2024年10月12日、唐津バトルトーナメント初日9Rにおいて、今年3度目のフライングで賞典除外。11月1日~6日開催の三国オールレディースを走った後、30日間のF休みに入る。
なお、2月びわこレディースオールスター、3月津男女W優勝戦のフライング分(90日間)は既に消化済み。
女子界トップクラスの人気者「高田ひかる」。
男子顔負けのまくり巧者であることから、いつしか愛称は”まくり姫”に。さらには、菅章哉(ガースー)にちなんで「だーひー」と呼ぶファンも大勢います。
また、ボートレース以外の部分でも多彩すぎる趣味を持ち、常に話題の中心にいる女子レーサーと言えるでしょう。
2019年から勝率を伸ばしてA1級に初昇格すると、賞金ランキングを50位台から18位へランクアップ。さらに、2022年以降は3000万円を超える賞金を手にしています。
そんな高田ひかるの競争成績やプライベートを深掘りしていきます。
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高田ひかるとは?
高田ひかるは1994年生まれ、三重県伊賀市出身のボートレーサー。
地元の伊賀白鳳高校に進学するも、競艇場で観戦したレースに一目惚れ。高校在学中にやまと学校(現ボートレーサー養成所)の試験に合格し、中退して競艇の道へ。
やまと学校を卒業後、113期生として2013年11月3日にデビュー。同期には一番乗りでSG制覇を果たした椎名豊や、22年に殉職した中田達也などがいます。
高田ひかるの公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 高田ひかる(たかだひかる) |
愛称 | まくり姫・だーひー |
登録番号 | 4804(113期) |
生年月日 | 1994年8月5日 |
身長/体重 | 157cm/49kg |
血液型 | A型 |
出身/所属 | 三重県/三重支部 |
直近の出場予定や成績を確認したい方は、以下の公式選手ページをご覧ください。
競艇選手を目指したきっかけ
高田ひかるがはじめて競艇に出会ったのは小学校3年生の頃。父親に連れられて観戦した津競艇場のレースに衝撃を受けたといいます。
地元伊賀市は三重県の内陸部。山の中で育った少女にとって、水上で展開される戦いの全てが刺激だったのでしょう。
大きなエンジン音を立てて走るボートを見て「これ、乗りたい」と一目惚れした高田は、ボートレーサーになるという将来の目標をここで決めたそうです。
やまと学校の試験は4度目で合格
父親と毎週のように各地の競艇場へ行ったという高田ひかる。
ボートレーサーを目指す思いはブレることなく、伊賀白鳳高校の工業科に入学。主将を務めたバレーボール部では県大会ベスト8の実績を残しています。
養成所試験には在学中から受験を繰り返し、高校3年生の夏に4度目のチャレンジで見事合格。秋に高校を中退し、やまと学校(現ボートレーサー養成所)の113期生として入所を果たします。
井口佳典と濱野谷憲吾に憧れて
デビュー前から憧れだった2人のSGレーサーがいます。
1人は同じ三重支部「井口佳典」。2008年平和島オールスターでSG初優勝を達成した瞬間は津の場外で観戦。地元のファンが総立ちで祝福した光景は鳥肌が立つほど感動したとのこと。
もう1人は小学生時代からの大ファンの「濱野谷憲吾」。いつか同じレースで走りたいという目標があった中、その願いが叶ったのは2018年10月の平和島一般戦。
濱野谷本人から「いいレースをするね」と言われた高田ひかるは「G1で走れるように頑張ります」と言葉を返した逸話があります。
デビュー前からSGを観戦するなんて、当時から熱狂的な”ボレジョ”だったことが伺えますw
高田ひかるの同期(113期)
同期で最も活躍しているのは、2022年の尼崎オーシャンカップでSG初優出初優勝を果たした「椎名豊」。既に通算20勝以上を誇るトップレーサーです。
他にも佐藤博亮・春園功太といった有望な選手が沢山います。
そんな中、椎名に次いで実績を残していた「中田達也」ですが、2022年11月宮島のレース中に殉職しています。同期はもちろん、ファンにとっても悲しすぎる死亡事故となりました。
師匠は三重支部「本部めぐみ」
高田ひかるの師匠は「本部めぐみ」。所属は三重支部、登録期は74期。
2003年にはG1女子王座決定戦を制しており、これまで14度の優勝回数を誇る実力者。近年は目立った活躍をできていませんが、紛れもなくトップ層で活躍していた女子レーサーです。
弟子は三重支部「中野孝二」
高田ひかるの一番弟子は「中野孝二」。同じ三重支部で2021年5月にデビューしたばかりのルーキーです。
師弟関係になった経緯を調べてみると、中野選手から「師匠になってください」と土下座でお願いされたとの情報も。
まくり姫の教えもあってか、中野孝二はデビュー3ヵ月ほどで水神祭を迎えることができ、2023年前期からは自身初のB1級に昇格。今後の活躍に期待ですね!
