2024年5月9日の鳴門優勝戦。絶好枠からイン戦を押し切り、通算37勝目のVを達成。また、今年に入って既に5勝しており、守田俊介と並び優勝回数を1位タイとした。
2024年3月9日、尼崎で開催されたG1センプルカップ優勝戦。
3カドからトップスタートを切った島村は、1マークでインの丸野一樹にツケマイ。バックストレッチでは横並びとなったが、展開をついて”抜き”で勝利。
3度目のG1V、通算35勝目を飾った。
これまであまり注目されていなかった「島村隆幸」。しかし、2023年に入ってからG1を2連勝し、SG戦線に名乗りを上げた人気急上昇中のボートレーサーです。
109期で未達成のSGタイトルも手が届きそうな勢い!この先、好調をキープできればグランプリ覇者になってしまうかもしれません。
そんな島村隆幸について、デビュー以降の成績をはじめ、趣味や結婚(嫁)などのプライベートまで深掘りしていきます。
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島村隆幸とは?
島村隆幸は高知県出身、徳島支部のボートレーサー。
109期としてやまと学校(現ボートレース養成所)を卒業し、2011年11月にびわこでプロデビュー。翌年4月に水神祭(初勝利)、2015年8月に初優勝を達成。
その後、一般戦を中心に実績を残していた中、2023年4月に自身初のG1制覇。また、5月のG1でも優勝を挙げ、トップレーサーの仲間入りを果たしています。
余談ですが、卒業した県立高知南高校の先輩には岡本真夜(歌手)が在籍。代表曲の「TOMORROW」を優勝インタビューで熱唱したことがありますw
島村隆幸の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 島村隆幸(しまむらたかよし) |
登録番号 | 4685(109期) |
生年月日 | 1990年12月15日 |
身長/体重 | 165cm/52kg |
出身/所属 | 高知県/徳島支部 |
デビュー日 | 2011年11月19日 |
島村隆幸の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページをご覧ください。
競艇選手を目指したきっかけ
高校卒業後の進路に悩んでいた時、父から「競艇やってみないか」と勧められたのが志すきっかけだったそうです。
レースを一度も見ないまま挑んだ受験は不合格。そんな中、生で競艇を観戦する機会があり、そこで魅力にハマって再チャレンジを決意。その努力が実って19歳の秋に合格して艇界への扉を開きました。
ボートレーサー養成所の成績
2010年10月、109期生としてやまと学校へ入所。
養成所のリーグ成績は、勝率5.56・準優出3回・優出1回(優勝なし)。目立った成績は残せなかったものの、無事にすべての過程を修了して2011年秋に卒業しています。
同期(109期)の主な選手
109期の注目株は、SG優出経験のある丸野一樹、永井彪也。そして、G2覇者の大上卓人もA1級上位の勝率をキープしており、重賞制覇が期待される1人。
その他、当期養成所チャンプの楠原翔太や、スランプを乗り越えてA1級に返り咲いた片橋幸貴の活躍にも注目です。
既に引退していますが、男性人気の高かった美人レーサー「芦村幸香」も同期生。
当ブログの美人レーサーランキングでは”殿堂入り”に君臨w
島村隆幸の師匠は不在。弟子は三木晴斗
ネット上の情報を確認する限り、島村隆幸に師匠と呼べる選手はいないようです。
弟子は2022年5月にデビューしたばかりの130期「三木晴斗」。ボートレース尼崎の公式インスタグラムにて…
乗り方やプロペラ教えてもらってます!師匠のように活躍できるように頑張ります
2023年1月に弟子入りしたことを公表しています。
独特なキャラでファン急増中!
明るいキャラクターというイメージはないものの、インタビューではユーモアに富んだコメントも多い島村隆幸。
2023年6月の蒲郡G1では、スーツにネクタイを身にまとった姿で開会式に登場。
各方面に一礼し「この度は、ボートレースファンの皆様、ボートレース関係者の皆様、いろいろな人の応援や支えがあって…」と、個性の強いコメントを残しています。
地元の先輩に「菅章哉」がいる影響を受けているのかもしれませんねw
島村隆幸の嫁・趣味・年収など
水面外での島村隆幸を深掘り!よく検索される結婚や嫁など、プライベートについてまとめていきます。
島村隆幸は既婚者?子供は?
島村隆幸の結婚に関する記事は見当たりません。ただ、同じ徳島支部の先輩「菅章哉」のインスタによると、2018年3月に結婚式を挙げたとのこと。
久しぶりにトレーニングもいけました。
一昨日は島村さんの結婚式に招かれ、余興までやらせて頂きました。
相手に関する情報はないので、嫁さんは一般女性と推測されます。また、お子さんについても非公表です。
趣味は「将棋」と書かれていたが…
大分昔のプロフィール欄に「趣味:将棋」と記載されていましたが、2020年に出演した「勝ガマ(Youtube)」では…
趣味は…あんまり時間もないんで、なにもしてない。(将棋と)書いた気がするんですけど、最近はそんなですね。
「将棋が趣味」と書いたことすら忘れていた様子(笑)
島村隆幸の年収(獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 72,456,333円 | 22位 |
2022年 | 47,170,000円 | 61位 |
2021年 | 37,020,000円 | 101位 |
2020年 | 36,240,000円 | 105位 |
2019年 | 36,200,000円 | 95位 |
2018年 | 25,480,000円 | 231位 |
2017年 | 13,690,000円 | 710位 |
島村隆幸が獲得した2017年以降の賞金(年収)は上記の通り。
2017年はボートレーサーの平均年収を言われている程度でしたが、翌年から右肩上がりに上昇。2022年は4,000万円を突破、2023年には7,245万円もの賞金を獲得しています。
直近の好調を維持できれば1億円レーサーはそう遠くないはず!そして、初の賞金王決定戦出場も期待できそう。
島村隆幸の公式SNSはある?
