2024年10月14日、唐津開催のボートレースバトルトーナメントにおいて、岡山支部のエース「茅原悠紀」が恵まれで優勝。賞金158万円と来年1月に開催されるPG1”BBCトーナメント”の出場権を獲得しました。
セミファイナルまで好走を続け、全体トップの成績でファイナル進出。本来なら絶好枠となるところですが、バトルトーナメントは”アミダで枠番抽選”する特殊ルール。
そして、予選5位以下を除く4名で抽選した結果…
茅原は3枠となり、3戦2勝で勝ち上がった吉川元浩が1枠に。
吉川の断然人気で迎えた最終決戦。全艇が0台スタートというスリットとなり、他を寄せ付けない圧巻のイン逃げ成功!と思われた中…吉川元浩にまさかのフライングコール。
このFで2番手を追走していた茅原が先頭に立ち、1着独走のまま3周回ってゴール。2着に渋谷明憲、3着に平高奈菜が続く大波乱決着となりました。
ちなみに、何事もなくこの着順だったら6万舟超えの高配当。しかし、9割以上の舟券に吉川が含まれていたため、3連単は51.5倍まで下がる結果に。
優勝戦売上の約91.4%にあたる「2億7609万7900円」が返還されています。
常人ではあり得ないF2の優勝劇
ご存じの通り、茅原悠紀は現ボート界きってのトップレーサー。7月には2度目のSG制覇を達成したばかりで、今回の一般戦Vなんて報じられない出来事でしょう。
ただ、今節の茅原はフライング2本持ち。しかも、2本目の罰則はまだ消化しておらず、次やらかしたら「180日間のF休み」が加算される危機的状況だったのです。
そうした窮地に立たされているとは思えない戦い方。
- 1走目:ST.09(2着)
- 2走目:ST.16(2着)
- 3走目:ST.14(3着)
- 4走目:ST.11(1着)
- 5走目:ST.03(1着)
正直、(良い意味で)ネジが数本ぶっとんでいるとしか思えません。
茅原も凄いけど、F3Vの果たした「田頭実」は艇界を代表する強メンタルの持ち主w
今後の出場予定・フライング休み
開催日 | 開催場 | レース |
---|---|---|
10月22日 | 戸田 | SGダービー |
11月1日 | 住之江 | G1高松宮記念 |
11月10日 | 尼崎 | G1ダイヤモンドカップ |
フライング休みの関係上、年内出場できるのは上記3つのタイトル戦(グランプリ除く)。
中でも注目が集まるのは「ボートレースダービー」。初日ドリーム戦(6枠)に選出されており、これまで準優出5回・優出2回の実績を誇るSG競争です。
ただし、フライング2本持ちという状況。加えて、現時点でグランプリ選出は当確であることから、あまり無理をしないのでは?と予想していますが…
いつも通りの強さは見たい反面、先を考えて無理してほしくない気持ちも。
尼崎G1終了後から60日間のF休み
1本目のF罰則(30日間)は、メモリアル終了後の8月末から既に消化済み。
メモリアルで犯した2本目のF罰則(60日間)は、11月10日~15日に開催される尼崎G1ダイヤモンドカップ終了後から。復帰初戦は2025年BBCトーナメント(1/23~)となります。