2024年11月28日~12月3日の日程で開催された三国G1北陸艇王決戦。
最終日第12レースに行われた優勝戦において、4コース進入の「金子拓矢」スリット優勢かと思いきや、まさかのスタート審議中。そのままレースは続行されましたが、1周2マークに差し掛かったあたりで…
予選トップ通過から優出1号艇を獲得した「上野真之介」は、1マークで金子に沈められ無念の2着。
対して、展開に恵まれた2号艇「下出卓矢」が先頭を守り抜き、2019年10月の平和島以来、2度目のG1制覇を成し遂げました。
歯切れの悪い結果となった中、金子拓矢のフライングによって優勝戦売上3億6743万9000円の約47%にあたる「1億7339万円」が返還されることに。
また、罰則が強化されたG1優勝戦でFを犯した金子は、既に斡旋が組まれている2025年2月の戸田を走った後、翌日15日から30日間のF休み。さらに、休み明けから「1年間のG1・G2選出除外」という重すぎる罰則が待ち受けています。
SG 優勝戦 | 優勝戦のフライングは、斡旋が決まっているレース終了後、SGレース24ヵ月間、G1レース12ヵ月間出場できない(グランプリ含む)。 |
SG 準優勝戦 | 準優勝戦のフライングは、斡旋が決まっているレース終了後、SGレース12ヵ月間、G1レース6ヵ月間出場できない(グランプリ含む)。 |
G1・G2 優勝戦 | 優勝戦のフライングは、斡旋が決まっているレース終了後、G1・G2レースに12か月間出場できない(SGは出場可)。 |
G1・G2 準優勝戦 | 準優勝戦のフライングは、斡旋が決まっているレース終了後、G1・G2レースに6か月間出場できない(SGは出場可)。 |
G1・G2に1年間出場できないことがどれほど重たい罰則なのか?
A1級レーサーが目標とするのはSGに出場し、高額賞金を得ること。その為には大きな賞金獲得がマストとなりますが、来年3月以降の金子が出場できるのは一般戦のみ。
ちなみに、一般戦の優勝賞金は100万円程度。仮に10回優勝したとしても、手当等含めて1500万円ほどしか獲得できないのです。
よって、来年度のSG選出はほぼ絶望的。直近好調を維持していただけに、長い険しい1年となるでしょう。
金子拓矢といえば、美人レーサー「倉持莉々」と昨年結婚。
そして、2024年3月頃に第一子を授かったばかりの大事な時期に、こんな試練を与えなくてもいいのに…
重賞レースの優勝戦・準優Fは、数千万円の損害を被る罰則。いろんな意見あるけどちょっと重たすぎるような気もする。