自身が運営する「X(旧ツイッター)・インスタグラム」などのSNSはなし。
「#島村隆幸」で検索すると関連画像はヒットしますが、主にレース場でのショットばかり。プライベートを覗く情報は公開されていません。
デビューから現在までの競争成績
島村隆幸は2011年11月に鳴門競艇場でデビュー。5ヵ月後の2012年4月、同じく鳴門で初勝利の水神祭を挙げています。
コース問わず着が取れるセンスを発揮し、新人時代から評価は高め。ブレイクまで時間は掛かりましたが、紛れもなくSGを狙えるトップレーサーの1人です。
初優勝はデビュー4年目の住之江一般戦(2015年)
各地の水面で経験を積みながら優出回数も増え、初優勝を達成したのは2015年8月の住之江ルーキーシリーズ。
同節のハイライトとなったのは、優出の懸かった準優勝戦。
2コースながらダッシュに引く”2カド”の奇襲を敢行し、断然人気だったインの小林文彦を直まくりで撃破。勢いそのまま乗り込んだ優勝戦も、イン速攻を決めて悲願のデビュー初Vを達成しました。
出場停止は八百長?ヤングダービー選出除外(2020年)
2015年の第2回大会から出場を続けていたPG1ヤングダービー。
優出そして優勝を目指して臨むはずだった2020年の第7回大会でしたが、オフィシャルサイトに公開された「選出除外」。
遡って調査してみると、この年の3~4月頃に何かしらのペナルティがあった模様。ただ、スタート事故は起こしていないので、フライング休みではありません。
出場停止の原因として考えられるのは、ヤングダービーの開催2ヵ月前に出場した以下の違反行為。
2020年7月13日、ボートレースびわこの「第5回 滋賀レイクスターズ杯」4日目の第11Rで、5号艇・島村隆幸(徳島=29)が1周2Mのターンが大きく外に流れ、展示ピットに係留されていた12R1号艇・江口晃生(群馬=55)のボートに接触する事故が起きた。
この事故により島村はエンスト失格となり、江口はボート破損による「スタート展示不正常」のため、12Rは欠場となった。なお2人にケガはなかった。
引用元:東スポWEB
選出除外になった明確な説明はなされていませんが、レース中の事故や違反が関係していると思われます。
しかし、ネット上では「八百長」を疑う声もチラホラ。
もちろん、八百長に紐づく証拠は一切ないので、根拠のない極めて悪質な口コミ。おそらく、島村の舟券を買って外れたファンの誹謗中傷とかでしょう。
あくまで個人的な見解ですが、島村隆幸は八百長と無縁のレーサーだと感じています。
SG初出場でいきなり初優出(2022年GPシリーズ)
プチブレイクとなった2022年の島村隆幸。
鳴門のお正月レースでいきなり優勝。その後も各地の記念や一般戦で好走を続け、優勝4回・優出19回の好成績を残します。
そして、11月末時点での獲得賞金は4000万円を超え、競艇界最高峰のビッグレース「グランプリシリーズ」に初選出&SG初出場を果たしました。
2連対率上位モーターを引き当て、予選5走を「11332」のオール3連対で突破。以下はSG初1着を飾った水神祭の映像。
準優も2コースから2着に入ってSG初出場初優出を決めます。
優勝戦は内枠勢に屈して4着でしたが、翌年の飛躍につながる6日間だったことは言うまでもありません。
島村隆幸の名を全国区にしたレース。ここから驚異的な存在感を発揮していきます!
島村隆幸が覚醒!2節連続でG1優勝(2023年)
3月の住之江から5月の鳴門まで7連続優出・優勝6回という無双ぶり!しかも、その中に含まれていたタイトルは2つのG1制覇。
4月のG1宮島周年は優出2号艇。5コースから好スタートを決めた「茅原悠紀」に競り勝ち、2マークで振り切って1着。デビュー11年半で目標のG1制覇を達成しました。
G1初優勝の直後となる5月の児島周年記念。
島村隆幸の勢いは止まらず、好スタートを連発して予選3勝をマーク。絶好枠で迎えた優勝戦も互角のスリットから押し切り、わずか2ヵ月で2度目の記念制覇を達成。
「いつも通りなんだけど、調子が良すぎる」と本人も驚く快進撃。まさしく島村がブレイクした瞬間と言えるでしょう。
同期一番乗りのSG制覇&丸野超えなるか?
2023年は前半だけで優勝7回。「覚醒」「大ブレイク」の見出しとともに紹介される機会も多い島村隆幸ですが、デビューからの通算成績は同期ダントツの実績を誇っています。
また、勝率を着実に伸ばして7点台後半に突入。若手時代には多かったフライングも減っており、2021年9月を最後に一度も切っていません。
同期No.1と評判の「丸野一樹」を飛び越えていきそう。そんな期待さえ持たせてくれる島村を、今後も応援し続けたいと思います!
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