イケメンレーサーとして人気が出そう。ひょっとして、高田選手はこのルックスで弟子入りをOKしたのか?w
高田ひかるの結婚・旦那について
2023年1月現在、高田ひかるの「結婚・旦那」に関する情報はなし。100%とは言えませんが、高い確率で独身だと思われます。
また、彼氏などの情報も一切なく、今のところ男性の影はなさそうな気配。2022年頃から好調が続いてますし、男より”賞金”を優先しているのかもしれません。
まくり姫の近況に関しては、本人のツイッターがおすすめ。
更新頻度はあまり高くありませんが、プライベートの様子もたまに投稿されます。フォローしていない方はぜひ!
高田ひかるの趣味や資格など
美人レーサーとして人気のある高田ひかるは、驚くほど多趣味で知られる女性。
- 整理収納(資格保有)
- アニメキャラクターのコスプレ
- 御朱印集め
- スロット(パチスロ)
- ホットヨガ
- ゴルフ(初心者)
レースがない日もアクティブに活動しているので、普段はあまり見せない”オフの顔”を覗いてみましょう!
高田ひかるはとにかく多趣味
高田ひかるのインタビュー記事には、様々な趣味関連の内容が見られます。好奇心旺盛なのはもちろん、他の女子レーサーとの交流が多いことも関係しているでしょう。
清水沙樹とは大好きなアニメのコスプレで「ニコニコ超会議」に参戦。御朱印集めを始めたのは、神社で見つけた御朱印帳のデザインが可愛かったことがきっかけらしい。
他にもショッピングにプリクラ、ホットヨガ、初心者レベルだというゴルフなど…。とにかくいろんな趣味を公表しています。
「スロットの目押し」で動体視力強化
高田ひかるの趣味で最も有名な「スロット」。ネット上でも”スロット好き”のイメージが定着しています。
ただ、なぜスロットに嵌ったのか?本人曰く…
親が好きで、子供の頃家にあったプレステのソフトにスロットのゲームがあった。それを遊んでいるうちに自然と好きになった
スロットに必要な”目押し”で動体視力が鍛えられ「大時計がよく見えるようになり、1マークで展開を突けるようになった」と話す高田ひかる。
犬と暮らし始めたことでパチスロ店に通う頻度は減ったといいますが、現在自宅にはスロットの機械が2台も(笑)外に出かけなくとも目押しのトレーニングはできるようです。
「収納アドバイザー」の資格も保有
恥ずかしながら一部お家公開です🤣
— 高田 ひかる (@hiiiii4804) May 26, 2020
先日言うとった資格は、
整理収納アドバイザーです🙂
“選手としても人としても成長するF休み”を
モットーに 今までオリジナルでやってた
整理収納(元から整理片付けは大好き)を
どうせならしっかり知識をつけたいなおもて
チャレンジすることに決めました😋 pic.twitter.com/lJLtYOVh6l
片付け好きが興じて「整理収納アドバイザー2級」という資格を取得。
自分の家だけでは飽き足らず、妹が住む自宅に行っても散らかった部屋の片付けをしてしまうほどだとか。
この「整理収納アドバイザー2級」は、ハウスキーピング協会が主催する民間資格。整理に対する基礎から実戦的なコツまで学ぶことができ、2級の取得者は16万人を超えているそうです。
女子レーサーの写真集モデルに抜擢
マクールが発行する女子レーサー写真集「BOAT RACING girls」。この第4弾に登場するモデル15名に抜擢されました。
撮影にあたって「今まで笑顔で生きてきたことを全力で出し切ろう」と思った一方で「真面目な口を閉じたショットもある」と話しています。インタビュー動画はこちら。
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高田ひかるのデビューから初優勝まで
