2年連続で選出された2023年グランプリシリーズは、パットしない成績で予選敗退。しかし、同年は優勝6回の実績を挙げ、賞金ランキング27位(6387万円)で1年を終えた。
現在の香川支部を牽引する存在「重成一人」。
デビューから順調に勝率を上げ、SG初優勝も時間の問題と期待されたトップレーサー。しかし、2020年の暴行事件によって長期出場停止となり、キャリアを一転させたB2級降格。
テレビや新聞でも大きく報じられたDV事件の真相とは?また、そこからの復活劇をはじめ、嫁や弟子などプライベートも深掘りしていきます。
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重成一人とは?
重成一人は香川県丸亀市出身、香川支部のボートレーサー。
父親も競艇選手だったことから、その背中に憧れて競艇の道を志す。80期で本栖研修所(現ボートレーサー養成所)に入所し、1997年5月にプロデビュー。
その後、2000年に初優勝を飾ると、怒涛の勢いで勝ち星を量産。SGタイトルこそないものの、艇界を代表するレーサーとして現在に至る。
重成一人の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 重成一人(しげなりかずひと) |
登録番号 | 3908(80期) |
生年月日 | 1978年9月12日 |
身長/体重 | 168㎝/55㎏ |
出身/所属 | 香川県/香川支部 |
デビュー日 | 1997年5月9日 |
重成一人の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページをご確認ください。
競艇選手を目指したきっかけ
重成一人が競艇選手を志したのは、県立丸亀高校在学中。
父親は34期の1000勝レーサー「重成達郎」さん。競争水面で活躍する姿を見ながら「いずれ自分もボートの世界に」という気持ちが強くなったとか。
息子の気持ちを察し、達郎さんは「なりたいなら早い方がいい」と進言。一人は高校を中退して養成所受験を決意します。
合格してデビューした後、2人は親子だけでなく師弟関係に。「自分を引っ張ってくれた父(達郎さん)には感謝している」と語っています。
同期(80期)の主な選手
1996年の春に養成所試験を合格し、1年間の訓練生活を重成一人と共に過ごした主力メンバーたち。
80期を代表する選手といえば、2022年のグランプリ覇者で賞金王に輝いた「白井英治」。現在までに3度のSGタイトルを獲得しています。
その他、養成所リーグ勝率第1位の平田忠則、2022年のレディースチャンピオンでG1初優勝を達成した香川素子など、名だたる選手が現役で活躍中です。
重成一人に弟子はいる?
重成一人には3人の弟子がいます。
初弟子は「平高奈菜」。2020年クイーンズクライマックスで優勝&賞金女王に輝き、男女混合戦でも高い実績を残すトップレーサーです。
そして、妹(中村桃佳)も同じボートレーサーの中村晃朋、記念開催の斡旋も増え始めた115期の川原祐明。
いずれの弟子も将来有望なA級レーサーに成長しています。
重成一人の嫁・離婚・年収・暴行事件など
重成一人を調べると「DV・逮捕」といったネガティブワードが多め。
ファンにとっては面白くない話題ばかりですが、競艇界を震撼させた事件の真相に迫っていこうと思います。
重成一人の年収(獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 63,877,653円 | 27位 |
2022年 | 30,660,000円 | – |
2021年 | 5,630,000円 | – |
2020年 | 7,300,000円 | – |
2019年 | 61,026,000円 | 25位 |
2018年 | 44,067,000円 | 45位 |
2017年 | 39,088,000円 | 60位 |
2016年 | 65,963,000円 | 16位 |
2015年 | 40,838,000円 | 43位 |
2014年 | 35,250,000円 | – |
2013年 | 45,326,600円 | 36位 |
2012年 | 情報なし | – |
2011年 | 80,539,360円 | 10位 |
ここ10数年の平均年収は4000万円ほど。
情報のない年もあるので正確ではありませんが、同年代の平均年収から換算すると10倍程度のお金を手にしています。
あくまで個人的な妄想ですが、想像できないような豪邸に住み、家一戸変えるような愛車に乗っているのでしょう。ちなみに、愛車の車種などは不明です。
趣味は?SNSはやってる?
