2024年4月16日に開幕した鳴門G1「第25回マスターズチャンピオン」。1号艇で出場した絶対王者「松井繁」でしたが、勝利者インタビューで”ガチギレ”する様子が話題になっています。
1着だったにもかかわらずなぜご立腹だったのか?現時点で詳細な理由は分かっていませんが、前検から当日までに何かしら起こっていたのは間違いないでしょう。
その様子を見ていない方のために、勝利者インタビューの映像を載せておきます。
Q:2走したけど手応えはどうだったか?
何も分かりません。水面は悪いですし、作業もそんなできないですし、環境が良くないんであんまり分からないですね。
進入の時から(水面が)急にきつくなった気はするんですけど、選手は自分のレースが大体きつく感じたりするんで。スタート遅れたんであまり良いレースではないですね。
(1走目は)1周2コーナーで1着のチャンスもあるような展開だったんですけど、ちょっと不利があって差せなかったんで。
Q:調整面の方向性は?
作業したいんですけどできないんですよ。本当に、ここはもう残念ですね。まぁ今日はなんとかね、朝が悔しいので納得はしてませんけど。
Q:明日に向けてファンに一言
明日は1走か。枠番は分かりませんけど、試運転出れるようにしてベストを尽くしたいと思います。
ここからは個人的な見解となりますが、松井選手が不機嫌だった理由は大きく分けて2つ。
- レース場の環境が著しく悪かった
- 1走目(5R)で先頭争いしていたのに、競り合いに負けて4着だった
まず、機嫌を損ねた一番の要因と考えられる「レース場の環境」について。
インタビューで「環境が良くない」と連呼していた通り、エンジン整備を真面にできる状況じゃなかった模様。選手間でのいざこざがそうさせたのか?施行者側の不備でそうなったのか?詳細は不明です。
ただし、1走目のピットレポートで気になる発言をしていました。
足はまだ分からない。前検は試運転もできていない。プロペラは叩いた。
この発言を見る限り、前検で実施するはずの”試運転”をさせてもらえなかった。この時点で既に不満を感じていることが伺えます。
ここまでキレている松井繫はおそらく初。長いレーサー人生において納得のいかないことがあったのでしょう。
今回の騒動は上記理由によるものと思われますが、不機嫌レベルを底上げしたのが前走の悔しい負け方。
同期(64期)のSGレーサー「服部幸男」がインに座った激レアレース。
ほぼ差のないスリットから、松井は3コースからまくり差しで先頭争いに加わります。4艇の混戦状態となって迎えた1周2マーク、先マイした古結宏が邪魔となり戦線離脱。
結果、前を行く3艇に追いつくことができず4着でゴール。1着も見えたレースだっただけに相当悔しかったはずです。
以上、2つの要因が重なったことで怒りはMAXに…なったと思うのが自然かと。
明日以降のレースに影響しなければいいけど。激おこぷんぷん丸ながらも初日はまずまずの成績ですし、中堅程度の舟足はありそう。
明日から気持ちを切り替えてもらい、2023年1月BBCトーナメント以来のG1優勝に期待します。