2024年3月19日、ボートレースびわこで開催された「第7回オールサンケイスポーツ杯」において、福岡支部の大エース「瓜生正義」がイン逃げで優勝を飾りました。
初戦を3コースからまくり差し、2走目は両サイドがFで恵まれ。初日に最高のスタートダッシュを決めると、後半3レースは圧巻の3連勝!抜群の安定感で予選をトップ通過します。
そして、準優勝戦(5日目)は強風で中止となったため、4日目終了時点で1位だった瓜生が優出1号艇を獲得。
イン戦を1度失敗していた中で迎えた優勝戦。
4mほどの向かい風が吹く若干不利な状況でしたが、ここに来てコンマ08のトップスタート。また、スリット通過後も展示タイム最速の伸びを見せ、1マークでは悠々のイン先マイ。
他艇を一切寄せ付けない完璧なターンで1マークを回り、後続に大きな差をつけて1着でゴール。
レース後の勝利者インタビューでは…
今節はインから失敗していたので、反省を踏まえていいレースができた。最近はふがいないと思っていた。新鮮な気持ち。
常に強いイメージの瓜生正義ですが、実に2021年グランプリ以来の優勝。そう、峰竜太を含む4艇が転覆し、史上最高額の払戻しになったレース。
2度目のグランプリ覇者となったあの日から2年3ヵ月。ようやく長く暗いトンネルから脱出することができました。
さらに、意外にも当地(びわこ)の優勝は初。これで「戸田・浜名湖」を残して22場を制しているので、いずれは”24場制覇”する日が訪れるはずです。
それともう一つ、2022年6月に就任した選手会長としても初優勝。
非常勤の選手会長ではあるものの、安全対策の徹底・選手の処遇・地域振興・社会貢献活動など、レーサー業を兼任する多忙な業務内容。
もちろん、会長職を勝てない言い訳にするような人物ではありませんが、少なからず影響していたのは間違いないでしょう。
選手会長に就任当初、ファンからは引退を心配する声も…
瓜生は選手会長就任したみたいだけど、、、事実上の引退みたいな状態に入るんだよな🤔
— ko-yaさん (@kkkooo_yyaa) June 28, 2022
走れるけど流石に無理よSGクラスとの両立は🙅♂️
去年賞金王獲って選手生活に一区切りつけた感じかな🤔#瓜生正義#ボートレース
実際、就任してから成績は下降気味でしたし、やはり両立は難しいのか?と感じたのは事実。そうした経緯があったので、今回の優勝は本人およびファンにとって格別の勝利だったと思います。
明日以降も住之江・大村・鳴門のG1連戦、そして5月にはSGオールスターに出場予定。
- 出場回数:22回
- 準優進出:13回
- 優出 :6回
- 優勝 :2回
同大会ではまずまずの実績を残しており、開催場となった多摩川との相性も抜群!好モーターさえ引くことができれば、2009年ぶりの優勝を期待できそう!
50歳を目前に控えた瓜生正義。これからの活躍から目が離せません。