白井英治と共に山口支部を牽引する「寺田祥」。
デビューから20年ちかい時間を要したものの、2017年には悲願のSG初制覇を達成。その後も輝かしい実績を残しており、艇界に欠かすことのできない名選手の一人です。
ファンからは”テラショー”の愛称で親しまれ、滅多に笑わない男としても有名(笑)
そんな寺田祥について、SGレーサーまでの道のりや、あまり語られない嫁・娘・師弟関係など、気になる情報をまとめていきます。
上記画像は「エンカウント」の予想通りに購入したの舟券&払戻金。
競艇予想サイトは怪しいところも多いですが、こうした実績を残してくれるサイトが僅かに存在します。
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寺田祥とは?
寺田祥は山口県岩国市出身、山口支部のボートレーサー。
競艇界に舞い降りたのは1997年11月の徳山。デビュー節で初勝利を挙げ、約1年半後には初優勝を達成。A1級昇格(2001年)以降も重賞タイトルを複数回獲得し、2017年メモリアルでSGレーサーの仲間入り。
寺田祥の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 寺田祥(てらだしょう) |
登録番号 | 3942(81期) |
生年月日 | 1978年9月20日 |
身長/体重 | 166cm/55kg |
出身/所属 | 山口県/山口支部 |
デビュー日 | 1997年11月19日 |
寺田祥の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
競艇選手を目指したきっかけ
2017年頃のインタビューにて、競艇選手を志したきっかけは「収入が良さそうだから」と回答しています。
山口県立岩国工業高校在学中に本栖研修所(現ボートレーサー養成所)の受験を決意。試験は一発で合格し、そのまま高校を中退してレーサーの道へ進みました。
ちなみに、入所前に現地でのレース観戦は一度もなかったらしい。
※上記は81期卒業記念競走の映像です。
1996年の秋に81期訓練生となった寺田祥。本栖時代のリーグ成績は不明ですが、卒業記念競走では決定戦進出を果たしています。
蒲郡競艇場で行われたチャンプ決定戦は、今やSG常連の「池田浩二」と一騎打ち。チャンプの座は池田に譲り、寺田は惜しくも2着に。
結果はどうであれ、デビュー前からこの2人がしのぎを削り合っていたのは感慨深い。
同期(81期)で活躍している選手
82期を象徴する存在といっても過言ではない「池田浩二」。
これまで獲得したSGタイトルは10個。同期ではもちろんのこと、艇界全体で見ても上位にランクインするトップレーサーです。
その他、2011年オーシャンカップを獲った佐々木康幸、G1覇者の飯山泰・正木聖賢。女子レーサーでは池田浩美・三松直美が現役で活躍しています。
寺田祥の師匠・弟子は?
寺田祥の師匠について正確な情報は公表されていません。そのうえで、ボートレース公式サイトでは、46期「栗田浩明」だったという記述が残されています。
また、弟子に関しても情報はなし。公表していないだけの可能性はありますが、過去に「一匹狼でいい」と話していたことがあるので、師弟関係のような枠組みを嫌うタイプなのかも…
この後紹介する娘「寺田空詩」でさえ弟子にしていない様子
「寺田祥・寺田千恵」夫婦ではない
ボートレーサーの寺田祥と寺田千恵。2人に夫婦関係や姻戚関係といった繫がりは一切ありません。
そもそも、寺田千恵は同じレーサーの「立間充宏」と2002年に結婚しています。
寺田祥の嫁・娘・趣味など
ネットでよく検索されるテラショーの嫁や娘、そして休日の過ごし方など、謎に包まれたプライベートを覗いてみましょう!
