2024年3月4日に開幕した「尼崎G1センプルカップ(開設71周年記念)」。
同大会に出場している東都のエース「濱野谷憲吾」ですが、開催4日目となる7日のレース後、本体整備を行ったことで注目を集めています。
本来、プロペラやモーターなどの整備を施すのは当たり前の作業。しかし、以前から”濱野谷は整備をほとんどしない選手”として知られていることから、関係者の間で「珍しい」と話題に。
整備を行った当日、濱野谷は6コースから4着に入り予選突破。調整や乗り心地について「トルク感も出てきて行き足は悪くないし、道中の感じも乗り心地を含めて悪くないよ。」
そう語りつつ「スタートがしにくいね。そこかな。整備しちゃう?この整備しない俺がやっちゃう?」と不敵な笑みを浮かべたらしいw
その後しばらくして「リングいっちゃったよ」とさらに笑みを浮かべ、大胆な本体整備を記者たちに公開していたようです。
あの「整備しない濱野谷」がリング交換の整備を施したことから、よほど乗り心地が悪かったのかも。いずれにしても、普段しない整備が吉と出れば良いけど。
3月8日に出場した準優勝戦。整備したエンジンで挑んだものの、強烈な伸びの「島村隆幸」に飲まれて6着で終えています。
参考までに、濱野谷憲吾は1973年11月8日生まれ、東京支部に所属するA1級レーサーです。
「東都のエース」「ムテキング」「水上のファンタジスタ」などの異名を持ち、艇界を代表する名選手。1992年のデビューから現在に至るまで、5度のSG制覇を達成しています。
また、漫画モンキーターン”波多野憲二”のモデルとなった人物としても知られており、幅広い世代の競艇ファンから絶大な人気を誇っています。
そんな濱野谷ですが、プライベートでは多趣味な一面も。休日にはゴルフや釣り、サバゲー、料理などを楽しんでいるとのこと。
最後に、2023年・2024年とG1優勝は達成していますが、2021年オーシャンカップ以来のSG制覇はなし。
50歳を迎えた現在も衰えた様子は一切見られないので、まずは3月15日開幕「SGクラシック」の熱い走りに期待しましょう!