近年、ボートレースは飛ぶ鳥を落とす勢いで利用者が急増中。その要因として、芸能人などの有名人を起用したテレビCMや、ネット経由で投票できる「テレボート」の普及が考えられます。
また、コロナ感染による巣ごもり需要も追い風となり、2020年の売上は1992年に記録した2兆円を再び超える業績となりました。
売り上げは前年より35.7%増の2兆951億4217万8000円に到達したことが分かった。ボートレースの売り上げが2兆円を突破するのは平成4(1992)年度以来、28年ぶり。
出典:スポニチ
このままいくと公営ギャンブルの帝王”競馬”と肩を並べる日が来るかもしれません。
しかし、ひとつだけ気になることがありまして…。これほどまでに競艇ファンが急増しているのに、北海道・東北・北陸地方のボートレース人気っていまいち伸びていないような?
気になったことを解決しないと寝れない性分なんです。どうでも良い内容ですが、北日本(北海道・東北・北陸)の競艇事情について触れていこうと思います。
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北海道・東北・北陸は競艇に関心がない?
まずは、北日本でボートレースへの関心が低いと感じた理由から。
北海道・東北・北陸からのアクセスがほぼなし
当サイトにはGoogleが提供する「アナリティクス」というアクセス計測ツールを導入してます。
このツールはリアルタイムの訪問者数や、どの記事を読んでいるか、どの地域から訪問してきたのかなど、様々なアクセス解析ができます。で、普段はあまり見ることのない「地域別のアクセス」を確認した際…
北海道・東北・北陸からの訪問者がほとんどいない!
まぁ、リアルタイムの訪問者数は平均して20名程度なので、たまたま地域が偏ってるだけかも?と思い、10分刻みで約1時間ほど観察してみました。
1時間に訪問してくれた約300人中、北海道・東北・北陸からのアクセスを確認できたのは1回のみ。見落とした可能性もあるでしょうが、いずれにしても少なすぎる…
1ヵ月の集計でも興味薄は明白
下記は1ヵ月のアクセスを集計したデータです。
北海道からのアクセスはそこそこあったものの、それでも全体の1.9%ほど。それ以外の県に関しては、1%をきるアクセスしかない状況。
- 北海道:9位
- 青森県:40位
- 岩手県:45位
- 宮城県:22位
- 秋田県:42位
- 山形県:46位
- 福島県:35位
- 新潟県:26位
- 富山県:38位
- 石川県:30位
- 福井県:34位
北海道・東北・北陸の順位を見れば分かる通り、ほとんどが30~40位台。北海道・宮城のみ20位以下でしたが、ボートレースへの関心が低いのは上位勢のアクセスを見れば一目瞭然。
はたしてこのような結果になった理由は何なのか?
ちなみに、大阪が1位だったのはちょっと驚き!東京都がトップだと思っていたので。
北日本で競艇人気がいまいちな理由
東日本および西日本と比較して、北日本(北海道・東北・北陸)からの訪問者が少ないのは理解できたはず。でもなぜ、ネット投票が普及しているのに、ここまで関心度に開きがあるのか?
最大の理由「競艇場がない」こと
上記の競艇場マップをご覧の通り、群馬県より北側には1つもありません。これこそ、北海道・東北・北陸でボートレースに関心が低い理由でしょう。
それを裏付けるのが、当サイトへの訪問者数1位の大阪府。賞金王決定戦(通称グランプリ)の開催地として定着している住之江競艇場があることから、周辺住民にも熱狂的なボートファンが多いのでしょう。
また、全体4位のアクセス数だった愛知県。こちらの県にも蒲郡競艇・常滑競艇と2つの競艇場があり、ボートレース人気は全国トップクラスを誇ります。
一方、温暖な気候でギャンブル好きの多い沖縄県。これだけ聞くとファンが多そうなイメージを抱きますが、アクセス順位は37位で全体の0.32%しかないのです。
下位の23県には競艇場がない
あくまで当サイトの集計ですが、地域別アクセスランキングで下位だった23県を確認すると、競艇場のない地域なんです。
なぜ北日本に競艇場がないのか?
