ファン投票23位(4,270票)で出場するも、本来の実力を発揮できず予選で姿を消す。
若松で開催されてG3オールレディース。予選は-0.5~1.0度、優勝戦のみ若松の最大角度(チルト1.5)で挑み、5コースからまくって優勝。
艇界で注目度が激上がりの「堀之内紀代子」。
圧倒的にイン有利の競技において、敢えて不利なアウトコースを選択。さらに、チルトを最大の3度まで跳ね、内側を置き去りにす”一撃まくり”をバンバン決めてしまう。
阿波勝哉のような6コース限定ではなく、レースによって進入するコース、モーター調整を変えるオールラウンダー。
ここ最近は勝率をグングン伸ばしており、デビューして以来初となる7点台に到達。このままいけば重賞制覇(G2以上)も十分あり得そうな勢いです。
そこで今回は、堀之内紀代子という女子レーサーについて、気になることを全て深掘りしていきます!
生粋の「アウト屋」は以下の記事で紹介しています。気になる方は合わせてご覧ください。
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堀之内紀代子とは?
堀之内紀代子は、岡山県倉敷市で生まれ、1999年5月13日にプロデビューした競艇選手。
84期生としてやまと学校(現ボートレーサー養成所)を卒業し、初勝利までに費やしたのは約2ヵ月。下馬評通りに活躍すると思われましたが、初優勝は約12年後の2012年1月。かなりの苦労人です。
ただ、初優勝以降の成績はうなぎ上り。現在までにG3を含む9勝を挙げるなど、A1級で輝かしい実績を残しています。
堀之内紀代子の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 堀之内紀代子(ほりのうちきよこ) |
登録番号 | 4011(84期) |
生年月日 | 1979年9月9日 |
身長/体重 | 158㎝/46㎏ |
血液型 | A型 |
出身/支部 | 岡山県/岡山支部 |
岡山県倉敷市で育ち、県立倉敷南高等学校を卒業。学生時代はスポーツに励み、水泳では県大会3位の実績を残すスポーツウーマンだったようです。
その他のプライベート情報は確認できなかったものの、幼少期から岡山県で過ごしていたと思われます。
ボートレーサーを目指すきっかけは父親
堀之内紀代子がボートレーサーを目指すきっかけは「父親に勧められてレースを観戦したこと」らしい。
本人の口から発したものではないので、この理由が事実かどうかは不明。ただ、倉敷市には「児島競艇場」があることからも、父親がボートファンである可能性は高そうw
同じ競艇選手「松村康太」と結婚(離婚済)
既に離婚済みですが、元旦那は同じ競艇選手の「松村康太」。掲示板などの情報から推測すると、2009年頃に離婚していると思われます。
2人の間に男の子が1人いることは間違いなし。親権は堀之内紀代子にあり、息子さんの写真は女子レーサーたちが投稿している「キューティーブログ」にアップしてありました。
本人曰く「私の原動力である息子です。息子の存在が、頑張る力の源です」と話しています。
ちなみに、上記写真は2017年の情報なので、現在は高校生ぐらいに成長しているはず。
趣味はロードバイク(パンダーニ推し)
ロードバイクを始めるきっかけは「体幹トレーニングの一環」。
ボートレースは左回りオンリーで、筋力が偏ってしまうのは職業病。本人も「体がゆがんでいる感じがする」と気にしていたようで、知人から「体幹が鍛えられる」と聞いてロードバイクを始めたそうです。
また、着用する者にも拘っており、特に「pandani(パンダーニ)」というブランドがお気に入り。
認知度はあまり高くないとのことですが、ボートレースで使用するヘルメットにもパンダのマークをペイントしています。
AKB48に扮したお宝画像
若い頃の「堀之内紀代子」を覚えている人は少ないでしょうが、同僚の結婚披露宴では「AKBのコスプレでダンス」などを行っていた女の子w
このころは仲間が結婚するたびに歌って踊ってましたね~。このときも選手宿舎の部屋で連日、振り付けの猛練習をしました
今の堀之内紀代子からは想像もできないお姿(笑)
それにしても、女子レーサーって私たちが思っている以上に明るい子ばかり。西山とタッグを組む「小野生奈」を筆頭に、陽キャじゃないとやっていけないのかもしれませんねw
堀之内紀代子の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 女子順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 30,277,000円 | 16位 |
