2024年6月開催のSGグランドチャンピオン。予選トップ通過で1号艇を獲得するも、西村拓也のまくり差しに屈して無念の4着。
2度目のグラチャン制覇は来年以降に持ち越しとなった。
”濃く行きます”でお馴染みのイケオジレーサー「徳増秀樹」。
艇界に欠かせないトップレーサーの1人ですが、SGを獲ったのはデビュー26年目。定松勇樹のように5年ほどで優勝する選手もいる中、実績面でいえば苦労人といって良いでしょう。
そんな徳増秀樹について、SG・G1の実績をはじめ、あまり語られない結婚・嫁・デビューのきっかけなど、余すことなく解説していきます。
本題の前に一つだけ…
20ちかく年齢差はありますが、徳増秀樹と俳優「役所広司」って似てませんか?以上です。
本物の予想をお探しなら…
「エンカウント」は試すべき。
直近2ヵ月の無料予想は的中率47%・回収率196%。これほど優秀な予想サイトは極めて稀です。
- 検証数:57レース
- 的中数:27レース
- 的中率:47.3%
- 投資額:570,000円
- 払戻金:1,119,400円
- 回収率:196.3%
上記実績は無料予想のみ。舟券代以外の費用は一切掛かりません。
徳増秀樹とは?
徳増秀樹は静岡県浜松市村櫛町出身、静岡支部75期のボートレーサー。
75期として本栖研修所へ入所。1994年11月に浜名湖でデビューし、1997年8月の津で初優勝。その後、10年以上が経過した2010年3月の地元周年でG1初優勝、2020年グランドチャンピオンでSG初優勝を達成。
徳増秀樹の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 徳増秀樹(とくますひでき) |
登録番号 | 3744(75期) |
生年月日 | 1974年11月29日 |
身長/体重 | 166㎝/55㎏ |
出身/所属 | 静岡県/静岡支部 |
デビュー日 | 1994年11月 |
徳増秀樹の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
競艇選手になったきっかけ
進路に悩んでいた高校2年生の時、父親から競艇選手を勧められたことがボートレーサーを志すきっかけだと話しています。
実際にその会話が行われたのは、子供の頃からよく遊んでいた八柱神社。その場所で秋祭りがあった際、たまたま父と話をする機会があり、進路を何も決めていない息子に…
何もないならボートの選手やったらどうだ?
それって稼げるの?(稼げる)じゃあやるわ。
というのがレーサーを目指すきっかけになったそうです。
競艇界に導いてくれた徳増父ですが、普段は遊びまわっててほぼ家にいなかったらしい。競艇ファンだったのは間違いないでしょうねw
生まれ故郷「村櫛町」のヒーロー
2500人程度しかいない静岡県の村櫛町(むらくし)で育った徳増秀樹は、町民たちから「村櫛町のヒーロー」と呼ばれていました。
そんな幼い頃からお世話になった町や人に対して…
嬉しいっていうか励みになる。1人でやってるんじゃないとひしひし感じる。ほんと家族みたいな人たち。
徳増にとってかけがえのない場所。たまにしか帰れないそうですが、故郷への愛が強さの原動力になっているのかもしれません。
同期(75期)の注目選手
75期の養成所チャンプは2023年6月26日に引退した「宮田政勝」。
徳増に次いで実績を残している現役選手は、2022年マスターズチャンピオンでG1初制覇を果たした「上平真二」と、3度のG1V&SG優出経験もある「林美憲」の2人。
その他、弟子”竹井奈美”と師弟婚で話題になった「桂林寛」、同期最速でビッグタイトルを手にした「高濱芳久」も一般戦を中心に活躍中です。
永遠のライバルは「今坂勝広」
徳増秀樹がライバルと語るのは、最前線で共に切磋琢磨してきた同期「今坂勝広」。
