ここ数年のボートレース人気は凄まじく、2021年度に続き、2022年度も過去最高売上を更新。
主な要因は新型コロナによる巣ごもり需要の増加。テレボート(ネット投票サービス)の普及が利用者増に働いたと思われます。それともう一つ…
人気女子レーサーが次々と誕生していること。
一昔前は格下に見られていた女子レーサーですが、少し前には「遠藤エミ」が女子史上初のSG制覇を達成しました。
そうした活躍もあって女子戦の売上は絶好調!決して大袈裟ではなく、ボート界を支える存在といっても過言ではないでしょう。
そんな女子界で最も稼いでいる「生涯獲得賞金トップ10」の選手たちを紹介します。
成績や実力は抜きにして、美人&かわいい女子レーサーは以下の記事で紹介していますw
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女子レーサー生涯獲得賞金ランキング
女子レーサー生涯獲得賞金ランキングは以下の通り。※当記事で掘り下げるのは10位までの選手。
ただし、各選手の生涯獲得賞金は公式発表していないため、リアルタイムの情報でない可能性があります。
- 1位:日高逸子(11億1400万円)
- 2位:山川美由紀(10億7,681万円)
- 3位:寺田千恵(10億5,559万円)
- 4位:谷川里江(8億4,835万円)
- 5位:海野ゆかり(8億3,240万円)
- 6位:角ひとみ(7億7,581万円)
- 7位:鵜飼菜穂子(7億3,229万円)※引退
- 8位:渡辺千草(6億7,369万円)
- 9位:高橋淳美(6億5,654万円)
- 10位:田口節子(6億4,302万円)
- 11位:垣内清美(5億8,363万円)
- 12位:岩崎芳美(5億4,648万円)
- 13位:遠藤エミ(5億3,856万円)
- 14位:福島陽子(5億2,599万円)
- 15位:水口由紀(5億860万円)
- 16位:新田芳美(4億9,852万円)
- 17位:淺田千亜希(4億8,766万円)
- 18位:中谷朋子(4億8,617万円)
- 19位:香川素子(4億6,924万円)
- 20位:岸恵子(4億6,849万円)
※艇界全体の生涯獲得賞金ランキングは以下をご覧ください。
1位:日高逸子(11億1400万円)
選手名 | 日高逸子(ひだかいつこ) |
登録番号 | 3188(56期) |
生年月日 | 1961年10月7日 |
身長/体重 | 154㎝/46㎏ |
出身/所属 | 宮崎県/福岡支部 |
デビュー日 | 1985年5月 |
通算成績 | 勝率:6.84 1着率:26.8% 2連対率:51.5% 3連対率:70.0% G1/G2優勝:5回 G3/一般優勝:73回 |
艇界のグレードマザーこと「日高逸子」。
現役の女子最高齢レーサー。公営競技女子最高齢勝利の記録を保持しており、60歳を超えても若手と対等に戦う実力を発揮しています。
2020年には3度のフライングを切ってしまいB2級に降格。多くのファンが”引退”を予想していた中、復帰しただけでなく再びA1級に返り咲く活躍を魅せています。
2位:山川美由紀(10億7,681万円)
選手名 | 山川美由紀(やまかわみゆき) |
登録番号 | 3232(57期) |
生年月日 | 1966年10月24日 |
身長/体重 | 153㎝/47㎏ |
出身/所属 | 香川県/香川支部 |
デビュー日 | 1985年11月 |
通算成績 | 勝率:6.74 1着率:31.0% 2連対率:51.3% 3連対率:67.0% G1/G2優勝:6回 G3/一般優勝:80回 |
パワークイーンこと「山川美由紀」。
デビューから約10年後の1996年、戸田で開催された女子王座決定戦(当時はG2)で初の女王獲得。そして、1999年には男女混合の四国地区戦で女子史上初のG1制覇を成し遂げた実力者。
ベテランになってからも衰えを知らず、2019年に女子初の2500勝達成。紛れもなく女子界の歴代トップレーサーの1人です。
3位:寺田千恵(10億5,559万円)
選手名 | 寺田千恵(てらだちえ) |
登録番号 | 3435(65期) |
生年月日 | 1969年4月11日 |