嫁と娘3人の5人家族
嫁の理恵さん・長女琉兎(るう)さん、次女夢生(むう)さん、三女空詩(くう)さんの5人家族。理恵さんのお姿は確認できなかったので、おそらく一般女性だと思われます。
2017年若松ボートレースメモリアルでSG初優勝を果たした際、祝勝会には奥さんと3人の娘たちも会場に駆けつけたそうです。※家族写真は発見できず。
そして、競艇ファンならご存じの通り、愛娘の1人が同じレーサーに進んでいます。
娘(三女)は129期「寺田空詩」
寺田祥の三女「寺田空詩」は129期のボートレーサー。父が操縦するペアボートがきっかけで競艇の世界に魅力を持ったといいます。
2021年11月に徳山でデビュー。初勝利となった2022年12月鳴門一般戦では、道中の冷静な捌きで逆転勝利!3連単293,110円の特大万舟券を演出しました。
それにしても、普段滅多に笑わないテラショーがこの表情w
斡旋中は厳しい先輩レーサーなのでしょうが、それ以外はやはり優しいパパ!なんだかほっこりする2ショットです!
趣味は釣り。腕前はプロ級らしい
寺田祥の休日はもっぱら釣り。インスタにも沢山の釣り風景が掲載されており、釣った魚を自ら捌いてしまうほどの熱狂的な釣りバカ。
自分で船を操縦して海に出かけることもあれば、時には奥さんが1人で釣りに行ってしまうことも(笑)夫婦共通の趣味として楽しんでいるようです。
数年前のインタビューでは、同支部の「白井英治」と一緒に行くこともあるらしい
寺田祥の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 61,475,000円 | 35位 |
2022年 | 60,690,000円 | 30位 |
2021年 | 58,425,509円 | 33位 |
2020年 | 155,932,000円 | 2位 |
2019年 | 47,552,000円 | 48位 |
2018年 | 60,309,000円 | 21位 |
2017年 | 109,567,000円 | 6位 |
SG初制覇を達成した2017年以降の年収です。
2017年に1億円レーサーの仲間入り。2020年はSG優勝に加えてグランプリ優勝戦でも2着に入り、獲得賞金・ランキングともに自己ベストの成績を残しています。
毎年サラリーマンが稼ぐ10年分以上の収入。お金に困ったことなんてないでしょうね…
テラショーの愛車はBMW・ベンツなど
のどかな土地に立つ豪邸には、少なくとも2台以上の高級外車がずらり!
上記に紹介したBMWは2020年「BBCトーナメント」で優勝した際、副賞として贈られたもの。てか、優勝賞金1,100万円とは別に、こんな豪華な副賞があったなんて知らなかった…
それともう1台が、これまた超高級車のベンツ。1000万円は下らないでしょうし、インスタにはハーレーダビッドソンの写真も。
羨ましい…それしか言葉が見つかりません。
豪邸が写り込んでいる写真を見たい方は、以下のインスタをご覧ください。
デビューから現在までの実績
寺田祥がデビューから現在までに残した実績を紹介します。
デビュー2節目に初勝利水神祭
初勝利を達成したのは、デビュー節&9走目の1997年11月24日。
さらに、2節目も抜き・まくり差しで1着を挙げる活躍。優勝戦には乗れなかったものの、最終日の選抜戦に出場する快挙を成し遂げました。
初優勝は1999年7月の桐生
初出走から1年が過ぎ、枠なり進入を解禁した直後の常滑。いきなり優出を果たすと、次節の江戸川でも連続優出の好走を魅せます。
そして、待望の初Vは1999年7月の桐生一般戦。
オール2連対をマークする活躍で優出。5コース進入となった優勝戦では、コンマ14のトップスタートから道中の競り合いを制して1着。5度目の優出でデビュー初優勝を飾りました。
G1初優勝は2005年2月の徳山
着実に勝率を上げていき、一般戦では常に上位争いをしていた寺田祥。
2002年にはG1・G2で15回の優出(優勝4回)を記録し、ベテラン相手にも引けを取らない記念クラスのレーサーに成長。
