2024年10月21日頃、埼玉支部「増田弘喜(ますだひろき)」の選手ページがオフィシャルサイトから削除。直近の成績から引退したと思われます。
レーサー人生最後のレースは、10月12日に開幕した蒲郡一般戦(サッポロビール杯争奪戦)。
初日は1走目でフライング、2走目は3コースから5着。そして、2日目は途中帰郷となったため、12日の第8レースがラストランとなりました。
増田弘喜は御年64歳の大ベテラン。
目立った実績は残せていませんが、競艇界の発展に尽くした功労者。約42年間のレーサー人生、本当にお疲れさまでした。
増田弘喜の引退理由
現時点で本人および公式から引退理由の発表ありません。その為、これから紹介するのはあくまで個人的な憶測となります。
引退理由①「2節連続のフライング」
- 2024年9月15日:江戸川2R(+.01)
- 2024年10月12日:蒲郡4R(+.05)
元々、フライングの少ない選手として知られていましたが、9月・10月と2節連続でF。
このFにより、全ての斡旋を走った後「90日間のF休み」となってしまうため、年齢や直近成績を考慮して引退の決断をしたのかもしれません。
引退理由②「4期通算勝率」
年 | 期 | 勝率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
2020年 | 後期 | 5.07 | 51.2% |
2021年 | 前期 | 4.31 | 37.1% |
後期 | 4.50 | 42.5% | |
2022年 | 前期 | 4.23 | 41.6% |
後期 | 4.38 | 40.6% | |
2023年 | 前期 | 4.06 | 31.3% |
後期 | 4.80 | 44.7% | |
2024年 | 前期 | 3.90 | 30.9% |
後期 | 4.07 | 31.4% | |
2025年 | 前期 | 3.94 | 33.7% |
上記は2020年後期以降の期別成績です。
増田弘喜は”登録から30年以上”を超えているので、クビの対象となる「4期通算勝率」は4.80。1600名を超えた場合しか対象にならないとはいえ、引退危機だったのは間違いないでしょう。
増田弘喜とは?
公式画像 | |
名前 | 増田弘喜(ますだひろき) |
登録番号 | 3065(51期) |
生年月日 | 1959年12月6日 |
身長/体重 | 166㎝/59㎏ |
出身/所属 | 長崎県/埼玉支部 |
デビュー日 | 1982年11月 |
引退日 | 2024年10月 |
増田弘喜は長崎県出身、埼玉支部に所属するボートレーサー。
51期訓練生として本栖研修所を卒業し、1982年11月にプロデビュー。初勝利・初優出等の水神祭は不明ですが、デビュー40年が過ぎた2023年2月、びわこ一般戦にて通算1000勝を達成。
若い頃の戦歴は全く見つからなかった…
同期(51期)の注目選手
2024年10月現在、51期の現役レーサーは4名。
その中でも同期を牽引してきたのが「山室展弘」。1986年新鋭王座決定戦でG1初Vを達成し、1999年ボートレースダービーでSG初制覇。
その他、G1レーサーとして活躍中の西田靖・岡本慎治をはじめ、引退後に教官となった山崎昭生も増田と共に戦ってきた同期生です。
2023年2月に通算1000勝達成
2023年2月25日に開催されたびわこ一般戦(第6回オールサンケイスポーツ杯)。
通算999勝で迎えた5日目第3レース。2枠に座った増田は、コンマ16のスタートからベテランらしい冷静な差しで勝利。
1982年11月のデビューから40年3ヵ月、8454走目にして大台の1000勝を達成しました。