2024年6月14日、宮島開催のG1チャンピオンカップにおいて、絶好枠からイン逃げを決めて優勝。昨年GPシリーズ以来、通算44回目のVを飾った。
また、優勝賞金1200万円を手にし、賞金ランキングを76位から20位付近まで大きくランクアップ。
2023年グランプリシリーズにおいて、2コースから直まくりを決めて優勝。昨年のチャレンジカップ以来となる3度目のSG制覇を達成した。
やまと競艇時代から素質の高さが注目された「深谷知博」。
デビュー戦でいきなり初勝利の水神祭を達成。その後も順調にキャリアを重ね、層の厚い静岡支部において世代を代表するトップレーサーに。
プライベートでは艇界屈指の美人レーサー「鎌倉涼」と結婚。2人の子宝にも恵まれ、公私ともに順風満帆なのは間違いなし。ただ、意外と語られていない情報も多いので…
深谷知博というボートレーサーについて深掘りしていきます。
デビューから現在までの競争実績をはじめ、嫁との馴れ初めや自宅・趣味など、最後まで読めばほぼ全て理解できるはず!
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深谷知博とは?
深谷知博は静岡県掛川市出身、静岡支部のボートレーサー。
最終学歴は「磐西」の通称がある県立磐田西高校。地元ではゆかりの著名人が委嘱される「輝くかけがわ応援大使」としても活動しています。
深谷知博の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 深谷知博(ふかやともひろ) |
登録番号 | 4524(103期) |
生年月日 | 1988年4月1日 |
身長/体重 | 164cm/53kg |
出身/所属 | 静岡県/静岡支部 |
デビュー日 | 2008年11月15日 |
深谷知博の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページをご確認ください。
競艇選手を目指したきっかけ
磐田西高校時代は全国クラスの強さを持つ剣道部に所属。そして、同じ部活の12年先輩として活躍していたのが、双子の女子レーサー「池田明美・浩美」なんです。
在学中はインターハイ個人で優勝、準優勝を競り合ったこともある池田姉妹。もちろん、深谷自身も2人のことは知っており、競艇を意識する最初のきっかけだったと話してます。
明美は2020年に引退して山口で動物の保護活動に従事。浩美は2023年も現役を続けています。
決意に至った浜名湖のペアボート
実際のスピードを体感したいと参加したのが、浜名湖競艇場のペアボート試乗会。
今まで経験したことのない迫力に大きな衝撃を受け、ボートレーサーへのチャレンジを決意するきっかけに。高校時代の剣道部で果たせなかった日本一の夢を目指す第一歩でもありました。
やまと競艇学校の成績
深谷知博は19歳の秋に養成所試験合格を果たし、103期生としてやまと競艇学校に入所。
リーグ戦勝率は同期1位の8.23。卒業記念競走は惜しくも準優勝に敗れますが、優出5回・優勝2回という実質No.1の好成績で卒業します。
養成所の訓練については以下のように後に語っています。
高校時代の剣道部は合宿や団体行動が多くて上下関係も厳しかった。そこで精神面を鍛えられたので、競艇学校の生活はあまり苦じゃなかった
同期(103期)主な選手
103期の同期生には、深谷知博を含めてA1級選手が11人(2023年10月現在)。
養成所チャンプの古澤光紀や、2022年にG1初優勝を果たした渡邉和将など、ゆくゆくははSGで活躍が期待される実力者が多数。
さらに、トップクラスの人気者「小野生奈」も苦楽を共にした1人。また、小野生奈と結婚したのは同じく103期の北山康介。詳しくは以下の記事で紹介しています。
深谷以外はSGで実績を残せていませんが、何かと話題を提供してくれる期ですw
師匠は服部幸男、弟子は杉山喜一
深谷知博の師匠は、同じ静岡支部64期の「服部幸男」。
21歳でSG初優勝というボートレース史上最年少記録を持つ名選手であり、デビューから30年以上経った今でも現役バリバリで活躍中です。
服部幸男といえば「まくり差し」の名手。1992年のダービー、1997年の賞金王決定戦も6コースからのまくり差し優勝を飾っています。
師弟関係については、デビュー当時から会話する機会は少なかったらしく、それ以上の情報は確認できず。
弟子は125期の「杉山喜一」。
