ほぼ全てのボートレーサーが目標に掲げるSG・G1タイトル。そんな中、成績はトップクラスなのにG2以上のグレードレースを断り続けている選手がいます。
その名は「中辻崇人(なかつじたかひと)」。
デビュー通算2000勝、さらに全24制覇も達成しながら、記念開催には出場しない影の実力派レーサーです。
そうした活動内容から”一般戦の鬼”と呼ばれていますが、そもそもどんな人物なのか?また、なぜ斡旋拒否を続けるのか?など、あまり語られない素性を掘り下げていきます。
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中辻崇人とは?
中辻崇人は福岡県出身、福岡支部に所属するボートレーサー。
同じ名字の「中辻博訓(なかつじひろのり)」という選手もいますが、博訓は福井県出身。ネットで見かける”兄弟・親戚”といった情報はあくまで噂です。
中辻崇人の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 中辻崇人(なかつじたかひと) |
登録番号 | 3876(79期) |
生年月日 | 1977年2月21日 |
身長/体重 | 158cm/54kg |
出身/所属 | 福岡県/福岡支部 |
デビュー日 | 1996年12月 |
中辻崇人の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
競艇選手になったきっかけは?
きっかけについては公に語られていません。インタビューを受けている記事や動画は見つからず、学生時代のエピソード等も発見できず。
同期(79期)の注目選手
79期の現役レーサーは23名(24年9月時点)。
最も実績を残しているのは、2007年グランプリ優勝などSG4勝の「吉川元浩」。現在もなお、バリバリのSGレーサーとして上位層で活躍中です。
その他、2023年10月の福岡周年で2度目のG1制覇を達成した山本寛久や、2002年・2011年の芦屋周年を制している岩崎正哉。
そして、コアなファンを多く抱えるアウト屋のレジェンド「阿波勝哉」。また、元アウト屋の澤大介など、人気と実力を兼ね備えた”個性派レーサー”が数多く在籍しています。
師匠は不明。弟子は松尾昂明・中川りな
中辻崇人の弟子は、同じ福岡支部に所属する「松尾昂明(100期)・中川りな(112期)」の2人。
松尾昂明は2012年の新鋭王座決定戦(ヤングダービー)でG1初優勝。同年のクラシックでもSG初出場&初1着を達成しています。
2人目の弟子は美人レーサーで知られる中川りな。2020年4月に一般男性と結婚し、2022年9月~2024年1月まで産休入り。ブランクが1年4ヵ月もあった中、全盛期と変わらぬ強さを発揮中!
師匠はいるかも?だけど、関連する情報は確認できず。
中辻崇人の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2013年 | 33,990,000円 | 70位 |
2014年 | 28,990,000円 | 122位 |
2015年 | 32,780,000円 | 79位 |
2016年 | 29,870,000円 | 99位 |
2017年 | 31,170,000円 | 120位 |
2018年 | 35,400,000円 | 89位 |
2019年 | 28,020,000円 | 218位 |
2020年 | 28,500,000円 | 222位 |
2021年 | 31,530,000円 | 167位 |
2022年 | 27,970,000円 | 265位 |
2023年 | 39,900,000円 | 98位 |
中辻崇人が稼いだ獲得賞金一覧です。
ご覧の通り、10年以上に渡って年収3,000万円前後を推移。成績が左右するとは思えないほどの安定感を魅せています。
後ほど詳しく解説しますが、賞金はほぼ全て「一般戦・G3」のみで獲得したもの。
2024年9月現在の賞金ランキングは57位。ひょっとしたら、2012年ぶりのGPシリーズに選出されるかも。
中辻崇人が斡旋拒否する理由
中辻崇人が記念戦線から姿を消したのは、2022年3月の下関周年 「G1競帝王決定戦」。一流の腕を持ちながらなぜ斡旋拒否を続けるのか?
