2024年3月19日、江戸川「第23回関東日刊紙ボートレース記者クラブ杯」において、イン逃げを成功させた「関浩哉」が完全優勝を達成しました。
以下は優勝戦のレース映像。
ただ、一節間を通していつも以上に荒れた水面。全レース開催できたのは3日(初日・3日目・最終日)のみで、それ以外の日は中止および順延。
そして、番組構成によって7走する選手もいる中、関浩哉が出場したのは僅か4走。
- 初日(1号艇):1着
- 初日(3号艇):1着
- 3日目(6号艇):1着
- 最終日(1号艇):1着
通常通りの日程で開催した場合、選手1人当たりの出走回数は10回程度。そう考えると、今回の快挙はいろんな意味で”恵まれた完全V”だったのかもしれません。
参考までに、同様のケースを1996年まで遡ってみたところ…
達成年月 | 開催場 | 優勝者(結果) |
---|---|---|
2024年3月 | 江戸川 | 関浩哉(1111) |
2022年7月 | 若松 | 古結宏(1111) |
2020年10月 | 江戸川 | 白石健(1111) |
2019年1月 | 多摩川 | 赤岩善生(111) |
2017年12月 | 大村 | 遠藤エミ(111) |
2016年4月 | 大村 | 石野貴之(1111) |
2004年9月 | 芦屋 | 白水勝也(1111) |
2003年11月 | 江戸川 | 荘林幸輝(1111) |
2000年11月 | 江戸川 | 中澤和志(1111) |
1998年5月 | 江戸川 | 北川幸典(1111) |
1996年3月 | 唐津 | 中嶋誠一郎(1111) |
4走以下の完全V達成者は僅か11人しかいないうえ、約半数が江戸川開催。以上のデータを見る限り、今回と同じように中止・順延が影響したのでしょう。
まぁ、どんな条件だったとしても賞賛すべき快挙。あの「峰竜太」でさえ2回しか達成できていないので、オール1着Vの難しさは説明するまでもないかと。
最後に、一般戦ではそこそこ達成者が現れる完全優勝ですが、SG・G1で成し遂げたレーサーも存在します。
以下の記事でその選手と詳細を解説しているので、気になる方はぜひ覗いてみてください!