2023年10月29日、約2年ぶりとなったSG競争において、自身初となるボートレースダービー覇者となった。
峰竜太はボート界に欠かせない存在。
出場停止で峰不在となってる間、遠藤エミの女子史上初SG制覇をはじめ、原田幸哉が制したSGオールスターなど、競艇ファンが熱くなる出来事は沢山ありました。
ただ、何かが足りないんです。おそらくそれは「峰竜太」であり、自分では気づかないだけで峰ロスに陥っていたような…。
「いやいや、峰竜太なんてもう戻って来なくていい」
もちろん、そういった意見も沢山あるでしょうが、艇界No.1がいない状態で1位を決めるのは虚しくないですか?選手もファンも”真のNo.1”を求めていると思うので、過去の過ちは一旦保留してあげてください。
そこで今回は、峰竜太の凄さを改めて理解してもらうため、競艇史に残る記録をまとめておきます。これを見ればスーパースターであることを再認識するはず!
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峰竜太が艇界のスーパースターである証拠
それでは早速、峰竜太がこれまでに残した輝かしい記録を紹介します。
デビュー2年目にして最高峰のSG初出場
いくら実力のあるボートレーサーでも、SGに出場するまで5~10年ほどの期間を要します。
そんな中、峰竜太はデビュー2年目、若干22歳の若さで第34回笹川賞(オールスター)に初出場を果たす快挙。また、初日の6Rに出走し、4コース(3号艇)からまくり差しでSG初勝利を飾っています。
この頃から成績は上昇していき、2009年には自己最多となる7勝を記録。勝率も7点台に乗せ、れっきとしたトップレーサーの仲間入りを果たします。
- 2004年:勝率3.96(0勝)
- 2005年:勝率5.06(1勝)
- 2006年:勝率6.38(2勝)
- 2007年:勝率6.62(3勝)
- 2008年:勝率6.66(4勝)
- 2009年:勝率7.48(7勝)
ご覧の通り、ルーキーとは思えない好成績。峰竜太のスター街道はデビュー直後から始まっていたのです。
6年連続で勝率1位(2015~2021)
年度 | 勝率(順位) | 1着率(順位) | 2連対率(順位) |
---|---|---|---|
2015 | 8.59(1位) | 48.23(1位) | 73.76(1位) |
2016 | 8.07(1位) | 42.15(3位) | 63.22(6位) |
2017 | 8.36(1位) | 37.80(5位) | 58.66(12位) |
2018 | 8.25(1位) | 38.91(5位) | 61.87(5位) |
2019 | 8.74(1位) | 47.11(2位) | 69.01(2位) |
2020 | 8.71(1位) | 48.38(1位) | 71.12(1位) |
2021 | 8.62(1位) | 41.26(5位) | 64.57(4位) |
競艇の勝率とは、各選手の成績を点数で表したもの。
上記の計算方法によって算出され、年に1回行われる「級別審査」などの参考データとして活用されます。
難しい話はこの辺にして、勝率は「ボートレーサーの強さを映し出した数値」といっても過言ではありません。よって、峰竜太の6年連続1位は、6年No.1レーサーと言い換えることも。
ちなみに、8点台の勝率を6年も継続した選手は、過去20年のデータを見る限り峰竜太1人。それほど凄い記録であり、超える選手は現れないかもしれません。
ファン投票の得票数5年連続1位(SGオールスター)
年度 | 得票数(順位) | 結果 |
---|---|---|
2017年 | 16,238票(1位) | 予選敗退 |
2018年 | 14,383票(1位) | 準優敗退 |
2019年 | 28,420票(1位) | 優出3着 |
2020年 | 22,459票(1位) | 準優敗退 |
2021年 | 34,968票(1位) | 優勝 |
毎年開催されるボートレースの祭典「SGオールスター」。
前年の覇者やグランプリ優勝戦出場者、当年のクラシック優勝者などを除き、出場する選手を”ファン投票”によって決めるレース。言わば「その年の人気レーサーNo.1」を決める戦い。
そのレースにおいて、峰竜太は2017年から5年連続で得票数1位を獲得。さらに遡ると、1位ではないものの11年連続でオールスターに選出されています。
これを艇界のスーパースターと呼ばずなんと呼べば良いのか?
2022年度は出場停止処分となって途中から除外となったものの、そのまま投票されていたらおそらく1位だったでしょう。
それほど峰竜太というボートレーサーは強く、舟券から外せない存在なのです。
MVP含む史上初の5冠達成!
グランプリ覇者となって1億円の賞金を手にした2021年。この年、ボートレース界で最も活躍した選手に贈られる「最優秀選手(MVP)」含む、史上初の5冠を達成!