結論から話すと、本人やマスコミの取材で斡旋拒否の理由は明かしていません。
正式理由は「家事都合等辞退期間中」
SG・G1の出場選手が公式発表される際、中辻崇人の選出除外理由は「家事都合等辞退期間中のため」と表記されます。
斡旋を自ら取り消すことは正式な手続きなのでペナルティはなし。また、家事都合等の解釈は広く、一概に”これ”と断定することはできません。
- 身内の不幸
- 家族の急病
- 自身の体調不良
- 出産による産休
- 出場停止処分
- その他、個人的な都合など
ちなみに、家事都合等辞退期間中のための選出除外が毎年のように多数出るのが、年末に開催されるクイーンズクライマックスのシリーズ戦(G3)。
2023年の第12回大会では、シリーズ戦選出の15人が斡旋を辞退。高額賞金を手にできる本戦(PG1)ならまだしも、大みそにG3程度のレースを受けたくない…というのが本音でしょう。
地元の大会でない限り、誰だって年末はゆっくりしたいよねw
斡旋拒否した主なレース
年 | レース名 | 選出理由 |
---|---|---|
2022 | PG1マスターズチャンピオン | 勝率6.86 |
2023 | PG1マスターズチャンピオン | 勝率6.76 |
2024 | SGクラシック | 一般戦V7 |
2024 | PG1マスターズチャンピオン | 対象レースV |
2024 | SGダービー | 勝率7.93 |
中辻崇人が「家事都合等辞退期間中」の理由で辞退した直近のグレード開催。
PG1マスターズチャンピオンは3年連続で斡旋を拒否。2024年10月のSGダービーは選出順位1位(勝率7.93)でしたが、具体的な理由をしないまま見送っています。
いろんな理由が推測される
G2以上の開催に出なくなった理由については、ネット上でもいろんな説が囁かれています。
中には競走会や競艇場とのトラブルを指摘する声も。しかし、仮にその説が正しければ、今ほど一般戦の斡旋にも影響が出ているはず。となると、ネガティブなことではないような…
例えばこんな理由↓
- メンバーの薄い一般戦とG3に絞って賞金を稼ぎたい
- 重賞レースで勝率を落としたくない
- 是が非でもA1級の維持したい
- 後輩たちにチャンスを譲りたい
SG・G1の魅力といえば、一般戦とは比較できない高額賞金を稼げるところ。ただその一方で、結果を残せず勝率が低下、さらにはA1級から降格する選手も少なくありません。
真相は分からないにせよ、ベテランになると”重賞制覇以外”に目標を選手もいますし、斡旋拒否するだけの信念を持っているのでしょう。
中辻崇人のように記念を走らないA1選手はいる?
記念の出場資格を持っていながら、斡旋拒否する現役レーサーは(探した限り)他にいませんでした。しかし「積極的に参戦しない」という選手は少なからずいます。
SG・G1を走らない競艇選手として名前が挙がるのは、漫画「モンキーターン」の蒲生秀隆モデルで、1999年のダービー覇者「山室展弘」。
それともう一人、勝率7点台ながら出場するほぼ全てのレースが一般戦だった「松田大志郎」。
いずれもSG・G1を拒絶している訳ではありません。出場しなかった時期があるだけで、意図的に辞退している中辻崇人とは大きく違います。
目の前に落ちている大金を拾おうとしない中辻崇人。本当の理由をガチで知りたい…
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中辻崇人の結婚・嫁・趣味など
メディア出演もなければSNSもやっていないので、プライベートは謎に包まれた選手。はたしてどんな私生活を送っているのか?
趣味はDIY(日曜大工)
以前、優勝インタビューでプライベートの質問をされた際、中辻崇人の口から激レアの情報が語られました。
家に帰ってDIY(日曜大工)がしたい
お酒は好きだけど弱いのであまり飲めない
これだけでもかなり貴重な発言(笑)
中辻崇人は結婚してる?家族は?
