みつよの娘「みひ果」など、注目されるルーキーも多数在籍。
あと、同期のアイドル的存在「松田真実・井上遥妃」はガチでかわいいw
石本裕武の年収(獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 17,900,000円 | 675位 |
2022年 | 1,550,000円 | 1575位 |
2023年はデビュー2年目にして平均年収以上の賞金を獲得。現在のスピードで成長を続ければ、A1級昇格&年収5000万円超えの達成はそう難しくないはずです。
石本自身が運営するSNSは?
SNSを運用するボートレーサーが多い中、石本はまだアカウントを開設していない様子。今後、発見し次第、情報を更新させていただきます。
養成所・デビュー以降の成績
石本裕武が養成所時代に残した成績を紹介します。
養成所チャンプは逃すも、全体2位の勝率で卒業
- リーグ勝率:7.26(全体2位)
- 優出回数:4回(全体1位)
- 優勝回数:4回(全体1位)
実績を見れば分かる通り、控えめにいって凄すぎる成績!
リーグ戦では驚異の8戦4勝。優出した全てのレースで優勝したものの、養成所チャンプを決める終了記念競走は大敗。1号艇の「石渡翔一郎」がイン逃げで優勝しています。
ただ、チャンプこそ逃しましたが、131期の実力No.1は間違いなく石本裕武。同期生は全員そう思っているはずです。
同期一番乗りで初勝利(水神祭)達成
デビュー初1着は2022年12月12日のびわこ一般戦。初出走から僅か22走目で水神祭を迎えました。
6コースからコンマのトップスタート。しかし、好スタートを切った5号艇酒見が大まくりを決め、石本を含めた3艇が2着争いをする展開。
その辺の新人ならほぼ4着でしょうが、2マークで先輩らの間に割り込むまくり差し。これが見事に刺さり、単独2番手に躍り出ます。
衝撃を受けた展開はここから。
独走状態だった酒見との差を縮めていき、最終2マークで大大逆転劇をしてしまったのです。
期待されたルーキーではありましたが、A級レーサーの酒見を抜いてしまうとは…。
ちなみに、上記に紹介したYoutube動画は、競艇ジャンルでは異例の30万回再生を記録。それだけ衝撃的なシーンといえるでしょう。
イン解禁したレースで初優出
師匠の藤山雅弘さんに今節から(インに入る)OKをもらった。待機行動は練習できないから、Sするまでは緊張しましたよ(笑)
引用元:西スポWEB OTTO
新人は6コース進入が暗黙のルール。そんな中、2023年8月22日に開幕した若松ルーキー戦において、師匠の藤山雅弘から「インコース進入解禁」の許可を得ます。
競艇人生初のイン進入となった2日目3R。G1覇者の「中村日向」らの前づけもありましたが、好スタートから難なく逃げを成功させます。
ただ、天才石本を白日のもとに晒したのはその後。
まくり差し、抜きで2連勝。さらに、4日目の5コースから3着、予選最後の2コースも直まくりで勝利し、得点率2位で突破。
自身3度目の準優勝戦は、解禁したばかりのイン戦。地元の先輩「上田龍星」らのプレッシャーはあったでしょうが、激戦を制して優勝戦の切符を手にしました。
デビュー初の優勝戦は3着
初優勝のタイトルを懸けて挑んだ最終日第12レース。
人気となったのは、石本と同じく未勝利の1号艇宮田龍馬と、8戦5勝で勝ち進んだ2号艇石本裕武。そして、2022年のトップルーキーに選ばれた宮之原輝紀らが外側に構える一戦。
石本はコンマ09の好発進。しかし、宮田・宮之原はさらに上をいく0代前半で踏み込み、宮之原のツケマイに沈められ1着争いから離脱。
ただ、モーターパワーを活かした走りで単独3番手をキープし、初めての優出は3着でゴールしました。
SG優勝戦並みのスリット…。あの展開で3着に残したのは拍手を送りたい!
デビュー1年目で優出1号艇に乗るも…
2023年10月2日、準優のない4日間の日程で開催された多摩川一般戦。
それほど秀でたモーターではなかったものの、初日から抜群のスタートと走りを披露します。特に凄かったレースは、3日目12Rの記者選抜戦。
A1級レーサー「福来剛」のイン戦でしたが、0台のスタートから絶妙なまくり差し!これが見事に刺さって勝利し、まさかの優出1号艇を獲得します。
迎えた優勝戦メンバーがこちら。
絶好調の石本裕武に票が集まり、124のオッズは7.8倍の人気っぷり。スタートさえ揃えば難なく逃げると予想していましたが…
2号艇小林泰が凹みカベが崩壊。また、スリット通過後に3号艇塩崎優司が艇を伸ばし、ツケマイによって石本は沈んでしまいます。さらに、宇野弥生の転覆などもあり、結果は593.7倍の特大万舟。
優勝戦の結果は非常に残念ですが、節間を通して強すぎる走り。すぐにでもA1級で活躍できる実力はあると感じています。
地元住之江で初優勝達成(2024年1月)
天才を言われる実力を持ちながら、初優勝は苦労するかも…。そう思っていた私がアホでした。
2024年1月30日、地元住之江で開催されたルーキーシリーズ第2戦。
7戦4勝の活躍で予選トップ通過を果たすと、準優もコンマ05の好スタートから余裕のイン逃げ。昨年10月ぶりとなる優出1号艇を獲得します。
若手のトップレーサーが集結した優勝戦。並みの新人なら重圧に押しつぶされる一戦でしょうが、やはり石本裕武はメンタルも化け物!