現時点で優勝実績はないものの、2022年頃から勝率上昇中。このまま経験を積んでいけば、師匠譲りの”まくり差し”で水神祭を迎える日はそう遠くないでしょう。
弟子入りした経緯は不明ですが、日頃から2人の仲はかなり良さげ!杉山喜一のSNSには師匠の姿が度々登場しています。
深谷知博の嫁・交友関係・年収など
ご存じの通り、深谷知博の嫁さんは「鎌倉涼」。結婚に至るまでの馴れ初め、夫婦生活や家族構成を深掘り。
また、ネットでよく勘違いされる同姓同名アスリートとの関係性や、気になる年収などもまとめて解説します。
2016年に美人レーサー「鎌倉涼」と結婚
2016年3月1日、大阪支部の人気女子レーサー「鎌倉涼」との結婚を発表。同年6月に沖縄の宮古島で挙式を行いました。
2人が初めて出会ったのはスター候補生の集まり。それから互いに惹かれ合って交際に発展し、2年以上の時を経て結ばれたそうです。
以下は結婚して間もない時のインタビュー映像。
(深谷)選手としてレースに対する姿勢とか尊敬できる部分があり、そういうところから惹かれていった。
斡旋の都合で一緒にいれる時間があまりなかった。2ヵ月会わないとか普通だったし、結婚してからの方が2人の時間は多い。
プロポーズは自分から言った。でも、それとなくだったような(笑)
年齢は深谷が1つ上ですが、選手としては鎌倉が3期先輩です。
競輪選手「深谷知広」とは仲良し
競艇ファンにとっての「ふかやともひろ」は深谷知博ですが、競輪界にも同姓同名の「深谷知広」という人気選手が現役で活躍中。
G1優勝2回を挙げ、ナショナルチームでもアジア大会でメダル獲得の実績があるS級レーサー。ここ最近もG2共同通信杯を制するなど絶好調です。
深谷知広🚲と深谷知博🚤です😆✨
— 深谷知広 (@tmhrfky) April 1, 2021
お互いの業界や自身のキャリア論について深く語り合う良い時間になりました!
同じ静岡県民として一緒に何か行動を起こしたいな🍵🗻@boatrace4524 pic.twitter.com/b0kKxJvjDJ
2021年から住まいが近くなったことで仲が一層深まった様子。深谷知広のX(旧ツイッター)では笑顔のツーショットなども投稿されています。
地元企業とのコラボで地域貢献
2023年2月、はとこが経営する「栄醤油醸造」の醤油に、SGチャレンジカップ優勝記念のオリジナルラベルを貼り付けて発売。浜名湖では即完売の大好評となりました。
夏には自身の写真とサインが入った掛川茶の茶箱、選手が履いているケブラーズボンをリサイクルして作った千社札キーホルダーも発売。
売上はNPO法人や団体の社会貢献活動に寄付しています。
深谷知博の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 98,200,000円 | 11位 |
2022年 | 114,208,000円 | 7位 |
2021年 | 54,894,000円 | 36位 |
2020年 | 101,528,333円 | 10位 |
2019年 | 39,261,500円 | 77位 |
2018年 | 43,438,800円 | 46位 |
2017年 | 28,510,000円 | 151位 |
2016年 | 33,570,000円 | 67位 |
2015年 | 31,970,000円 | 84位 |
2014年 | 37,410,000円 | 50位 |
深谷知博の年収(年別獲得賞金)は上記の通り。
2020年はSG・G1で優勝して初の1億円超え。絶好調だった2022年はさらに賞金を上積みし、自己最高のランキング7位を記録しています。
ちなみに、嫁の鎌倉涼も毎年2000万円ほどの賞金を獲得。世帯年収で考えたら恐ろしい金額に…
自宅はヤバい豪邸だと噂だけど…
「深谷知博の自宅って凄いんでしょ」といった声を見かけますが、自宅を撮影した写真は1つも発見できず。参考になる情報は一切ありません。
とはいえ、1年働くだけで豪邸を建てられてしまうほどの年収。ほぼ間違いなく、期待を裏切らない自宅である可能性は高いでしょう。
関連情報が見つかり次第、内容を更新させていただきます
深谷知博はSNSやってるの?
自身が運用しているSNSアカウントは、X(twitter)とインスタグラムの2つ。
更新頻度は低めですが、レースの反省やプロデュース商品に関する情報を発信。それぞれ投稿の内容は異なるので、気になる方はどちらもフォローしておきましょう!