- 最優秀選手
- 賞金王(2億5,302万円)
- 最高勝率(勝率8.71)
- 最多勝利数(134回)
- 記者大賞
上記1つ獲得するだけでも凄いのに、峰選手は同時に5つも成し遂げてしまう剛腕。
実際、2020年度の峰竜太は恐ろしく強く、優勝回数はなんと14回。A1級のトップレーサーでも彼の勢いを止めることはできず、出場する全てのレースで勝っていたように思えます。
2021年の優秀選手は「瓜生選手」に受け渡しましたが、グランプリ優勝戦の転覆さえなければ2年連続で選ばれていたはず。
紹介したこと以外にも、輝かしい功績はめちゃくちゃあります。要するに…
峰竜太は艇界No.1レーサーであり、この業界になくてはならない存在ということ。彼がどんなに嫌われようが、それだけは紛れもない事実です。
通算100勝&全24場制覇
2023年10月29日、蒲郡で開催された「ボートレースダービー」を制し、デビュー通算100度目の優勝(史上24人目)、さらに24場制覇(史上27人目)を達成しました。
いずれもごく僅かなレーサーしか辿り着けない記録。40歳前にして到達するあたり、さすがとしか言いようがありません。
競艇史に残る不名誉な記録
良いことばかりでなく、峰竜太のダークな部分も紹介しておこうと思います。
ただ、これからの活躍を邪魔したくないので、あくまで”過去のこと”だと認識したうえでご覧ください。
グランプリ優勝戦で史上最高額となる返還
今となっては伝説となった2021年グランプリの優勝戦。賞金ランキング1位でグランプリ3日目からの出場となります。
1号艇として出場した1走目は、他艇を寄せ付けない鮮やかなイン逃げを決めます。そして、4,5日目も不利な外側のコースから2着に入り、優勝戦は絶好の1号艇をゲット。
ちなみに、2021年は優勝8回、勝率8.62と無類の強さを発揮。オッズを見れば分かる通り、ほぼ全ての競艇ファンが峰の1着を予想していました。
1号艇の峰選手を軸にした買い目は「2-1-345」を除き全て万舟といったオッズ。イン逃げがいかに人気あったのか一目瞭然。
しかも、コンマ07の好スタートを切り、通常であれば順当に決まっていたはずですが…
結果的に2艇のみしかゴールすることができず、3連単は不成立となってしまいます。
不成立となった舟券は返還となりますが、4,5号艇以外を含めていた舟券は96.18%。実際に投票されていた売上は42億7752万円以上だったので、返還額は史上ワーストとなる「41億1426万3700円」。
その原因は明らかに峰選手だったこともあり、翌日に自信のSNSで謝罪しています。
今年1番のレースをぶち壊してしまい、たくさんの人に迷惑をかけてしまいました。
— 峰竜太 (@ryuta4320) December 20, 2021
本当に申し訳ありませんでした。
丸一日、いろんな事を考えました。
たくさんの批判も受けました。
でもその何十倍もの応援メッセージをいただきました。
そんなファンのためにも、もう一度賞金王になるまで頑張ります。
年末最後の”厚張り”が全返還となってムカついたのは事実。でも、今思えば全力で勝ちいった結果である以上、仕方のないことだと感じています。
アンチの数もボートレーサーNo.1
人気者の宿命というべきか…。「好き嫌い.com」が実施しているアンケートでは、圧倒的に”嫌い”の割合が多い状況。
直接的な原因は分かりませんが、おそらく以下の行いが反感を買ったのでしょう。
- 41億円返還を引き起こした転覆
- レースそっちのけでゲーム配信
- 競艇予想屋との怪しい関わり
- 否定的なツイートは全て削除
はたして、出場停止明けとなる復帰戦(2022年6月30日)以降、峰竜太は人気絶頂の頃に戻れるのか?私は全力で応援したいと思ってますが、全員がそうなるとは限らないかも。
どちらにしても、以前のように圧倒的な強さを発揮してもらい、艇界のスーパースターを世間にアピールしてほしいですね。
現在は「ボートレーサー1位の嫌われ者」です。
しかし、嫌いと言っている競艇ファンの中には”今の峰が嫌い”というだけで、昔の峰は大好きだった人も多いはず。
そういった人を振り向かせるためにも、今後のさらなる活躍を期待しておきましょう!
まとめ:峰竜太はレジェンド級の実力
競艇界の”レジェンド”と呼ばれるボートレーサーが時代ごとに誕生しています。
- 彦坂郁雄:優勝回数179回(歴代最多)
- 北原友次:通算勝利数3,417勝(歴代最多)
- 今村豊 :オールスター出場35回(歴代最多)
- 野中和夫:最高勝率9.53(歴代最高)
- 松井繁 :生涯獲得賞金約40億円(歴代最多)
それぞれの選手が活躍した時代も違うし、戦ってきた相手も違うことから、No.1を選ぶことはできません。ただ、ひとつだけ言えるのは、どの選手も類を見ないほどめちゃくちゃ強いこと。
そのうえで、峰竜太の旋回力などこれまでの実績は、レジェンドたちと同等なのでは?個人的にはそう感じています。
今後の活躍次第では史上No.1になれる可能性は十分ありますし、同じ時代を生きる1人のファンとして、そうなってくれることを願っています!
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