2023年4月6日に住之江で開催されたG3オールレディース優勝戦。
初日からオール連対で勝ち上がってきた「平川香織」がデビュー初優出を果たし、最終日は高勝率を残している3号艇をゲット。
ただ、予選トップ通過でポールポジションを獲得したのは、35回連続3連対中の「長嶋万記」。平川以上に好調をキープしており、初優勝を挙げるには展開の助けも必要となる一戦。
その他の優勝戦メンバーがこちら。
迎えた優勝戦。
平川香織はコンマ10のトップスタートを決め、内側の2艇次第でまくり一撃も期待できる展開。しかし、長嶋・三浦ともに伸び返し、攻め入る隙がなく1着争いから離脱します。
結果は長嶋万記が人気に応え、1周目バックストレッチで競り勝って1着でゴール。優勝戦らしい”イノキ”で決着しました。
1マーク手前まではワンチャンスあったので、ファンにとっては悔やまれる3着。とはいえ、デビュー初優出で舟券に絡む活躍は立派!次に繋がる一節になったはずです。
今節の走りで実力は証明されたので、次節以降は高配当を期待できないかもw
平川香織とは?
公式画像 | |
名前 | 平川香織(ひらやまかおり) |
登録番号 | 5045(122期) |
生年月日 | 2000年7月29日 |
身長/体重 | 152㎝/45㎏ |
血液型 | B型 |
出身/所属 | 東京都/埼玉支部 |
平川香織は東京都出身、埼玉支部所属のボートレーサー。
ボート好きだった父親の影響で競艇の道へ。特別試験受験者として養成所へ入所し、リーグ戦では「勝率6.08・準優出3回・優出1回」の好成績で卒業。2018年5月22日にデビューしています。
ネットで検索すると「結婚」のワードがヒットするものの、今のところ彼氏・結婚の情報は一切ありません。
羽生結弦とも練習した元フィギアスケート選手
競艇界には別の競技で活躍していたレーサーが沢山います。平川香織もその1人で、6歳からフィギアスケートを始め、世界一に輝いた「羽生結弦」とも練習していたほど。
しかし、思うような成績を残すことができず…。そんな時、競艇好きだった父親の影響でボートレーサーへの転身を決意します。
以下は本人が語っていたボートレーサーになったきっかけ。
父がボート好きだったので、その影響が大きいと思います。小さい頃から戸田にあるキッズコーナーで遊んだりして、身近にはあったかなぁといった感じです。
若い方だけじゃなくて、50歳、60歳でもやってる方が沢山いたので、そういうところにも魅力を感じました。
特に強い刺激を受けたのは、加藤峻二さんの引退レース。70台の方が活躍する競技はなかなかないので、カッコイイなって思いました。
フィギアは10~20台まで。ボートレースの長い競技人生を考えたら、すごい魅力に感じました。
ボートレーサーになる決心をした後、中学を卒業して2度目の受験で合格。1年間の訓練を無事乗り越え、17歳という若さでデビューしています。
師匠は艇界のスター「桐生順平」
平川香織の師匠は、戸田支部の大エース「桐生順平」。
自分から「師匠になってください」とお願いにいったところ、桐生からは「もう一回考えて、それでもつきたいって思ったら言ってきて」と言われたらしい。
それから4ヵ月間の長い期間を経て、改めてお願いしにいった逸話があります。
平川にとって桐生順平が良いと思った一番の理由は、尊敬できる部分が沢山あったこと。また、桐生への思いは相当強かったようで…
師匠は桐生さんしかいない。もし断られたら人でやろうと思っていた。
よっぽど強い片思いだったことが分かりますねw
同期(122期)の注目選手
122期は「第二の銀河系軍団」といっても過言ではないほど強豪揃い。
デビュー5年足らずでG1制覇を成し遂げた「中村日向」をはじめ、同期最多の勝率・優勝回数を誇る「畑田汰一」。
他にもつい先日G1初勝利を果たし、兄弟揃ってA1級の「安河内健」、トップレーサー原田富士男の地を引き継いだ「原田才一郎」など、将来有望な実力者ばかり。
これだけ優秀な同期生がいる中で、平川香織は養成所リーグでトップクラスの実績。未だに優勝していないことが不思議でなりません。
ちなみに、122期の養成所チャンプは原田才一郎、リーグ勝率1位は若林義人です。
デビュー戦は2018年5月の戸田
平川香織のプロデビューは2018年5月の戸田一般戦。
初戦は全くスタートを踏み込めず6着。レースに慣れてきた4日目に3着に入る好走を魅せますが、次レースでデビュー初のフライングを切ってしまいます。
その後もプロの洗礼を浴び続け、ほぼオール6着と苦戦を強いられます。同期たちが次々と水神祭を達成していく中、初勝利を飾ったのは2019年8月。デビュー181走目の唐津女子戦。
1マークで内側がごちゃつく展開をつき、2マークで先頭に立ってようやく掴んだ1着。
初勝利で何かを掴んだのか、小さい着を獲る回数が増えていきます。
そして、2020年には1着16回、勝率4.56まで押し上げる活躍。現在に繋がる成長を遂げていったのです。
実力があるのはもちろんのこと、見た目の可愛さも上級!実績が付いてくればかなり人気レーサーになりそう。