2023年3月5日、芦屋で開催された「G1全日本王座決定戦 開設70周年記念」の優勝戦。
予選トップ通過し、優出1号艇で挑んだ羽野直也。そして、3コース(2号艇)から進入した新田泰章が揃ってフライングを犯し、ダッシュ4カド(3号艇)の寺田祥が優勝する大波乱の幕引きとなりました。
断トツで人気だった内側2艇がFを切ったことで、全体売上の95%以上が返還。
- 総売上:6億2,436万7,700円
- 返還額:5億9,786万3,700円
- 返還割合:95.7%
- 残売上:2,650万4,000円
ご覧の通り、G1の優勝戦ともなると数億円の投票額となります。その為、フライングなどの返還事故をしてしまった場合、それ相応の罰則が待ち受けているのです。
SG・G1で罰則内容が異なるため、どちらも載せておきます。
優勝戦でのフライングは、斡旋が決まっているレース終了後30日の斡旋辞退。G1レースへの6ヵ月間出場できない(SGの出場は可)。
優勝戦でのフライングは、斡旋が決まっているレース終了後30日の斡旋辞退。SGレース12ヵ月、G1レース6ヵ月の出場できない(賞金王決定戦の出場は可)。
※詳しくは以下の記事をご覧ください。
G1優勝戦でFを切った「羽野直也・新田泰章」は、出場予定のG1を除き6ヵ月間の斡旋辞退が決定。
ただし、SGの斡旋には影響しないので、3月16日から開幕する「SGクラシック」は問題なく出場することができます。
西山貴浩が波乱を予言
優出を決めた西山貴浩は、前日のインタビューで「インコース羽野直也の近めから」と前づけ宣言。
実際、優勝戦で羽野の隣(2コース)まで前づけを敢行し、本番のスタートは100m程度の深インに。
羽野・西山は0台前半のSが必須となる中、コンマ04のフライング。また、この動きに2コース(3号艇)新田泰章もコンマ01のフライングとなり、最悪のG1優勝戦となりました。
前づけをどうこう言うつもりはありません。
ただ、優勝戦の前づけを嫌っている私としては、羽野直也に同情する気持ちが強いです。まぁ、勝負の世界なので結果が全てですけど…