仮に競艇が夏場だけの競技であれば、北海道や青森などの北日本にも競艇場はあったと思います。
しかし、ご存じのように競艇は暑くても寒くても365日開催される競技。そして、開催されるうえで欠かせないのが水面の状態です。
寒冷地として知られる北日本では、冬場になると氷点下になる地域もあり、競艇場の水面が凍ってしまうのは避けられないでしょう。当然、凍った競争水面では開催できないですよね。
水面凍結以外で考えられる理由
- 競艇選手の移動が大変
- 治安悪化の懸念
北日本に競艇場があったとしたら、あっせん場所によっては移動距離がとんでもなくなってしまいます。もし、最南に位置する大村競艇にいた場合、北海道までの距離はおおよそ2,000㎞。選手たちの労力は半端なくなりますw
それともう一つ、公営とはいえ、ボートレースはギャンブルです。
そういった賭博場を作ってしまうと、周辺の治安悪化に繋がる可能性があります。それを嫌って断ってきた自治体も沢山あると思います。
以下は、ソニー生命保険が調査した「教育水準の高い」都道府県ランキングですが…
順位 | エリア | 教育水準の 高さ自慢 |
---|---|---|
1位 | 秋田県 | 20.0% |
2位 | 福井県 | 17.0% |
3位 | 石川県 | 12.0% |
奈良県 | 12.0% | |
5位 | 富山県 | 11.0% |
6位 | 東京都 | 8.0% |
7位 | 長野県 | 7.0% |
京都府 | 7.0% | |
9位 | 埼玉県 | 6.0% |
神奈川県 | 6.0% |
上位5つの県に関しては、競艇場がないだけでなく、北日本および日本海側という共通点もありました。
ちなみに、長野県には公営ギャンブルに関連する施設がひとつもありません。教育に熱心な県であることは有名ですが、その弊害となるものを作りたくないのかもしれませんね。
北海道などにも場外発売場(BTS)はあるが…
テレボートを利用すれば全国どこからでも投票可能。
また、競艇場と同じ感覚で舟券を購入できる「BTS(ボートレースチケットショップ)」も全国にあり、北海道・東北地区にも8つあります。
- 旭川(北海道)
- なんぶ(青森県)
- 黒石(青森県)
- 大郷(宮城県)
- 川崎(宮城県)
- 河辺(秋田県)
- 玉川(福島県)
- 福島(福島県)
※詳しくは「北海道・東北地区のBTSページ」をご覧ください。
しかし、広大な北日本エリアにたったの8つしかないので、その環境下で継続して利用するのは難しいでしょう。
それに、競艇に嵌っている人の多くは、レースを生で観戦した経験があるはず。
時速70㎞にもなるスピード感や、あの独特なにおい、場内から沸き上がるファンたちの歓声。それらの魅力に一度も触れたことがないと、競艇本来の楽しさは味わえないと思います。
ネット投票ならどこにいても参加はできますが、勝ち負けのみですぐ飽きてしまうのではないでしょうか。
北日本や沖縄の競艇事情に関する口コミ
掲示板やSNSでも「北日本の競艇事情」について話題になっていたので、参考になりそうな口コミだけまとめておきます。
競艇場がない理由について
なんで北海道には競艇場がないんだって、そんなもん夏以外に落水したら死ぬからに決まってんだろ。北海道の水温の低さなめんなよ。真夏でも水風呂みたいな海水浴になりやすいのに
競輪も冬場は北日本でやらないし競艇場もあって冬場開催しないだけでもいけそうって思ったけど、仙台とかは春先でも雪が降るからやっぱり厳しいかな。
やっぱり屋内でも開催される競輪最高や!
北海道に競輪場か競艇場できねぇかなぁ…
ボートピアとかサテライトでもいいんだけど
冬場は水面が凍ってしまう北日本エリアにおいて、競艇場がないのは仕方ないこと。でも、口コミには「夏場開催だけでもいいから…」といった声もあり、北日本在住の競艇ファンたちには不満もあるようです。
とはいえ、夏季開催のみで経営を成り立たせるのは難しいでしょう。劇的に日本の気候が変わらない限り、北日本に競艇場が新設されることはないと思われます。
ゆかりのない競艇を好きになったきっかけは?
