3度目のSG出場となった第29回オーシャンカップ。初日の1勝含む実績で迎えた4日目3R、インからコンマ04のフライング。準優を目前にして賞典除外となった。
2024年2月のG2レディースオールスター優勝戦。コンマ07のトップスタートからイン戦を押し切り、通算14回目、自身初の重賞タイトルを獲得。
競技レベルおよび人気が急上昇している女子のボートレーサー。平成生まれ世代からも有力選手が続々と登場し、賞金ランキング上位に顔を出してきました。
今回紹介する「渡邉優美」もその1人。
将来有望な女子レーサーであり、男子顔負けの走りを披露しています。また、選手層の厚い福岡支部において、日高逸子・大山千広に次ぐ好成績を残している注目選手です。
この先、女子王座を獲得することはできるのか?ここまでのキャリアをはじめ、結婚などのプライベートにも迫っていきます。
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渡邉優美とは?
渡邉優美は福岡県福岡市出身のボートレーサー。水泳をしていた中学生の頃に養成所を受験し、3年生の時に一発合格を果たしています。その後、卒業してすぐ競艇の道へ。
実家は「BEER」という美容室を経営。酒豪として知られる渡邉優美ですが、父親もビール好きだったことからこの店名にしたそうです。
渡邉優美の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 渡邉優美(わたなべゆみ) |
登録番号 | 4590(105期) |
生年月日 | 1992年9月19日 |
身長/体重 | 161cm/50kg |
血液型 | B型 |
出身/所属 | 福岡県/福岡支部 |
渡邉優美の出場予定や直近成績などは、オフィシャルサイトの選手ページをご覧ください。
ボートレーサーを目指したきっかけ
渡邉優美がボートレーサーを目指すきっかけとなったのは、競艇好きだった父親の勧め。
小学生の頃から競艇場へ何度も足を運び、中学入学時には「ボートレーサーになりたい」という気持ちが芽生えていたそうです。
あくまで個人的な感想ですが、半数以上の女子レーサーは「父親に連れられて…」と話しているような。実際、競艇を進路に考える女性は少ないので、ある意味”運命”なのかもw
訓練中の大ケガでデビューが半年遅れる
中学を卒業後、2008年春に104期訓練生として養成所へ入所。
養成所での成績は、リーグ戦勝率6.11・準優出6回、優出2回。優れた実績を残して2009年春にデビューするはずでしたが、訓練中に右手親指を負傷してしまいます。
この怪我によって予定していたデビューは延期。訓練復帰後は105期に編入となり、当初から半年遅れてでデビューを果たしています。
同期(105期)の注目選手
105期で最も実績を挙げている「磯部誠」。2022年のグランプリで優出3着を果たし、3度のG1を制しているトップレーサーです。
ここ最近、勝率を上昇させている「佐藤翼」も若手期待の1人。成績も順調なうえ、私生活では美人レーサー「土屋南」と結婚。幸福度で見れば同期No.1かもしれませんw
そして、105期で忘れてはいけないのが、ガースーの愛称で知られる「菅章哉」。特にチルト3度で挑むレースは注目度が高く、競艇ファンからの人気もトップクラスです。
師匠は福岡支部77期「中渡修作」
渡邉優美の師匠は、同じ福岡支部に所属する77期レーサー「中渡修作」。
1995年にデビューし、わずか10ヵ月で初優出、1年6ヵ月で初優勝。その後も一般戦を中心に活躍を魅せ、デビュー通算12回の優勝実績があります。
最後に優勝したのは2014年の地元一般戦。それ以降は成績が低迷しており、4期通算のボーダー勝率(4.80)付近にいる状況です。
お世辞にも”スター”と呼べる選手ではないものの、渡邉がここまで成長できたのは師匠あってこそ。弟子へ教え方は一流なのでしょう。
弟子は期待の若手「神里琴音」
渡邉優美の弟子は、沖縄出身でデビュー当時16歳だった「神里琴音」。ある日、神里から「師匠になってください」と告白され、二言返事で快諾したそうです。
神里琴音といえば、抜群のレースセンスを持ち合わせた女子レーサー。2021年にデビューしたばかりのルーキーですが、先日の師弟対決ではカドまくりで師匠を負かしています。
実力もさることながら、可愛さと萌え声も相まって、神里ファンはかなり増えています!
渡邉優美の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 女子順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 40,398,000円 | 6位 |
2022年 | 31,675,000円 | 12位 |
2021年 | 41,867,266円 | 5位 |
2020年 | 22,925,000円 | 25位 |
2019年 | 24,108,072円 | 19位 |
成績が上昇し始めた2019年頃から獲得賞金は2000万円を超え、自己最多の年間4勝を挙げた2021年は4100万円突破!また、近年も好調をキープしており、賞金女王に輝く日はそう遠くないかもしれません。
30歳そこそことは思えない高収入。一般人と結婚できない理由が何となくわかる気がするw
渡邉優美の結婚(旦那)・愛車・趣味など
プライベートの渡邉優美について掘り下げていきます。
渡邉優美は結婚してる?彼氏は?