身長/体重 | 157㎝/46㎏ |
出身/所属 | 福岡県/岡山支部 |
デビュー日 | 1989年11月 |
通算成績 | 勝率:7.03 1着率:30.8% 2連対率:53.2% 3連対率:70.8% G1/G2優勝:4回 G3/一般優勝:70回 |
女子史上最速で10億円を突破した「寺田千恵」。夫は同じ競艇選手の立間充宏。
2001年のSGグランドチャンピオンでは、女子初の優出を果たす快挙。また、その年の6721万円を獲得し、当時の女子最高獲得賞金を記録(2022年にSG制覇した遠藤エミが記録を塗り替え)。
産休で休んでいた時期を除けば、A1級からの降格は1度もなし。年齢から逆算しても、日高・山川を抜くのはほぼ間違いないでしょう。
4位:谷川里江(8億4,835万円)
選手名 | 谷川里江(たにがわりえ) |
登録番号 | 3302(60期) |
生年月日 | 1967年7月9日 |
身長/体重 | 142㎝/46㎏ |
出身/所属 | 愛知県/愛知支部 |
デビュー日 | 1987年5月 |
通算成績 | 勝率:6.32 1着率:28.0% 2連対率:47.3% 3連対率:63.6% G1/G2優勝:2回 G3/一般優勝:32回 |
2006年に引退した谷川宏之の娘「谷川里江」。
デビュー当時から父親譲りの才能を発揮。2節目に初勝利を挙げ、3年も経たないうちに常滑の女子リーグで初優勝。さらに、1994年、1995年の女子王座決定戦では連覇を達成しています。
そして、2016年の大村オールレディースでは、11戦全て1着を獲得する完全優勝を達成。2018年以降は優勝できていませんが、女子戦では信頼できるレーサーです。
5位:海野ゆかり(8億3,240万円)
選手名 | 海野ゆかり(うみのゆかり) |
登録番号 | 3618(71期) |
生年月日 | 1973年11月28日 |
身長/体重 | 164㎝/45㎏ |
出身/所属 | 広島県/広島支部 |
デビュー日 | 1992年11月 |
通算成績 | 勝率:6.68 1着率:30.2% 2連対率:50.6% 3連対率:66.8% G1/G2優勝:2回 G3/一般優勝:60回 |
艇界のタカラジェンヌこと「海野ゆかり」。
持ち前の美しさで男性ファンから絶大な人気を誇り、投票で選ばれる笹川賞(オールスター)には2000年から9年連続で選出されたほど。
2001年には多摩川の女子王座決定戦でG1初優勝を飾り、見た目だけでなく女子トップ級の実績を残しています。
6位:角ひとみ(7億7,581万円)
選手名 | 角ひとみ(すみひとみ) |
登録番号 | 3334(61期) |
生年月日 | 1968年9月16日 |
身長/体重 | 161㎝/46㎏ |
出身/所属 | 広島県/広島支部 |
デビュー日 | 1987年9月 |
通算成績 | 勝率:5.98 1着率:21.0% 2連対率:43.5% 3連対率:60.7% G1/G2優勝:0回 G3/一般優勝:27回 |
人気女子レーサーで結成された”キューティー4”の1人「角ひとみ」。
ルックス&実力を兼ね備えた選手で、総理大臣杯(クラシック)に1度、笹川賞(オールスター)に6度のSG出場経験があります。
G1などの重賞制覇はできていないものの、安定した成績で生涯獲得賞金は7億円を突破。現在もオールレディース戦で度々優出を果たすなど、女子界では欠かせない存在です。
7位:鵜飼菜穂子(7億3,229万円)※引退
選手名 | 鵜飼菜穂子(うかいなほこ) |
登録番号 | 2983(48期) |
生年月日 | 1959年10月4日 |
身長/体重 | 162㎝/45㎏ |
出身/所属 | 愛知県/愛知支部 |
デビュー日 | 1981年11月 |
通算成績 | 勝率:5.78 1着率:17.4% 2連対率:35.4% 3連対率:51.8% G1/G2優勝:3回 G3/一般優勝:56 |
日高逸子に抜かれるまで公営競技女子最高齢勝利の記録保持者だった「鵜飼菜穂子」。
女子レーサーを世に広めた功労者。1989年には3部門の成績で女子最高の実績を残し、1990年から3年連続でG2女子王座決定戦を制覇。また、SG笹川賞にも9度の出場を果たした人気レーサーです。