競艇好きな北日本の方、いらっしゃいますか?競艇の文化が無い中でどのように競艇を始めましたか?私は東京から新潟に転勤して、新潟の数人に競艇を始めてもらいました。
出典:Yahoo!知恵袋
競艇文化のない北日本にもファンは沢山いますが、好きになったきっかけを質問する投稿が複数ありました。どのような回答がしているのか確認してみると…
競艇のことを知人から教えてもらったり、テレボートで存在を知った人が多いように感じました。この先、テレビCMなどで更に競艇ファンは増えていきそう!
沖縄に競艇場がないのはなぜ?
沖縄に競艇場がない理由を調べましたが、明確な情報は見つかりませんでした。ただ、ネット上には様々な口コミが投稿されており、中には”それっぽい情報”も。
台風がしょっちゅう上陸するから
賃金が低すぎて金銭的な余裕がないし、競艇場ができてもすぐ潰れるでしょ。最近はパチンコ屋すら潰れまくってるし
プロ市民の抵抗が凄い。過去には色々な計画が中止になったり、建設途中で中止になった計画もある。
沖縄は民度が低すぎ。中山や京都競馬場以下の無法地帯になるのが見え見え
信ぴょう性についてはさておき、どの意見も何となく的を得ているような(笑)
沖縄出身の競艇選手が少ないのはなぜ?
約1,600名の競艇選手がいる中、沖縄出身の競艇選手はたったの8名(記事作成時点)で、全体比率ではたったの0.5%。海水を用いて競われる競技だけに、ボートレースとの相性は良さそうですが…。
おそらく、競艇場がないことが大きく影響しているのでしょう。競艇があまり認知されておらず、そこで働く”ボートレーサー”の存在も周知されていないということ。
ただし、ここ数年は沖縄出身のレーサーも増加傾向にあります。
沖縄出身のボートレーサー
名前(登録番号) | 所属支部 | デビュー年 |
田村美和(3207) | 東京 | 1985年 |
前川守嗣(4195) | 福岡 | 2002年 |
上原健次郎(5073) | 福岡 | 2019年 |
上原崚(5096) | 東京 | 2019年 |
冨名腰桃奈(5117) | 福岡 | 2019年 |
中尾彩香(5114) | 福岡 | 2020年 |
中尾優香(5192) | 福岡 | 2021年 |
神里琴音(5203) | 福岡 | 2021年 |
仲本舜(5258) | 福岡 | 2022年 |
城間盛渚(5274) | 福岡 | 2022年 |
嘉手苅徹哉(5284) | 福岡 | 2023年 |
前川守嗣選手がデビューして以降、沖縄出身のボートレーサーは17年も現れませんでした。
しかし、上原健次郎選手を皮切りに、毎年のように養成所を卒業するレーサーが誕生。中尾彩香(126期)、中尾優香(128期)に至っては姉妹なんです!
また、大きな話題にもなった「原田幸哉」選手の沖縄移住。所属支部は長崎ですが、沖縄に住むボートレーサーとして県内でも注目されるはず。
近い将来、沖縄出身のレーサーから「SG・G1」を制覇する選手が誕生する日は近いかも。
まとめ
私は生まれてからずっと東京住まいで、ちょっと車を走らせれば公営賭博場がこれだけあります。
- 東京競馬場(競馬)
- 大井競馬場(競馬)
- 川崎競馬場(競馬)
- ボートレース平和島(競艇)
- ボートレース江戸川(競艇)
- ボートレース多摩川(競艇)
- 川崎競輪場(競輪)
- 京王閣競輪場(競輪)
- たちかわ競輪場(競輪)
元々、ギャンブル気質を持ち合わせていたので、周辺環境がこんな状況だったら避けて通れるワケないですよね(笑)中でも競艇にはドップリ嵌ってしまい、人生の半分を捧げたといっても過言ではありません。
この記事で「北海道・東北・北陸でなぜ競艇人気は低いのか?」をお伝えして、自分自身のことを改めて思い返すと…
近くに何でも揃っていることが幸せとは限りませんよw
コメントお待ちしてます!