2022年 | 30,544,500円 | 13位 |
2021年 | 24,678,000円 | 25位 |
2020年 | 24,302,940円 | 21位 |
2019年 | 23,706,272円 | 21位 |
これまで賞金ランキングTOP10入りは果たせていませんが、安定して20位前後をキープ。年収は2500~3000万円程度を稼いでいます。
特に2020年頃から成績も人気も上昇しているので、重賞初制覇&賞金女王に輝く日が来るかもしれません。
堀之内紀代子の水神祭一覧
堀之内紀代子の水神祭(デビュー戦・初勝利・初優勝)を紹介します。
デビュー戦は1999年5月(児島)
堀之内のデビュー戦は、地元児島で開催された一般競争。
結果は6着と残念となりましたが、最終日の1走目は6コースから2着!初勝利とはいかなかったものの、デビュー節から期待させる走りを披露しました。
初勝利は1999年7月(津)
当時、A1級として活躍していた「一色雅昭」選手がいる中、堀之内はコンマ14のトップスタート決めて初勝利を果たします。
新人レーサーの初勝利だと高配当になるケースがほとんど。しかし、2連単の配当はたったの「4,450円」。この頃からそこそこ期待されていたのでしょう。
初優勝は2012年1月(児島)
デビュー2ヵ月で初勝利を果たし、それ以降も順調に勝率を伸ばしていきます。しかし、あと一歩のところで優勝を阻止され、なかなか勝ちきれない日々。
そうした中、2010年頃から勝率が飛躍的に上昇。そして、優勝戦に進出する回数も増えていき・・
2012年1月17日、児島の一般戦(女子戦)で悲願の初優勝を成し遂げます。
また、この優勝から約2か月後の下関一般競争にて、3コース(3号艇)から再び優勝を達成!眠っていた才能が開花した瞬間といっても過言ではないでしょう。
堀之内紀代子の凄いところ3つ
ここ最近、堀之内紀代子はなぜ注目されているのか?その理由を自分なりに考察してみました。
女子初?チルト3度を操る旋回力
堀之内紀代子ほど「チルト3度」を思いのまま操る女子レーサーは初かもしれません。
「出力低減モーター」が2014年に導入されて以降、出足を重視する”チルト-0.5度”が主流に。中には最大角度で挑むアウト屋もいましたが、成績は降下していき、今では「阿波勝哉」でさえ制限しています。
そんな通例に逆らったのが堀之内紀代子。しかも、チルト3度を巧みに操り、1着を量産しているのです。
男子に比べると女子レーサーは非力なので、本来ならターン時にもっと流されても良いはず。しかし、堀之内はアワカツのような全速まくりを決めまくっていますw
おそらく、チルト3度で結果を残せるのは、女子で堀之内紀代子しかいないと思います。
ドカ遅れがほぼないスタート力
チルトを跳ねるほど出足は悪くなるので、スタートを合わせるのが難しくなるはずですが…。
堀之内紀代子にそんな常識は通用せず!
チルト3度のセッティングでどのコースから進入しても、大きく凹むことは滅多にありません。それどころか、アウトコースから0台のトップスタートを決めることも。
スタート感覚が常人離れしているうえ、仮にスリットが揃っても伸び足でまくれてしまうチルト3度。
もちろん、内側のスローでは活かしきれない調整ですが、ダッシュからスタートを踏み込めているうちは”最強”かもしれません。
敏腕のまくり屋なのにインも強い
上記データは「コース別3連対率」。
アウトコースの実績ばかり注目されていますが、イン勝率も7割を超える数値。また、3連対率に関しては95%と驚異の高さを誇っています。
さらに、2022年5月1日~10月30日までのコース別成績を確認すると、堀之内紀代子の凄さを実感できるはず。
コース | 1着数 | 1着率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1コース | 22回(33走) | 66.6% | 93.9% |
2コース | 6回(16走) | 37.5% | 75.0% |
3コース | 10回(26走) | 38.4% | 73.0% |
4コース | 8回(30走) | 26.6% | 66.6% |
5コース | 7回(23走) | 30.4% | 65.2% |
6コース | 4回(24走) | 16.6% | 45.8% |
2コースの成績だけ若干低めですが、3コース以降の1着率および連対率は驚異的!
