「パチンコ vs 競艇」どっちのギャンブルが勝ちやすい？

パチンコと競艇、はたしてどっちが勝ちやすいギャンブルなのか？その答えは…

競艇です！と回答すればパチ・スロファンが反発。パチンコです！と回答すれば競艇ファンが反発するでしょう。

でも、両者にメリット・デメリットがある以上、そうなるのは仕方のないこと。また、目的によって向き不向きがあるので、結局は”あなた次第”というのが結論です。

そのうえで、パチ＆競艇を20年ちかくやってきた私が、それぞれの特徴を忖度抜きで解説します。

パチ・スロの長所と短所

まずは「パチンコ・パチスロ」の特徴から。

【長所】スマスロ・LT登場で射幸性アップ

規制強化で4号機は終わりを迎え、改悪された5号機が導入。その頃から一気に衰退していき、約3000万人いた遊技人口は約800万人（2024年）と激減しました。

そんな中、大不況に陥ったパチンコ業界に登場したのが、出玉性能の向上、そしてメダルレスで遊技できるスマスロ。

ゴミ仕様だった5号機～6.5号機からギャン中好みの仕様へ（※スマスロも6.5号機）。

さらに、2024年3月には”ラッキートリガー搭載（LT）”のパチンコ台が次々導入され、パチンコ・パチスロいずれも遊技人口が増加しています。

スマスロとLTの破壊力はご存じでしょうが、事故らせることができればガチでヤバいですｗ

このまま射幸心を煽る台が増え続けたら、パチンコ業界に明るい未来が待っているかも。

【長所】知識はさほど必要ない

一昔前のスロット台といえば、目押し必須やゾーン解析など、それなりに知識が必要でした。

しかし、スマスロをはじめとした昨今の台は（ほぼ）目押し不要。ボーナス中にベル獲得で狙う台もありますが、昔のようなビタ押しが求められることはありません。

必要なのは薄いところを引き当てる強運。それさえあれば、数時間で夢の万枚以上を出すことが可能です。

【短所】店舗・時期によって還元率が異なる

パチンコの還元率は「80～85％」と言われていますが、まさか信用している人はいないですよね？

業界自体は若干盛り返しているものの、1台あたりの価格高騰や人件費などは増加傾向。仮に売上が横ばいだった場合、販管費が増えた分だけ利益は削られていきます。

では、失われた利益はどこから補填するのか？もちろん、我々のお財布です。

資金力の有無で運営体制は異なりますが、いずれにせよ還元率が一定でないことは頭に入れておきましょう。

【短所】タイパが悪い

パチンコ屋に行く回数が減った一番の理由は、短時間で終えられないことが多いから。

百歩譲って、スマスロやラッキートリガーの出玉スピードはかなり速く、（理論上）時速5000枚・5万発といった台があるのも事実。

しかし、それはあくまで最も良い状態の話であり、そのチャンスに巡り合えるのは極めて稀。基本的にダラダラ時間が過ぎ、気づいたら暗くなってた…というケースがほとんどです。

親父と呼ばれる年齢になって痛感していますが、パチンコ屋で過ごす時間ほど無駄なものはないと。

競艇（ボートレース）の長所と短所

次に「競艇」の特徴を紹介します。

【長所】還元率が操作されない

競艇は国土交通省が監督官庁を担っている公営ギャンブル。また、モーターボート競走法でルールが定められており、払戻金に関しても以下のように記されています。

払戻金 第十五条（一部抜粋）

売上金の額の百分の七十五以上国土交通大臣が定める率以下の範囲内で施行者が定める率に相当する金額を当該勝舟に対する各舟券に按あん分して払戻金として交付しなければならない。

