2025年3月8日に報じられたニュースによると、一部の選手にとっては”命拾い”となるルール改定が行われたらしい。その内容とは…
公益社団法人・日本モーターボート選手会（代表・瓜生正義）の退会勧告（実質的な引退勧告）のルールの一部が見直され、4期通算勝率（1期は6か月）における退会勧告が今期終了時点（4月30日）から緩和されることが分かった。
選手の途中帰郷の増加で追加選手のあっせんが立ちゆかなくなるケースが増えており、登録選手数を現在の1600人から1630人に増やすことを決定した。
出典：スポーツ報知
要は、どんなに悪成績でもクビになることはない。といったルール改定。
これまでは”4期通算勝率（3.80）”を下回ると引退勧告の対象に。しかし、2025年5月以降は1630人枠を超えることがほぼなくなったので、勝率でクビになる選手は実質ゼロとなるでしょう。
4期通算のルールについては以下をご覧ください。
1600人枠を増やした理由
瓜生正義率いる選手会がルール見直しに踏み切った理由は…
- 途中帰郷する選手が増加
- 斡旋の追加要員不足
途中帰郷する選手は、公傷などやむを得ない帰郷と、級別キープや引退回避を目的とした帰郷。前者であれば仕方ないですが、今回のルール改定に大きく影響しているのは後者です。
レースに出れる状態なのに出ない。そもそも、引退を先延ばしする「49走止め」がルールで認められている以上、そうなることは分かっていたはず。
なぜその部分には触れず、全くとして舟券が買われない選手を守るのか？理解できません。
49走止めや、正当な理由なき帰郷に罰則を設ければ、選手不足問題は解決するのに…
引退勧告の対象者がゼロに
以下は、2025年前期で引退勧告の候補に挙がっていた選手一覧です。
| 選手名（登番） | 支部/期 | 4期通算勝率 |
|---|---|---|
| 田中博子（4990） | 福岡/120期 | 2.91 |
| 白石有美（4940） | 東京/118期 | 3.13 |
| 渡辺史之（4078） | 群馬/87期 | 3.49 |
| 中村駿平（5061） | 愛知/123期 | 3.66 |
| 坂本奈央（4510） | 福岡/102期 | 3.67 |
| 堂原洋史（3503） | 埼玉/67期 | 3.68 |
| 芝田京介（5103） | 埼玉/125期 | 3.72 |
| 森田昭彦（3851） | 福岡/79期 | 3.73 |
| 長谷川親王（3660） | 香川/73期 | 3.73 |
| 後藤孝義（3591） | 静岡/71期 | 3.74 |
| 瀬川公則（4005） | 山口/84期 | 3.79 |
| 松浦勝（3867） | 愛知/79期 | 3.79 |
| 渡辺空依（5031） | 福岡/122期 | 3.79 |
引退勧告の可能性が高かった選手たちですが、1600人枠の30人増によって引退を回避する運びとなりました。
選手本人や親族にとっては喜ばしいこと。しかし、引退勧告のルールは本来「競走の公正確保及び競技水準の向上化に関する規定」により適用され、実力下位者を淘汰してきたルール。
そんな中、舟券にほぼ絡まない選手を残すことは、競技レベルの低下、レース売上の減収に繋がる気がします。
お先真っ暗な選手は、セカンドキャリアに向けて早めに引退させた方が…
ルール見直しに否定的な声も
私個人としては、今回のルール見直しに大反対です。また、中には前向きな意見も散見されますが、体感的に反対派が多いように感じます。
※支持率の高かった口コミを抜粋
プロである以上一定の実力は伴ってなければならないわけで、特にボートレースは技量不足だとほかの選手を危険に晒しかねない
ボーダーを3.60くらいに下げるとかして、成績による引退は残すべき
事故点の高い選手は当然として、勝率不足選手への引退勧告は必要だと思う
A1キープする為に途中帰郷したって言ってた現役選手がいる。途中帰郷・斡旋拒否は罰金制にした方が良い
途中帰郷する選手には罰則を与えればいいんですよ
転覆してケガをしたり、病気なら仕方がないが、病気でも診断書が必要だと思う
ボートレースの売上が年々上がっているから、レースの数を増やす為にしか思えん。開催を増やす為に選手の確保だろうな
1日開催数を統一すればいい。それで選手の全体数は間に合う
選手を増やすのはまあ別にいいけど、まず自己都合の途中帰郷に罰則設けろよ。負け戦だから走りませんがまかり通るのがおかしい
ルールは改定するのはいいが レース全体のレベルが下がってしまっては意味がない
勝率2点台の選手は流石に辞めて貰った方がいいような。田中博子とか森田梨湖とかネタ枠だもん
そしたら女子戦と新鋭戦の勝率を何点か引いて算出してよ
マイケル田代残しててほしかったなぁ。緩和前に引退させられた人かわいそ
強く共感したのは「プロである以上一定の実力は伴ってなければならない」という口コミ。
ボートレーサーという職業の平均年収は約1900万円。その恵まれた収入を手にするため、それなりの働きが求められるのは当たり前です。
ここ最近は特に、見た目しか注目されない女子レーサーがやたら目につきます。そんな選手を見ていると「可愛い写真はいいから練習しろよ」って感じることもしばしば…
愚痴や不満ばかりになってしまい申し訳ありません。