重成一人はSNSを運用しておらず、プライベートに関する情報はあまり見かけません。
ただ、過去にはJLCの番組において、香川名物”讃岐うどん”の手打ちを披露。また、お笑いにも興味があるようで、芸人が出るテレビ番組はよく見ていると回答しています。
夫婦で「スッキリ!」に出演経験あり
重成一人が結婚したのは20歳頃で、嫁は2つ年下の一般女性。分かっている限り、家族構成は夫婦と子供3人の5人家族。
過去には夫婦揃ってテレビに出たことも。全国ネットのワイドショー「スッキリ!」の街頭インタビューにサングラス姿で出演していました。
番組では「香川から遊びに来ていた夫婦」と紹介されていますが、競艇ファンに一瞬で身バレ。
そして、インタビュー内の夫婦ゲンカについて「夫が家電を投げつけて暴れた様子をスマホで撮影し、離婚した時の証拠にしている」というエピソードを暴露。
以前から風の噂で聞いてましたが、重成は怒ったら手がつけられない性格らしい。
まぁ、見た目からしてオラオラっぽそうだし。嫁さんも負けじと怖そうだけど…
2020年3月、嫁への暴行容疑で逮捕
暴行容疑で逮捕されたのは2020年3月22日。津一般戦で通算1500勝を達成したわずか3日後のことでした。
自宅で妻(40)を殴ったとして、香川県警は22日、競艇選手の重成一人(しげなりかずひと)容疑者(41)=同県多度津町=を暴行の疑いで現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
重成容疑者が前日に飲酒をした際の態度をめぐって妻と口論になり、22日午後0時55分ごろ、背中を拳で1回殴った疑い。
引用元:朝日新聞デジタル
スポニチの記事では「容疑者がヒートアップしており、放置するのは良くない」として、警察が取り押さえたといった情報もあります。
怒ったら手がつけられない性格が災いして、痴話ゲンカに収まらず「事件」となってしまったのかもしれません。
15ヵ月間の出場停止処分に
重成の嫁は警察からの聴取で、泥酔している時に注意したところ、口論となり暴力を受けたと説明。後日、重成一人は容疑を認めたと報道されました。
事件前日には1500勝の祝勝会が開催されていたので、朝まで飲んで気が大きくなってしまい手が出てしまったのでしょう。
この事件翌日に控えていた大村G2の前検は不参加。その後の斡旋も全て削除される事態に。
暴力行為自体は不起訴処分になったものの、日本モーターボート競走会は事実は重く受け止め、6月5日の褒賞懲戒審議会で「2020年6月6日から15ヵ月の出場停止処分」を下すことを決定。
15ヵ月の出場停止はクビ一歩手前の重たい処分。1年3ヵ月も無収入ですからね
事件後、嫁とは離婚したのか?