渡邉優美ファンがまず知りたい「彼氏・結婚」の事実。
ボートレース界は選手同士で交際することが多いですし、ルックスの良いの渡邉を狙っている男子選手は沢山いるはず。と思って隈なく調査したところ…
結婚していないのはほぼ間違いないでしょう。また、異性との交際についても「彼氏作る暇ないです」ときっぱり回答しています。
今のところ、異性関係は本当になさそう。とはいえ、電撃入籍を突然発表する女子レーサーもちらほらいるので、忘れた頃に名字が変わっている可能性は覚悟しておきましょうw
選手同士で結婚したカップルは以下の記事で紹介しています。
愛車はドイツの最高級車「ポルシェ」
渡邉優美はポルシェ(型式不明)に乗っているという噂があります。
ただ、その情報は2017年に浮上した噂であるうえ、素性の知れないSNSの匿名投稿。また、本人から公表された事実はないので、実際にポルシェを保有しているかは不明です。
まぁ、ここ数年は3,000万円以上の年収がありますし、1,000万円程度の車に乗っていても驚きはしませんけどw
一番のリフレッシュは酵素風呂
時間がある時はほぼ毎日通っているという「酵素風呂」。通いはじめて既に7年以上。発酵させたヒノキパウダーの中で体を温め、発汗やデトックス効果などを促す健康法です。
精神統一につながるかな、ということで興味を持ったのが最初だったんですが、リフレッシュになるし、疲れが取れます。減量にもつながるので、オフに通うのがルーティーンのようになったんです。
レース終了後、酵素風呂へ向かうのがルーティーンとなっており、大きなリフレッシュ効果に役立っているとのこと。
丸野一樹「マルトレ」で体幹づくり
滋賀支部の丸野一樹が考案した「マルトレ」で鍛えているボートレーサーの1人。開催の合間に新幹線で福岡から京都へ向かい、トレーニングを行っています。
ひたむきにトレーニングを行う熱心さは丸野も驚くほど。
多摩川の後も京都に3連泊くらいしてトレーニングみっちりやってそのまま尼崎に行ったみたいです!
— 丸野一樹【ボートレーサー】 (@maru4686) January 28, 2022
凄すぎ! https://t.co/ciCg484VIP
理想的な身体の使い方を学び始めてから、自分でも進化を実感できている様子。「地元福岡のうねりを乗りこなせる体幹になってきた」と手応えを感じているようです。
SGレーサー「丸野一樹」については以下の記事をご覧ください。
ビール好きは父親譲り…艇界屈指の酒豪
渡邉優美のSNSを眺めていると、目にするのは酒、酒、酒…。そう、大のお酒好きなんです!
選手を誘って飲みに行ったり、帰りの新幹線で酒盛りをはじめるなど、とにかくレースが終わった後の打ち上げが楽しみだといいます。
一番好きなお酒はビール。お父さんが経営する美容室の店名を「BEER」にするほど、親子で筋金入りのビール好き(笑)
ボート界の飲み仲間は「倉持莉々・平高奈菜・三浦永理」など多数。SNSでは香川素子や遠藤エミといった先輩レーサーを誘っている光景もあり、お酒を通じた交遊関係はかなり広そう。
渡邉優美のSNS・ブログ
レース後の感想や、同僚たちとビールを飲んでいる姿など、渡邉優美の公式SNS・ブログで確認することができます。
リアルタイムの情報を知れるには、そこそこ更新頻度高めのツイッター。ほぼプライベートを発信しているのは、幼馴染の「佳代」さんと運営している公式ブログ。
いずれも貴重な情報を入手可能です!
