2024年6月10日、蒲郡で開催されたG1競争(69周年記念競走)3日目において、優勝候補の大本命「新田雄史」がフライングにより賞典除外。この時点で2021年ぶりのG1制覇は消え去りました。
今節、新田が手にしたエンジンは62号機。お化けモーターといっても過言ではなく、全項目で1位の成績を残しているエース機です。
- 勝率:7.08
- 1着率:37.4%
- 2連対率:60.2%
- 3連対率:74.4%
- 優出回数:10回
- 優勝回数:3回
超強力なモーターと共に、初日から驚異的な伸びでオール連対(211)と絶好調。4走目も6号艇ながら1番人気に推され、レース本番でも内艇を飲み込む全速まくり!
人気決着かと思われた矢先、画面上には”スタート判定中”が点灯。
新田自身、そこまで踏み込まなくても上位着は獲れると感じていたはず。しかし、自分の評価以上にパワーが強すぎてフライングを切ってしまった気がします。
その証拠に、2日目の勝利者インタビューでこのように話しています。
本番でみんなが回転落ちる時でも、自分の奴は落ちてない気がします。エース機です。
(本番は4mの追い風でしたが?)絶対に入るように起こしたんですけど、あまりにもみんな来てないし、伸びていくし、ちょっと回りづらかったぐらい。
ほんと伸びる。伸びていく(笑)もう、怖い。いやぁ、もう戦出たんちゃうかと思って…
おそらく、普段のモーターと違い過ぎて、攻める気はないのに線を超えてしまったのでしょう。
正直、お化けモーターに乗る新田雄史と、低調機ながら得点率上位「峰竜太」の戦いをもう少し見たかったですけどね。
終わったことを言っても仕方ないですし、賞典レースには出れなくてもエース機に変わりはなし。強い走りに期待して最終日まで見守りたいと思います。
ちなみに、新田がフライングを切った時点の得点率トップは「中村晃朋」。
ここまでオール1着の激走を続けており、仮に優勝するようなことがあれば重賞初制覇。2度目のG1優出にして悲願のG1Vとなります。
順位 | 選手名 | 得点率 | 着順 |
---|---|---|---|
1位 | 中村晃朋 | 10.00 | 111 |
2位 | 峰竜太 | 9.00 | 1213 |
3位 | 吉川元浩 | 8.00 | 1511 |
4位 | 寺田祥 | 8.00 | 32113 |
5位 | 池田浩二 | 8.00 | 22331 |
6位 | 松田祐季 | 8.00 | 3122 |
7位 | 石渡鉄兵 | 7.33 | 115 |
8位 | 柳生泰二 | 7.00 | 4123 |
9位 | 坂元浩仁 | 6.50 | 5321 |
10位 | 平本真之 | 6.50 | 3224 |
ご存じだろうけど、中村晃朋の妹は美人レーサー「中村桃佳」です。