デビューからSG制覇までの道のり
養成所を卒業後、浜名湖の水面で競艇選手の第一歩を踏み出した深谷知博。
これまでどのような道のりを歩んできたのか?新人として出場したデビュー戦から、競艇界の頂点に立つまでのハイライトを時系列で紹介します。
デビュー戦で初勝利(水神祭)達成
深谷知博のデビューは2008年11月15日、地元浜名湖の一般競争。
大外6コースからコンマ10のトップスタートで抜け出し、内5艇をまくって勝利。まさかの初戦で初1着の水神祭を達成したのです。
さらに、5日目にもまくり差しを決めて2勝目をマーク。底知れない大器の片鱗をファンに知らしめるデビュー節となりました。
初優勝は芦屋(2011年11月)
2節目以降も好スタートを連発する活躍を魅せ、2009年3月にはデビュー4ヵ月で優出2着と大暴れ。
その後、7月と11月のF2が響いてB2級に降格しますが、枠なり進入を解禁してからは一気に勝率上昇。2011年後期(2010年11月1日~2011年4月30日)でA級初昇格を果たします。
新人離れしたセンスを発揮する中、初優勝は2011年11月の芦屋一般戦。
準優まで1枠ゼロながら、6戦3勝の活躍で優出。優勝戦はコンマ05のトップスタートから内側を飲み込むまくり一撃。
同期では秋元哲に続く2番目の初V水神祭となりました。
浜名湖周年でG1初優勝(2014年)
2012年前期にA1級初昇格。ここから1着の数が急激に伸び、記念戦線の常連へと成長を遂げます。
待望の記念初Vは、2014年11月のG1浜名湖賞。
前検で好モーターを引く運も味方につけ、SGレーサーが多数出場する中で予選トップ通過。準優も難なく逃げ切り、絶好枠で優勝戦を迎えることに。
プレッシャーのかかるファイナル1号艇。
スロー2艇が凹んだことで、4カド桐生順平に展開が向きます。しかし、コンマ07で踏み込んだ深谷はブロックに成功し、イン先マイで勝負あり。
G1初優勝をうれしい地元記念制覇で飾りました。
大村ダービーでSG初優勝(2020年)
SG初出場となった2014年の常滑ダービー。その6年後となる2020年大村ダービーにおいて、深谷知博のレーサー人生に大変革をもたらす瞬間が訪れます。
2連対率20%台の低調機を引いてしまい、全くのノーマークだった深谷。
そんな中、1走目で2号艇から4カドに回ってまくりで勝利。6走目には得意の3コースまくり差しも決まり、自身初のSG予選1位通過。
勢いそのままに準優を勝ち上がり、優勝戦も難なくイン逃げを決めて1着。デビューから12年、悲願のSGタイトルを獲得しました。
ボートレースダービーは実力者のみが選出されるSG競争。
2022年チャレンジカップでSG2勝目
2022年は6月までに一般戦で3勝を挙げ、2度目のG2制覇となる7月の「ボートレース甲子園」も優勝。
しかし、11月時点で賞金ランキングは20位台だったため、グランプリ出場を確定させるには「SGチャレンジカップ」の優勝が必須条件でした。
初日にイン戦で1着を獲って以降、苦戦しながらもギリギリの順位で準優に進出します。
ただ、準優勝戦の枠番は6号艇。絶望的な状況と思われましたが、1周2マークで最高峰から2着争いまで浮上し、羽野直也を逆転して2着で優出。
迎えた優勝戦。準優と同じ6号艇で出走した深谷知博は、ここでもファンの度肝を抜く”まくり差し”が炸裂!
SGの大舞台で予選18位の選手が優勝してしまうとは…。お世辞抜きで凄すぎですw
この優勝で2度目のSGタイトルを獲得。賞金ランキング5位でグランプリ選出され、優出5着と悔しい結果に終わっています。
まとめ
デビュー当時から期待通りの活躍を続けている深谷知博。
35歳ながら既にSGを2度制しており、賞金ランキングで常に上位に君臨するトップレーサー。それだけに留まらず、美人レーサー「鎌倉涼」を我々ファンから奪ったイケメン男。
遥かに想定を超えているので、嫉妬はせず純粋に応援するつもりですw
この先、3度目のSG優勝は達成できるのか?はたまた、グランプリ制覇&賞金王に輝ける日は来るのか?その日が来たら改めて報告させてもらいます。
コメントお待ちしてます!