渡邉優美のデビューから初優勝まで
新人時代はなかなか結果が出ず、試行錯誤が続いた渡邉優美。そんな中、水神祭はそれなりに時間が掛かったものの、成長は止まることなく右肩上がりを続けました。
2009年11月20日に芦屋でデビュー
渡邉優美のデビュー戦は2009年11月20日。地元福岡の芦屋で開催された男女混合戦。
男子選手5名が相手となった初戦は、大外6コースからコンマ07の好スタート。しかし、内側の艇もほぼ互角のスリットで通過し、何もさせてもらえず6着で終えます。
その後も節間3回のトップスタートを決めますが、先輩レーサーとの壁は厚く「666656655」とプロの洗礼を浴びました。
初勝利はデビュー195走目(桐生)
6コースから舟券圏内に入るレースが徐々に増え、2010年10月の尼崎ではじめて連対(2着)を果たします。
そして、待望の水神祭は桐生開催の2011年7月9日。
追い風7m・波高6cmという悪条件でしたが、臆することなく大外からコンマ12のトップスタート。そのまま豪快にまくり切って、デビュー195走目の初勝利。
この1着が自信となり、2011年後半から3連対率が大きく上昇し、翌2012年後半からB1に昇格しています。
2016年1月、大村で悲願の初優勝
年を追うごとに成績が伸びていった渡邉優美。毎年1本以上のフライングはありましたが、それでも踏み込みを緩めず強気の攻めは変わらず。
そうした中で待望の初優勝は、自身3回目の優出となった2016年1月の大村。
優勝戦1号艇をゲットし、逃げをしっかり決めて後続を完封。
デビュー6年2ヵ月で初Vを飾った渡邉優美は、同月の宮島でも優出3着。さらに、2月の常滑では圧巻の強さで再び優勝。
2016年はまさしく”渡邉が覚醒した年”と言えるでしょう。優出10回、優勝2回と飛ぶ鳥を落とす勢いで高実績を残し、2016年後期には初のA1級昇格を果たしています。
2024年レディースオールスターでG2初制覇
2024年2月、びわこで開催されたG2レディースオールスターにおいて、自身初の重賞制覇を達成しました。
初日のドリーム戦、2走目は舟券を外しますが、2日目3走目から本来の実力を発揮!3日目以降は驚異の4連勝で優勝戦へ駒を進めると、上位通過の2選手が敗北。その結果、まさかのポールポジションが巡ってきます。
優勝戦は激戦を勝ち抜いてきた以下のメンバー。
一瞬たりとも気の抜けない一戦となった中、渡邉はインからコンマ07のトップスタート。他艇を寄せ付けないターンでイン戦を押し切り、大きく突き放して1着でゴール。
デビュー通算14勝目、G2初制覇を達成しました。
感謝の気持ちで一杯。こんな絶好のチャンスはないと思ったので、絶対に逃げて優勝を持って帰ろうと思った。
女子No.1を決める戦いといっても過言ではないG2レディースオールスター。その大会で優勝した実績は、必ずこれからに活かされていくはずです。
渡邉優美の凄さがわかる実績
渡邉優美は2016年前期にA2級、後期は最高ランクのA1級に昇格。その後、勝率の上げ下げはあったものの、2021年後期以降はA1級を守り続けています。
2021年がターニングポイントに
上昇気流に乗ったのは2021年。
1月のびわこ女子戦では準優敗退ながらオール3連対を記録。さらに、3月の大村オールレディースではイン戦を制して1年半ぶりの優勝を飾ります。
ここから調子が一気に上向き、この年の優出回数は女子G1を含めて15回、優勝はびわこ混合戦を含めて4回。いずれも自己ベストの結果を残し、渡邉優美の名を浸透させる1年となりました。
女子G1タイトルに3度優出
好調を続けて賞金を大きく積み上げた2021年は、女子の2大タイトル両方への優出を果たしています。
8月の浜名湖レディースチャンピオンでは、予選1着が1本ながら上位着を取り続けてG1初優出。優勝戦でも5コースからの全速ターンで3着に入ります。
年末の福岡クイーンズクライマックスも初出場ながら大健闘。
トライアル3走目、1号艇を引き当てて難なくイン逃げ成功。優勝戦は1マークで差し場がなく5着に敗れましたが、女子界トップの選手相手に確かな自信を手に入れた大会となったはずです。
舟券圏内を外さない安定感
- 2021年:32走連続3連対
- 2022年:27走連続3連対
2021年以降の渡邉優美には興味深い記録も。それは、連続して舟券に貢献し続ける安定感です。
2021年7月、児島オールレディース初日から8月の宮島3日目まで、4節に渡って32走連続3連対。一般戦だけでなく、G1レディースチャンピオンの節も含まれての記録となります。
そして、2022年にも27走連続3連対を記録。丸亀ヴィーナスシリーズではオール2連対の活躍でした。
渡邉優美は勢いを持続できるタイプ。開催が変わっても好調をキープしている時は、舟券から外してはいけない選手と言えるでしょう。
艇界屈指のスピードスター
勝つために辿り着いた結論が「速さ(タイム)」への拘りです。
モーターが仕上がっていればタイムも上がるとシンプルに考え、展示で良いタイムなら本番でもタイムを狙って挑むのだとか。
渡邉優美が特に意識するのは「一周タイム・まわり足タイム」。
好むセッティングは乗り心地を求めた出足型。もし、直前情報で”一周およびまわり足”が上位なら、理想のモーターに仕上がっている可能性が高いかもしれません。
各場の女子最速タイムを次々と記録
渡邉優美の速さは女子レーサーの中で最上位レベル。
2021年秋には、地元水面の芦屋で当時のモーター最速タイム(男女総合)を叩き出したこともあります。
2021年12月~2022年11月の各場女子走破タイムは、多摩川・芦屋・唐津で1位を記録。中でも芦屋の1分45秒4は”全場を通じて最速”です。
まとめ
今後の目標は「すべての一番になること」。
福岡支部の先輩「西山貴浩」から教わった通り、普段から自分の目標をしっかりと口に出しているそうです。
一方で「誰が見ても楽しそうに仕事しているのを出していきたい」とも話しています。ボートレースという競技の魅力を1人でも多くの人に広めるため、プロ意識を持って活動しているらしい。
人気も実力もうなぎのぼり。女子王座、そして賞金女王も期待ができる邉優優美の活躍に、一戦たりとも目が離せません!
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