通算優勝回数61回、生涯獲得賞金7憶5,000万円超えの名選手ですが、2016年某日、胃がんにより40歳という若さでこの世を去っています。
そんな今坂勝広こそ、徳増にとって唯一無二の親友、そして”永遠のライバル”と呼べる存在。
今坂が天国に旅立った2016年8月のお盆開催。10戦7勝と圧巻の強さでVを飾り、優勝インタビューで涙ながらにこう話しました。
今ちゃん、やったよ。
僕がずっとライバルだと思っていたのは同期の今坂勝広。本当に負けたくないなと思ってぶっとやってきました。天国から笑われないように、何やってんだと言われないようにやってるとこです。
いつ何時でも本気で立ち向かっている姿勢は、盟友「今坂勝広」に対する意思表示なのかもしれません。
師匠は39期本栖チャンプ「牧野俊英」
ボートレースコラムニスト”チムリー”さんのブログによると、徳増秀樹の師匠は「牧野俊英」元選手。39期の養成所チャンプに輝いた実績があり、浜名湖で解説者を務めていたらしい。
ただし、本人および関係者による情報ではないため、牧野俊英と師弟関係を結んでいた確証はありません。
弟子は静岡支部98期「藤田靖弘」
徳増秀樹の弟子は、同じ静岡支部に所属する98期レーサー「藤田靖弘(ふじたやすひろ)」。
デビュー1ヵ月で水神祭を挙げ注目を集め、初V達成は2010年9月。翌年にはG1初出場を果たしますが、思ったような成績を残せず現在に至ります。
スター候補選手に選ばれた2012年、師匠について以下のコメントを残しています。
憧れは徳増秀樹選手。師匠で人間的にすばらしく、尊敬できるから。
藤田靖弘はまだまだこれからの世代。まずはA1級を定着させ、大きな舞台で活躍する未来に期待しましょう!
「濃く行きます」の誕生秘話
インタビュー時の”濃く行きます”が生まれたのは2017年前後。
白井英治と他選手の勝利者インタビューを見てた際、ファンへの一言ってところで「なんかフレーズあるといいよね」と。そこで白井から言われたのが…
徳さんはもう濃く行きますで良いっすよ!
この一言がきっかけとなり、次の斡旋から取り入れるように。今ではファンの間で欠かせないフレーズとなっています。
徳増秀樹の結婚・妻・子供・愛車など
全くとして語られない徳増秀樹のプライベートを深掘りしていきます。
徳増秀樹は結婚してる?嫁は?
「徳増秀樹の嫁は徳増宏美」という情報を見かけましたが、徳増宏美の旦那は「徳増富士雄(43期)」さん。名字が同じ名だけで、血縁関係は一切ありません。
徳増秀樹の奥さんは一般人であり、それを裏付ける証拠を同支部の後輩「長嶋万記」が明かしています。
以下は公式ブログ「長嶋万記のバードアイ」で紹介された一部。
徳増秀樹さんの奥さんは、サプリメント扱ったり、お肌のエステのお仕事をされていて、最近私もお世話になっている。エステ中、徳増さんが淹れたコーヒーを持ってきてくださり、いろいろレースの話をした。
奥さんの顔だしはしてないけど、イケメン&大金持ちを射止めた女性。ほぼ間違いなく美人さんのはず。
子供もボートレーサーなの?
上記に説明した「徳増富士雄」さんをお父さんと思い、その繫がりで”富士雄2世”だと勘違いしている人が若干いる模様。
しかし、そんな事実はなく、ボート界に姻戚関係者は1人もいません。
愛車はシボレーコルベットC8(推定2000万円)
さすが金持ち!と言わんばかりの超高級外車を所有しています。
その愛車とは、アメリカが誇る自動車ブランド「シボレー」のコンベットC8。同じグレード・年式の価格を調べたら、推定2,000万円ほどのスーパーカーでした。
コロナ禍の真っただ中ということもあって、部品不足などで納車までに1年ちょっと待ったようです。
それにしても凄い車。イケオジの徳増選手にとてもお似合い!