この法律に則って、競艇では払戻金（還元率）75％、控除率25％と決められています。

民間のパチンコは還元率を操作できる一方、公営として運営される競艇で「利益操作」されることは万に一つもありません。

【長所】売上爆増で期待値アップ

日本に新型コロナが蔓延しだした2020年以降、ボートレースの売上は驚異的な伸びを見せています。

売上増で一番喜んでいるのは、ボートレース協会とレースを実施する各競艇場。それと、実は舟券を購入するユーザー側にも大きなメリットがあります。

そのメリットとは、売上増がもたらすオッズ期待値の向上。

投票額（売上）が多いほどオッズ変動は小さくなります。その為、オッズの歪みが発生しにくく、本来の期待値通りに勝負がしやすくなる訳です。

数字に弱いと理解に苦しむかもしれませんが、これだけは覚えておいてください。

例を挙げるなら「PIST6」。千葉市が主催する競輪のトラック競技です。

ここ最近、人気Youtuber”ヒカル”を起用して話題になりましたが、ガチでやってるのはごく僅か。ここまで頑張っているのになぜ盛り上がりに欠けるのか？

一つはパッとしない競技性。もう一つは、投票額が少なすぎて大口ベッター（太客）に見限られているから。

本気で勝つことが目的なら手を出さない方が身のため。

【長所】ネット投票ができる

競艇はインターネット環境さえあれば、時間や場所を問わずいつでも投票することができます。

利用端末は「PC・タブレット・スマホ」いずれも対応。そして、最も利用者の多いスマホユーザー向けに、使い勝手の良いアプリ版も無料で入手可能です。

ちなみに、ネット投票できるのは公式のみ。

競輪やオートレースのように民間委託は行っていないので、キャンペーンやキャッシュバック等を比較する必要はありません。

【短所】ド素人では勝ちにくい

全てのギャンブラーにおすすめしたい競艇ですが、ゼロ知識のまま挑んでも負ける可能性大。

実際、ほぼ素人の知人と一緒に行くと「勝つ気がないのか？」と感じる舟券ばかり。近年のボート人気で初心者が急増したからなのか、恐ろしい勢いでカモが増えています。

最低限、以下の知識だけは蓄えておくように。

行き当たりばったりで勝負している初心者が多いので、勝ち組になるためにも少しだけ優位に立っておきましょう。

【短所】青天井で負けられる

パチンコと比較した際、競艇にしかないデメリットが「ベットマネジメントの難しさ」。

負けていても熱くならずやめれる人は問題ありません。注意してほしいのは、負ければ負けるほどベット額を増やし、全財産がなくなるまでぶっ込むギャン中。

競艇は100円から楽しめるギャンブルですが…

1ベットの購入限度額は9,999,900円。ほぼ上限なしといった方が良いでしょう。

もし、自分自身で”ギャンブル依存症”の自覚がある場合、競艇はもってのほか、パチンコ・パチスロの引退をおすすめします。

「パチンコ or 競艇」どっちが勝てる？

ここまで説明した通り、パチンコにも競艇にも良いところ・悪いところがあります。それらを理解したうえで、自分に合ったギャンブルを選択してください。

1万円だけでも勝ちたい

少額のプラスをお望みなら断然ボートレースがおすすめ！

パチンコ・スロットで高設定台を確保できれば御の字ですが、設定判別するまでにそれなりの時間が掛かります。

しかも、店側が推す人気台は真っ先に埋まっていくため、仮に抽選番号が良番でもツモれるかどうかは運次第。

対してボートレースは、堅いイン逃げレースのみに参戦し、できるだけ点数を絞って当てる。それを続けていけば”1万円プラス”の瞬間が訪れるので、1万円程度なら競艇の方が達成しやすいと思います。

ローリスクで1日中楽しみたい

競艇で100円ベットを貫ける方以外、パチンコ・スロットをおすすめします。

ただ、スマスロやラッキートリガー搭載の台は別。当たりなしでぶん回すと、スマスロで時速2万円前後・LTで1万円前後は平気で吸い込みます。

最小限のリスクでダラダラ楽しみたい場合は…

ネットでは「ライトミドルが当たりやすい」といった口コミもあるようですが、大当たり確率1/199なのにあり得ないはまり方をする台もちらほら。

ギャン中の夢「100万円勝ち」

説明するまでもなく「競艇一択」です。

100万円を出玉換算すると、パチンコが25万発、スロットが5万枚。物理的に可能であっても、スマスロ19,000枚・LT95000発でコンプリート機能が作動するので、現実的にほぼ不可能でしょう。

一方、競艇で100万円勝ち（帯回収）するのはパチンコほど難しくありません。

私がこれまでに達成した賭け方は…

全ての賭け方で過去10回ほど帯封をゲットしてきた経験から、皆さんに実践してほしいのは❸「コロガシ」です。

コロガシのメリットは低リスクでハイリターンが望めるところ。

他2つは資金力に物を言わせた買い方ですが、コロガシは数万円の軍資金しかなくても夢を見ることができます。気になる方は以下の記事を合わせてご覧ください。

まとめ

数年前ならパチンコ・スロットをボロクソ言っていたと思います。ただ、スマスロやLTが導入されて以降、射幸性の高さは異常なほど。

なので、歯切れの悪い内容になってしまいましたが、ここで述べたことが本音です。

最後に「パチンコ or 競艇」で彷徨っている皆さん。無理して勝敗を決めずにどっちも楽しむ！今のところ私はそうしてますｗ