やまと学校のリーグ戦勝率は3.50と、女子ではまずまずの成績を残して卒業。
結婚、出産後も活躍を続ける三重のベテラン「本部めぐみ」の弟子として、2013年の秋に夢だったボートレーサーデビューを地元の津で実現させました。
ちなみに、高田ひかるの水神祭一覧は以下の通り。
- デビュー:2013年11月3日
- 初勝利:2015年3月7日
- 初優出:2016年11月17日
- 初優勝:2018年5月30日
- G1初勝利:2018年8月2日
- SG初勝利:2022年5月24日
プロの洗礼を浴びた津のデビュー節
高田ひかるのデビューは2013年11月3日、地元水面の津競艇場一般戦。
初戦はオール女子のメンバーで、大外6コースからタイミングが合わずコンマ40の出遅れ。レースにほぼ参加できない残念な1走目となります。
この開催には師匠の本部めぐみ(当時は西村)も出場していましたが、師匠に良い姿を見せられず終了。デビュー節は「6666転666」というほろ苦い成績に。
初勝利は139走目の丸亀競艇
2年目となる2014年は83レースを走って未勝利。それでも徐々にターンの安定感が増し、着順にもゴンロク以外の数字が増え始めます。
待望の水神祭は、デビューから1年4ヵ月後が過ぎた2015年3月7日。
日高逸子・平高奈菜といった強豪相手に大外からスタートを踏み込み、1マークで豪快なまくりを敢行。内の5艇を丸ごと飲み込み、デビュー139走目にして嬉しい初勝利となりました。
レース後の勝利者インタビューでは以下のように話しています。
まだ実感がないというか、まさか自分があのようにまくって勝てると思っていなかったので嬉しかったです!水神祭の目標をクリアできたので、成績を上げられるよう頑張ります。
2マークの全速ターンで初優勝(下関)
初勝利を機にターンの積極性が増し、2016年10月には地元津で初勝利を含む節間3勝をマーク。
そして、初優勝の場となったのが、2018年5月30日の下関「日本スポーツエージェントカップ男女W優勝戦」。
予選はオール3連対で優勝戦1号艇を獲得しますが、スタートで後手を踏んでしまいます。ただ、2号艇清水沙樹、3号艇金田幸子がやり合ってくれ、同じくデビュー初Vを目指す4コース原加央里との一騎打ちに。
ここで炸裂したのが高田ひかるのツケマイ。原加央里を引き波に乗せて失速させ、この戦いは高田に軍配が上がります。
デビューから4年半、5回目の優出で初優勝の水神祭を果たしました。
高田ひかるの「だーひーチャンス」3選
高田ひかるといえば豪快なまくり技。ライバルたちを豪快にねじ伏せるシーンは、多くの競艇ファンを魅了し続けています。
これまで数々のまくりを決めてきましたが、その中でも記憶に残っている「だーひーチャンス」をいくつか紹介します。
SG覇者を飲み込む6コースまくり
まくり姫の真骨頂を魅せつけた2022年10月の平和島G1。
2020年の大村ダービーを制した深谷知博、SG常連の磯部誠などを相手に6コースから挑んだレースです。
伸び足で勝負したい高田は、スリット手前から艇を伸ばしてコンマ09のトップスタートを決めます。その勢いで内5艇を一気にまくって全艇を飲み込み大波乱決着。
レース後には「これがしたかったんです」と大満足の表情を浮かべ、3連単24850円の高配当を演出しました。
安定感バツグンの2段まくり
機力だけに頼らず、安定したターン技術があってこそのまくり戦法。その本領を発揮したのが、2022年12月の尼崎女子戦で披露した2段まくりです。
5コースからコンマ17のトップタイミング。3コース池田奈津美もまくりに出ますが、高田はさらに外から被せて格の違いを見せつけました。
まくり姫の威力はイン水面(尼崎競艇)でもお構いなし!