そんな中、2005年2月に地元徳山で開催された「中国地区選手権」において、圧巻の強さでG1初優勝を達成します。
当時の地元勢は「今村豊・西島義則・山本浩次」など、SG戦線を賑わせる強豪が多数。そうした相手でも臆することなく攻め続け、得点率トップで予選を1位通過。
絶好枠で挑んだ優勝戦は、好スタートからイン戦を押し切り1着でゴール。層の厚いベテランを退け、自身初のG1タイトルを獲得しました。
デビュー20年、2017年メモリアルでSG初優勝
2000年代前半から多くのSGに参戦。準優出18回・優出9回とあと一歩まで迫りますが、なかなか頂点に立つことができず。
親交の深い白井英治と同じく”無冠の帝王”と囁かれた2017年。デビュー20年にしてようやくSGレーサーの称号を手にする日がやって来ます。
その大会は若松開催のボートレースメモリアル。
ほぼ完全優勝ペースで予選を突破し、準優も難なく逃げてポールポジションを獲得。優勝戦はコンマ10のスタートから完璧なイン速攻でSG初優勝を達成。
38歳11ヵ月、SG出場80回目(優出10回目)のチャレンジでついに頂点を極めました。
2020年メモリアルで2度目のSG制覇
下関で開催された2020年SGメモリアル。
前検で好タイムを記録した寺田は初日から1着を量産。予選最終日には4コース(6号艇)を奪ってまくって勝利し、堂々の予選トップ通過。優勝戦も他艇を寄せつけず、地元水面で2度目のSG制覇を成し遂げました。
SGでは特に相性の良いメモリアルですが、2023年終了時点で「準優出10回・優出3回・優勝2回」という好成績を残しています。
メモリアルにテラショーがいたら、評価を一段階上げた方が稼げる(かも)
寺田祥の主なタイトル
年月 | 場 | レース |
---|---|---|
2005年2月 | 徳山 | G1中国地区選手権 |
2007年12月 | 鳴門 | G1モーターボート大賞 |
2010年9月 | 下関 | G1競帝王決定戦 |
2014年3月 | 下関 | G1競帝王決定戦 |
2017年8月 | 若松 | SGメモリアル |
2017年11月 | 児島 | G1キングカップ |
2020年1月 | 徳山 | G1クラウン争奪戦 |
2020年8月 | 下関 | SGメモリアル |
2020年12月 | 若松 | G1BBCトーナメント |
2021年4月 | 津 | G1ツッキー王座決定戦 |
2022年2月 | 下関 | G1中国地区選手権 |
2023年3月 | 芦屋 | G1全日本王座決定戦 |
寺田祥がこれまで獲得したSG・G1タイトルは上記の通り。特に地元開催のレースで好成績(下関4勝・徳山2勝)を残しています。
滅多にフライングをしない!無事故記録で表彰実績も
SGクラスの中でも特にスタート事故が少ない寺田祥。その功績が称えられ、BOATRACE振興会から特別表彰を受けたほど。
以下は2003年以降のスタート事故。
- 2003年2月:津一般戦(+.07)
- 2014年10月:徳山G3(出遅れ)
- 2018年8月:丸亀SG(+.01)
- 2021年5月:若松SG(+.01)
2003年2月20日のフライングを最後に、2014年10月14日の徳山G3優勝戦(選責出遅れ)まで、スタート無事故の継続は2910走。さらに、この11年7ヵ月の間、G1優勝4回という成績は偉業と呼ぶべきでしょう。
これほど強くフライングの少ない選手はいないはず。
まとめ
遅咲きのSGレーサー「寺田祥」。
フライングを犯すことは滅多にない戦い方ながら、2019年1月に1500勝を達成するなど、ボート界でトップに君臨し続ける名選手。
そんなテラショーも45歳。マスターズチャンピオンに出場するベテランレーサーですが、直近の走りを見る限り全く衰えていない様子。今後も白井と共に山口支部を引っ張っていくことでしょう。
3度目のSG制覇に期待して、これからも厚く買わせてもらうつもりです!
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