特に「5,6コースの成績」はSGレーサー級といえる高さ。アウトコースでこれだけ信頼できる女子レーサーは他にいないような…
イン勝率がもう少し上昇すれば、SGに出場しても十分戦えるレベルだと思います。
重賞制覇を期待させるまくり動画
最後に、堀之内紀代子の真骨頂「まくり動画」を紹介します。
優出を逃すも節間全てチルト3度
2022年9月に開催された蒲郡の一般競争。このレースに出場した堀之内紀代子は、まさかの「全てチルト3度」で挑みました。
ネタバレになるので詳細な結果は伏せますが、節間の成績は1着5回、2着4回。着外となったのは3レースしかなく、堀之内紀代子の名を全国区に押し上げたレースと言えるでしょう。
一般的なセッティングならそこそこの成績といった感じ。ただ、もう一度だけ伝えますが”全てチルト3度”ですw
1号艇なのに6コースへ…それでもまくり一撃
このレースを見れば、嫌なことを忘れるほどスッキリします。
地元児島の3日目。はじめて1号艇に座るレースで、さすがに堅くイン逃げを狙うだろう…そう思ってスタート展示を見ていたら、全くとしてコース取りをする気配なしw
「6コースは私のもの」と言わんばかりに、阿波勝哉を彷彿とさせるピットアウト。
とはいえ、この番組は選抜戦。内側には池田紫乃、宇野弥生をはじめ、3コース(4号艇)には女子界トップの寺田千恵。
いくら勢いがあってもさすがにきつそう…。そう思って1着では買わずに挑みましたが・・
全艇を飲み込む一撃まくりが炸裂。
信用しなかった私がアホでした。でも、6コースに回って1着でゴールするなんて思いませんし、ヒモが順当に来るとオッズは10~20倍台。ここ最近の堀之内紀代子、マジでヤバすぎw
ビリでもおかしくない展開で大逆転勝利
びわこ開催のG3オールレディース。
2日目が終了した時点でオール1着と絶好調の堀之内紀代子。3日目1走目は大きい着に沈んでしまい、迎えた2走目。枠なりで3コース進入となりますが、珍しくコンマ35のドカ遅れ。
並みの選手なら1着は諦め、3着以内を目指す状況。
レース映像を見れば分かる通り、2周1マークまでイン逃げはほぼ確定している状態。本来であれば2着争いをする展開ですが、チルトを跳ねた伸びと旋回力で奇跡の大逆転!
もし、堀之内以外を頭で買っていたら、間違いなく家中に怒号が響いていたことでしょうw
それにしても、凄さが分かるのは動画後半にあるレース後のインタビュー内容。まくり一本ではないことを感じさせる発言です。
チルト1.5はちょっと考えてないですね。今節はピット離れも欲しいし、バランス取っていきたいんで。
インでも勝てるし、アウトでも勝てる。まさしく”万能型”のレーサーであり、今後どうなっていくのか?楽しみな選手の1人です!
まとめ
舟券を買わなくてもレースを見たくなる女子レーサー「堀之内紀代子」。
実績だけ見ればまだまだかもしれませんが、直近の活躍ぶりは艇界トップクラス。このままいけば、女子賞金女王をはじめ、遠藤エミに次ぐSG制覇も十分あり得るでしょう。
そしてなにより、毎レースどのような走りをするのか楽しみすぎる(笑)
今後も堀之内選手の動向を追いつつ、周知したい情報はその都度更新していきます。
コメントお待ちしてます!