スタートが揃っても直まくり敢行
”何が何でも握って勝つ”というまくり姫が登場したのは、2022年1月の平和島一般開催2日目。
2コースからコンマ24と踏み込めず、スリット上では3コース黒崎竜也に1艇身近く先行される展開。また、インコース山崎善庸にも挟まれる絶体絶命の形となります。
しかし、高田ひかるに常人の考えなどなかったようですw
強気に握り込んで直まくりを敢行。これが見事に決まり、左右の艇を蹴散らして1着。高田ひかるらしい勝ち方と言えるかもしれません。
輝かしい実績や悲しい出来事
高田ひかるという女子レーサーが残した実績と、辛い体験となった出来事を合わせて紹介します。
高田ひかるの年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 女子順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 33,777,000円 | 11位 |
2022年 | 38,626,500円 | 7位 |
2021年 | 24,600,000円 | 26位 |
2020年 | 22,905,000円 | 26位 |
2019年 | 24,151,000円 | 18位 |
2018年 | 13,673,000円 | 59位 |
高田ひかるの年別獲得賞金は上記の通り。
2022年は大きく飛躍する年となり、年間獲得賞金が大幅にアップ。女子全体のランキングでも7位まで上げてきました。
ボートレーサーの年収はほぼ賞金額なので、高田ひかるの年収は3,000万円超え。危険な競技とはいえ、30歳にも満たない年齢でこれだけ稼いでいるのは凄すぎますw
23年は3位!レディースオールスター連続出場中
ファン投票で出場選手が決まる「G2レディースオールスター」。この大会において、高田ひかるの連続出場を果たす人気レーサーです。
2019年以降に高田ひかるが獲得した票数および順位がこちら。
開催年度 | 得票数 | 順位 |
---|---|---|
2019年 | 2,796 | 34位 |
2020年 | 4,574 | 20位 |
2021年 | 5,066 | 18位 |
2022年 | 13,871 | 3位 |
2023年 | 13,252 | 5位 |
優出は第6回大会(2022年)の1度のみですが、2度目の優出、そして悲願の初優勝を期待するファンも多いことでしょう。
明るいキャラクターと強気なレーススタイルで高い人気を維持し続ける高田にとって、投票してくれたファンのためにも手にしたいタイトルなのは間違いありません。
この世を去った同期「中田達也」への思い
2022年11月にレース中の事故で殉職した113期養成所チャンプ「中田達也」元選手。
養成所時代には圧倒的な強さでチャンプにも輝いた中田さん。SG出場こそないものの、デビュー後は椎名豊に次ぐ好成績を残した選手です。
福岡支部の先輩レーサーからも「次にSGを獲るのはコイツ」と言われていたほど、成長スピードは尋常じゃなかったといいます。そうした活躍を魅せていた中での出来事。
高田ひかるをはじめとした同期レーサーにとって、計り知れないショックだったと思います。
同年12月に実施された住之江クイーンズクライマックスのオープニングセレモニーでは、中田達也のことが頭をよぎり言葉を詰まらせる場面も。
今年は嬉しいことや悲しいことがありましたけど…。全部、力に変えて年末大晦日まで突っ走りたいと思います。
養成所で苦楽を共にした中田達也さん。きっと天国から応援してくれているはず。
まとめ
高田ひかるのモットーは「一所懸命」。
どんなレースでも、どんな展開になっても全力で戦い続ける姿勢は、インタビューなどで頻繁に出てくる「あきらめない」に通じる気持ちの表れ。
次なる目標は、夏のG1レディースチャンピオンと、年末のG1クイーンズクライマックス優勝。
達成するために必要なのは「逃げも差しも磨く」こと。まだまだ苦手な差しの上達こそが自分の伸びしろだと本人も語っています。
高田ひかるが「まくり」だけでなく「差し」で1着を獲るシーンが増えてきたら…。いよいよ「まくり姫」が「最強女子」へと変貌する瞬間かもしれません。
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