自らの酒グセの悪さによって大きすぎる代償を払うことになった重成一人。
奥さんへの暴力で逮捕され、15ヵ月もの間収入はゼロ。いくらイケメンで高収入だった夫と、結婚当初のように仲良くできるのか?離婚していてもおかしくないような…
ファンからはそうした声が続出する中、同期で選手会理事を務める「飯山晃三」が”おしどり夫婦”のハッシュタグを添えて投稿。
「重成一人は2021年春に練習を再開し、心を入れ替えて復帰」といった思いが込められていたのでしょう。
当時、ネット上には某女子レーサーとの不倫を疑う書き込みもありましたが、どれも信憑性の低いものばかり。さすがに不倫などがバレたら解雇だと思うので、同じ過ちは二度と繰り返さないはず。
重成一人の通算成績(デビューから現在)
重成一人のデビュー戦は1997年5月9日。
コンマ08のトップスタートを決め、新人らしからぬ素質を発揮したと思いきや、3走目にして6コースからまくりを決めて初1着の水神祭を飾ります。
新人離れしたセンスを見せ続け、デビュー年は出走全開催で1勝以上を記録。さらに、年末開催では優出2着の偉業を達成。スーパースターがまた一人誕生したのです。
11度目優出で初優勝達成
初優勝は時間の問題かと思われていましたが、デビューから約3年間、あと一歩のところで涙をのむ結果が続いてしまいます。
勝てない日々にピリオドを打ったのは、2000年3月の若松一般戦。
優勝戦は2号艇ながら4コースを選択。スタートでやや立ち遅れてしまいますが、道中で逆転する「抜き」1着。11回目の優出でようやく悲願を果たし、デビュー初優勝を飾りました。
G1初優勝も抜き!6コースから大逆転
2000年の重成一人は、初Vを含めて優勝4回の大活躍。翌2001年には若松周年でG1初優出を果たし、記念制覇という目標が現実味を帯びてきます。
そして、勝率を7点台に乗せて出場した2004年6月の福岡G1。ついにその時がやってきます。
好モーターを武器にオール3連対で予選突破。準優でなんとか2着を死守し、優勝戦は絶望ともいえる大外6コース。
そんな中、コンマ08のタイミングで内5艇を飲み込みむ展開。三角哲男との競り合いにも打ち勝ち、デビュー7年1ヵ月で記念レーサーの仲間入りを果たしたのです。
グランプリ初優出は強前づけでイン奪取
重成一人のSG初出場は2004年のボートレースクラシック(福岡)。
その5年後となる2009年のクラシックで初優出(4着)。さらに、2011年は5つのSG出場に加え、若松と下関のG1、丸亀G2も勝って賞金ランキング11位でグランプリに選出されました。
同大会で爪痕を残したのはトライアル3走目。1着条件の勝負駆けながら不利な6号艇。ここで重成は一か八かの強前づけを敢行します。
80mに迫る深い起こしを覚悟でイン戦を乗っ取り、コンマ08のトップスタートでスリット通過。強烈な伸び足でイン速攻を決め、1着条件の勝負駆けを成功。
賞金王決定戦は6着に敗れますが、重成一人というレーサーが全国区になった瞬間だと言えるでしょう。
15ヵ月ぶりB2級で復帰し、翌月に優勝達成
※上記動画は復帰一発目のレース。
出走回数不足でA1からB2に降格し、戦線復帰したのは2021年9月の若松。
6日目には5コースから得意の「抜き」で復帰後初勝利。ここから1着を量産し、10月下旬の鳴門一般戦で2年2ヵ月ぶりの優勝を達成します。
一般戦で格の違う走りを見せた重成は、約10ヵ月でB2級を脱出。久々のG1となった2023年2月の四国地区選手権でいきなり優出(5着)を記録しました。
2023年メモリアルで3年ぶりのSG優出
2023年前期審査でA1級に返り咲き、2023年5月の芦屋オールスターで3年半ぶりのSG出場を果たします。
SG復帰2節目の福岡メモリアル。前検で上位モーターを引き当てると、予選は大きな取りこぼしなく「313321」でトップ通過。
残念ながら準優のイン戦で2着に敗れますが、4枠で迎えた優勝戦で3着入賞。久々のグランプリ本戦に選出される位置まで賞金を積み上げています。
残すは最高峰SGのタイトル
長期出場停止のブランクを微塵も感じさせず、全盛期の勢いを取り戻した重成一人。
近況は5、6コースともに3連対率が6割以上。強みとなっているコースを選ばない自在性もはっきり数字に表れています。
ただ、香川支部の後輩「森高一真・片岡雅裕」らがSGレーサーになっていく一方で、なかなかチャンスに恵まれない日々。実力は申し分ないので、その瞬間がいつ来てもおかしくないでしょう。
暴行事件の記録が消えることはありませんが、忘れさせるほどの活躍を期待したい!
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