2023年5月26日、トップルーキーにも選出された「定松勇樹」がSG初勝利を達成。5000番台では「末永和也」に続く2人目の快挙となりました。
定松にとってSG初出場となったボートレースオールスター。当然、いつもとは違ったプレッシャーもあったでしょうが、前半4走の成績は「5245」。らしくない結果が続きます。
そんな中、今節はじめて絶好枠(1号艇)となった4日目6R。
本番レースのスタートは驚異のコンマ01。これ以上ないタイミングでスリットを通過すると、SGレーサーらを抑えてイン速攻を決め、近いようで遠かった初勝利を手にします。
勝利者インタビューでは、安堵した表情で以下のように回答。
いや~、ほんとホッとしてます。
(スタートは)もう本当に速かったんですけど、ちょっと足に余裕がなかったので、もう行くしかないって感じで。それに、1マークもちょっと切り返してしまって…
でも、出口の感じは悪くなかったです。(1マーク旋回後は)今日が一番良かったです。
ここまでは自分が調整をちょっと外すことが多くて、乗りづらさとかも出てしまって。上手く調整が出来てなかったんですけど、今のレースは今節の中で一番良かったかなって思います。
レース後には恒例の水神祭が行われ、同僚たちに担がれて水面へ投げ込まれました。※水神祭の様子は上記に紹介した動画をご視聴ください。
また、水神祭後にもインタビューを受け…
暴れてこいって言っていただいた、師匠の竜太さんと家族と、応援してくださるファンの方々に感謝を伝えたいです。
ファンの方々にこんな僕を選んでいただき、自分が成長していくことが恩返しだと思うので、この経験を無駄にせずもっと上の舞台で戦えるレーサーになりたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします。
定松勇樹は福岡県出身ですが、現師匠「峰竜太」を追いかけて佐賀支部になったのは有名な話。
それほどリスペクトしている大先輩から「暴れてこい」と言われた以上、不甲斐ない成績のまま帰るのは嫌だったのでしょう。
そうした思いもあって、家族より先に飛び出した峰竜太の名前。「師匠に認めてもらいたい」という気持ちが一番強いのかもしれませんねw
それにしても、峰竜太が率いる「峰軍団」は、業界No.1の大所帯でありながら実力者ばかり。
今のところSGを制したのは「峰竜太」のみですが、この中からSGレーサーになる選手は現れるはずです。
峰竜太は10月ダービーからSGに復帰するので、弟子たちの戦いも楽しみ!