2000年代に入ってからはこれといった実績はありませんが、現役生活約39年、レジェンドと呼ぶにふさわしい選手だと思います。
8位:渡辺千草(6億7,369万円)
選手名 | 渡辺千草(わたなべちぐさ) |
登録番号 | 3175(55期) |
生年月日 | 1963年12月15日 |
身長/体重 | 158㎝/49㎏ |
出身/所属 | 神奈川県/東京支部 |
デビュー日 | 1984年11月 |
通算成績 | 勝率:5.55 1着率:11.5% 2連対率:33.6% 3連対率:56.9% G1/G2優勝:0回 G3/一般優勝:2回 |
デビュー当時から抜群の安定感を誇る「渡辺千草」。
女子王座を決めるレディースチャンピオンには35回以上も出場。それほどの実力がありながら、初優勝まで掛かった期間は22年。77度目の優出でデビュー初Vを達成しています。
直近はA級、B級を行ったり来たりですが、昔と変わらない走りで活躍中です。
9位:高橋淳美(6億5,654万円)
選手名 | 高橋淳美(たかはしあつみ) |
登録番号 | 3289(60期) |
生年月日 | 1963年5月25日 |
身長/体重 | 154㎝/46㎏ |
出身/所属 | 岡山県/大阪支部 |
デビュー日 | 1987年5月14日 |
通算成績 | 勝率:5.57 1着率:17.7% 2連対率:37.6% 3連対率:55.8% G1/G2優勝:0回 G3/一般優勝:11回 |
華の60期として1987年にデビューした「高橋淳美」。
全盛期だった2000年頃はA1級で活躍。1999年、2000年と年間2勝する実績を残し、当時は女子戦の優出常連だった選手です。
それから10年以上経った2014年には、G1マスターズチャンピオンで優出2着と大健闘。
10位:田口節子(6億4,302万円)
選手名 | 田口節子(たぐちせつこ) |
登録番号 | 4050(85期) |
生年月日 | 1981年1月14日 |
身長/体重 | 162㎝/46㎏ |
出身/所属 | 岡山県/岡山支部 |
デビュー日 | 1999年11月 |
通算成績 | 勝率:6.85 1着率:33.2% 2連対率:52.1% 3連対率:68.6% G1/G2優勝:4回 G3/一般優勝:65回 |
現役女子レーサーNo.1といっても過言ではない「田口節子」。
生涯獲得賞金でトップ10にランクインしたのは若干42歳。寺田千恵が10億円を突破したのは53歳なので、成績次第では寺田超えをしてしまうかもしれません。
田口節子といえば、女子No.1を決める「クイーンズクライマックス」で、女子初の連覇達成。また、ここ数年のせっちゃんは好調をキープ。
年 | 獲得賞金 | 女子順位 |
---|---|---|
2018年 | 16,558,866円 | 42位 |
2019年 | 36,212,000円 | 7位 |
2020年 | 30,809,600円 | 12位 |
2021年 | 53,376,000円 | 3位 |
2022年 | 54,941,266円 | 2位 |
21年・22年のペースで賞金を積み上げることができれば、50歳手前で10億円突破も見えてきます。
今後は若手のランクインにも期待
上記で紹介したのは艇界を代表する女子レーサーばかり。
今後期待されるのは、田口節子のようなこれからの選手。20代では不可能な賞金額ですが、選手層が厚くなった現代なら30代でランクインする可能性はありそう!
最後に、男子を含めると恐ろしい賞金を稼いでいます。
順位 | 選手名 | 獲得賞金 |
---|---|---|
1位 | 松井繁 | 40億9万円 |
2位 | 今村豊 | 29憶4144万円 |
3位 | 山崎智也 | 25億9690万円 |
4位 | 今垣光太郎 | 25憶6381万円 |
5位 | 瓜生正義 | 25憶1287万円 |
松井繁の約40億円は、未来栄光抜かれることがないかも(笑)それほど凄すぎる記録です。
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