野中一平・小池修平らに攻め入る隙を与えず、1周バックストレッチで独走状態。そのまま差を広げて1着でゴールし、デビューから僅か1年2ヵ月で初優勝を達成しました。
エース機に乗っていたならまだしも、今節のモーターは中堅機。それで今回の勝ち方をしている以上、トップレーサー並みの実力は備わっている気がします。
いずれはA1級に昇格し、SG・G1に参戦してくるでしょう。その舞台でどんな成績を残すのか?SGレーサーと対等に渡り合えるのか?
これからも石本裕武の活躍から目が離せません!
石本裕武が「天才・うまい」と絶賛される理由
石本裕武は紛れもなく「天才」です。その根拠となる実績やレース映像を紹介します。
近い将来、艇界のスーパースター「峰竜太」のような選手になっていきそう
毒島誠「勝てるとこない、1個も勝てない」
ファンの間でバズっているボートレース公式のYoutube動画。
実際に視聴すれば分かりますが、石本裕武に対してSGレーサー「毒島誠」の評価は超S級。毒島からこれほど褒められる若手はそういないはず。
映像が約30分の長編なので、個人的に印象深かったポイントを抜粋しておきます。
まだ全然若いのにあのターンですからね。全部上手くないですか?あの若さで冷静ですし、破壊力ある差しもしてきますし、ターンもぶれない。
(石本のように)踏み込んでまくってくるのは、やっぱり今の走りなんじゃないですかね。しっかり踏み込んでハンドルきれて回ってくる。勝つための王道のスタイル。
展開よく見れてる。若いうちにむちゃなレースも多いですけど、それでも冷静にどこ行ったらいのか自分で探して見ていると思います。
外からしっかり勝ってくるというのは、パンチ力がなかったら今の時代は勝てないので。
聞いた話によると、大学行ってて宿舎でも勉強してて。で、あのターンでしょ。勝てるとこないっすよね(笑)1個も勝てない。人として尊敬できます。
毒島誠にこれだけ言わしめるルーキー。怪物といっても過言ではない。
デビュー期の獲得賞金は580万円
一般的な新人レーサーの場合、デビュー期(半年間)の獲得賞金はせいぜい200万円程度。対して石本の1期目(2022年11月1日~翌4月30日)は、B1級に匹敵する580万円。
以下の実績を見れば、いかに凄い新人なのか理解できるはず。
- 1節目:3 6 6 3 6 3 6
- 2節目:6 6 6 5 6 5 4 5
- 3節目:4 6 5 2 5 6 1 6 S2 1
デビュー1走目から3着に入る快挙。また、3節目には初勝利を含む「1着2回・2着1回」という新人離れした実力を発揮します。
そして、2期目はさらにパワーアップ!現時点で5.60ほどの勝率をキープしているので、3期目(2024年前期)のA2級昇格はほぼ間違いないでしょう。
控えめにいってモンスター級のルーキーですw
デビュー2年目(2023年)の獲得賞金は約1,800万円。数年後には5,000万円を軽く突破しそう!
デビュー節から新人離れのターン炸裂
上記は2022年11月のデビュー節。
SGレーサー岡崎恭祐らが内に構える中、大外からトップタイミングで全速まくりを仕掛けます。岡崎を飲み込むことはできなかったものの、道中の競り合いに勝って3着入賞。
しかも、ド新人が舟券に絡んでおきながら、3連単の配当はたったの1730円。すでに天才がバレていたのかもしれませんねw
A1級並みのスタート力とターン力
天才っぷりが分かる動画です。
新人でもたまたま1着になることはあります。しかし、瞬時に状況を把握し、狭い隙間を突き抜けるターンを連発する石本は、お世辞抜きで世代トップクラスだと思います。
ついでに”ヤバいターン”が連発したレースもどうぞ。
一応説明しておくと、道中競っていた1号艇(松本純平)は勝率7点付近のA1級。その選手にこの勝ち方は本当に凄すぎw
正直、スタートやターン技術は下位のA1級レーサーより上。数年以内にグレードレースで活躍するのはほぼ間違いないでしょう。
今後どんな選手に成長していくのか?舟券を買って応援しつづけるつもりです!
石本裕武は近未来のSGレーサー
決して大げさではなく、3年以内にG2以上の大会で結果を残すはず。そして、5年以内にSGで準優・優出するところまで上り詰めると確信しています。
長らく競艇をやってきましたが、これほどの逸材は久々。
132期の「水谷理人」、峰ファミリーの「定松勇樹」など期待のルーキーは沢山いますが、その中でも石本裕武は別格の強さ。
競艇ファンの一人として、峰竜太や馬場貴也のようなスーパースターになることを願ってます!
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