ボート界にはもっとヤバめの愛車を所有する選手がいますw
徳増秀樹のSNS(インスタ)
徳増秀樹が運用しているSNSは「インスタ」のみ。
一発目の投稿2020年8月7日。更新頻度はまちまちですが、レースでは見せないプライベートショットを楽しめます。美容室で撮影した写真がやたら多いようなw
デビューから現在までの実績
1994年11月に浜名湖でデビューして以降、現在までに歩んできた道のりを時系列で紹介します。
初優勝は1997年8月の津一般戦
1995年2月の浜名湖において、デビュー3ヵ月で初勝利を飾ります。
そこから一気に勝率を上げていき、A2級として出場した1997年8月の津一般競争(納涼しぶき杯)。
ルーキーらしからぬ走りで予選を突破すると、準優も5コースから道中の抜きで1着。2コース進入となった優勝戦は、コンマ19のスタートから差してデビュー初Vを達成しました。
2010年3月、地元周年でG1初制覇
初優勝を達成して以降、怒涛の勢いで勝ち星を重ねていきます。
2003年には獲得賞金上位者が選出される「チャレンジカップ」でSG初出場を果たし、同年のグランプリシリーズでは予選通過する好成績を収めます。
その後も好調を維持し続け、2005年は7勝、2006年は8勝を挙げ最多勝選手に。そんな中、2010年3月の地元周年「G1浜名湖賞」でビッグタイトルが舞い込んできたのです。
ほぼ舟券に絡む活躍で上位通過すると、準優も難なく逃げ切りポールポジションを獲得します。
迎えた優勝戦。コンマ05のトップスタートを決めると、赤岩善生・瓜生正義らに付け入る隙を与えず完勝。
SGを何度か獲っていてもおかしく男が、デビュー15年にしてようやくG1初優勝を果たしました。
2020年グランドチャンピオンでSG初制覇
悲願達成の瞬間が訪れたのは、1994年のデビューから26年目、2020年6月に開催されたSGグランドチャンピオン。
モーター抽選で2連対率48%のエース機をゲット。機力を活かした走りで驚異的な強さを披露し、2日目の2着以外、オール1着で予選トップ通過。
準優もコンマ03のトップスタートでイン戦を押し切り、SGでは初となる優出1号艇を獲得します。
年 | SG競争 | 結果 |
---|---|---|
2009年 | オーシャンカップ | 2号艇/3着 |
2009年 | チャレンジカップ | 3号艇/6着 |
2013年 | チャレンジカップ | 3号艇/2着 |
2013年 | グランプリシリーズ | 4号艇/2着 |
2014年 | クラシック | 5号艇/6着 |
2014年 | オーシャンカップ | 3号艇/5着 |
2019年 | クラシック | 6号艇/6着 |
2019年 | グランドチャンピオン | 6号艇/4着 |
2020年 | オールスター | 2号艇/6着 |
菊地孝平・峰竜太らが外に構える中、ここに来て唯一の0台スタート。そして、1マークを”完璧”と呼ぶにふさわしいイン逃げで独走し、45歳にして初のSG優勝を成し遂げました。
優勝を決めた直後のインタビューでは…
思いがいっぱいありすぎて、本当に言葉にできないです。(初めての優出1号艇は)良い緊張感というか、もう吐きそうでした(笑)
徳増世代のファンにとって本当に嬉しいSG初V。無観客開催で現地観戦はできなかったものの、涙するほど感動させてもらいました!
今後の目標「60歳になってグランプリに出たい」
びわこ公式Youtubeに出演した際「60歳でグランプリのカッパを着たい」と口にしていました。
また、今後についても「あと30年は続けたい」と50歳を控えた時期に話しています。
選手辞めたらやることないし、乗ってるのがやっぱ一番楽しい
外見もさることながら、内面も男前すぎるボートレーサー。こうした熱い男だからこそ、老若男女問わずファンを抱えているのかもしれません。
80歳ぐらいまでの競艇人生、私も音もさせていただきますw
コメントお待ちしてます!