世間一般でいう適齢期に結婚していれば、それなりに大きいお子さんがいてもおかしくない年齢。なのですが…
結婚や嫁、子供についての情報は一切なし。さらに、出身地や現在の住まいも不明であり、知名度のあるベテラン選手としては珍しい存在です。
そんな中、唯一の手掛かりとなるのが趣味の日曜大工。
DIYって一戸建ての所帯持ちの人がやってるイメージ。その偏見が正しければ既婚者で、奥さん・子供と過ごす日常があるのでは?まぁ、全て私の憶測ですけどw
中辻崇人の強さが分かる実績
1996年11月に福岡でデビューし、2001年前期からA級をキープ。現在は一般戦を主戦場としていますが、G1優勝の実績もあるトップレーサーです。
2000年5月の丸亀で初優勝
デビュー丸2年が経った1998年12月の鳴門。初日から3連勝の活躍でデビュー初優出(6着)を果たします。
その後は予選突破する回数も増えていき、待望の初優勝は2000年5月の丸亀。
小さい着でまとめて準優へ駒を進め、6コースから展開をついて優出。優勝戦は大きく進入が乱れる中、好スタートを決めて豪快なまくりで1着。
デビュー3年6ヵ月にして悲願の初優勝を成し遂げました。
2012年の唐津周年でG1初制覇
初優勝後も勝率を伸ばしていき、G1初出場となった2002年2月のG1九州地区選手権。節間オール3連対の好成績でG1初優出(3着)を達成します。
初のG1タイトルに届いたのが、2012年9月の芦屋G1開設記念。
予選で3勝をマークすると、準優は4コースからまくり差しで1着。そして、優勝戦も鋭いまくり差しを入れて勝利し、嬉しいG1初優勝の水神祭を飾りました。
中辻崇人のSG戦績
開催年/場 | SG競争 | 結果 |
---|---|---|
2006年/平和島 | クラシック | 予選敗退 |
2012年/戸田 | クラシック | 予選敗退 |
2012年/児島 | チャレンジC | 準優5着 |
2012年/住之江 | GPシリーズ | 準優5着 |
2013年/平和島 | クラシック | 予選敗退 |
2013年/常滑 | グラチャン | 準優3着 |
2013年/若松 | オーシャンC | 予選敗退 |
2018年/浜名湖 | クラシック | 予選敗退 |
これまで7つのSG競争に出場し、準優出3回・優出0回。目立った実績は残せていませんが、全ての大会で1着1回以上の成績を残しています。
通算2000勝達成(23年10月)
2023年10月21日、芦屋の初日第5レースでイン逃げを成功させて1着。この勝利で史上177人目となるデビュー通算2000勝に到達しました。
勝利者インタビューでは「何とも思わないです」とあまり喜んでいない様子。実は、通算1999勝で迎えた前節の平和島優勝戦において、イン逃げできず”優勝&2000勝”を挙げられなかった悔しさがあったそうです。
24場制覇達成(24年4月)
2024年4月、2000勝達成に続き歴史に残る偉業を成し遂げます。
ここまで優出10回で優勝ゼロ。最も相性の悪かった常滑ですが、4日間の短期決戦をオール2連対で走り切り、優勝戦も難なく逃げ切って1着。
7戦6勝の準パーフェクトVで優勝を飾り、長い競艇史において(当時)35人しか成し得ていない「全24場制覇」を達成しました。
おかげさまで24場優勝することができました。目標にしていたことなので非常に嬉しいです。これからは怪我なく、末永くボートレーサーをやっていけるように頑張ります。
優勝してもあまり喜ぶ姿を見せない選手ですが、24場制覇はよっぽど嬉しかったのかもしれませんね。
伸び重視のモーター調整
中辻崇人のモーター調整は「伸び」を追求するスタイル。出足を多少犠牲にしても伸び足にこだわって仕上げています。
ただ、アウト屋ではないので、進入コースの偏りはないうえ、チルトを極端に上げることもありません。
舟券予想の参考になる情報をひとつだけ。
「伸びが良くて、回り足もしっかりしている」というコメントなら絶好調と考えていい
本人がそう話していたので、番組表で見かけたらコメントの確認は必須!特に穴党ファンの方々は、外枠の中辻にご注意くださいw
コメントお待ちしてます!