2023年1月14日に開催された宮島最終日、9Rに出場した「常住蓮」が危険ダンプを敢行。その結果、3着でゴールしていたはずの平見真彦は5着に落ち、自身は舟から投げ出されて落水失格となりました。
一歩間違えれば”殉職者”が出ていてもおかしくない危険行為。期待されるルーキーとはいえ、プロとして恥ずべき走行だと思います。
実際のレース映像はこちら。
3着争いをしているポジションでもなく、ほぼ5着以下が決まっている状況。また、勝負駆け条件などもなかったので、こんな攻め方をする意味が分かりません。
当然ながら、このレースを観戦したファンからは非難の声が挙がっています。
今年も殉職者が出そうで怖い。結果を残したい気持ちは分かるが、何よりも優先すべきは命だろ
これは危なすぎる!当然不良航法で減点だろうけど、もっと強いペナルティにしないと、また悲しいことが起きてしまう。
数か月間の斡旋停止にしても良いレベル。師匠の山田康二、大師匠の峰竜太から教わらなかったのか?
ボートレース界では2021年11月に「中田達也」選手が亡くなったばかり。二度と同じ過ちを繰り返さないよう、安全運転を促してもらいたい。
競艇界の死亡事故については以下の記事で解説しています。
常住蓮とは?
公式画像 | |
名前 | 常住蓮(つねづみれん) |
登録番号 | 5142(126期) |
生年月日 | 2001年1月2日 |
身長/体重 | 160㎝/51㎏ |
血液型 | A型 |
出身/支部 | 佐賀県/佐賀支部 |
常住蓮は佐賀県唐津市出身のボートレーサー。126期の養成所チャンプとして2020年5月13日にデビューし、21年1月に初勝利、22年6月に初優出(4着)を果たしています。
2022年後期には自身初のA2級に昇格。他媒体の取材では「A1昇格と、初優勝すること」と目標を掲げる期待のルーキーです。
師匠は山田康二。峰竜太の孫弟子にあたる
常住蓮の師匠は、同支部の山田康二。そして、山田の師匠が峰竜太であるため、峰からすれば常住蓮は”孫弟子”にあたります。
2人の師匠は説明するまでもなく艇界を代表するトップレーサー。峰竜太に至っては自他共に認めるスーパースターであり、数々の偉業を成し遂げている存在です。
直接的な指導は山田康二が行っているでしょうが、峰の遺伝子を受け継いでいるものと思われます。
23年フレッシュルーキーに選出
常住蓮は2023年のフレッシュルーキーに選出された逸材。
登録5年以内の選手を対象に、各場から将来有望な若手が2名ずつ選ばれるフレッシュルーキー。地元レースの斡旋や、実技訓練などの優遇を受けることができます。よって、さらなる成績向上が期待できるでしょう。
ちなみに、G1への斡旋が優遇される「トップルーキー」には、佐賀支部の先輩「末永和也(124期)」と「定松勇樹(125期)」が選出されました。
偉大な師匠をはじめ、成績優秀な先輩の下で戦う常住蓮。今後は危険なダンプなどは控えてもらい、トップレーサーに駆け上がっていくことを期待してます。