2023年12月5日、鳴門で開催された「大渦大賞開設70周年記念競走」。
圧巻の強さで予選トップ通過を果たした「白井英治」。準優も難なく逃げ切り、優勝戦はほぼ負けなしの1号艇。誰もが白井の優勝を予想していた中、この一戦を制したのは板橋侑我。
白井は1マークで若干ターンマークを外してしまい、その隙を狙った板橋のまくり差し。これが見事に決まり、2度目のG1優勝を達成しました。
まさか無双状態だった白井を負かすとは…
現在はまだ同期の「宮之原輝紀・新開航」らに遅れを取っていますが、来年あたり大化けするかも。それほど素晴らしいまくり差しだったと思います。
それにしても、熱狂的な白井ファンとしては辛すぎる敗戦。もちろん、本人が一番悔しい思いをしているでしょうが…
これで残す斡旋は、12月10~15日の丸亀G1、そして12月19日開幕のSGグランプリシリーズのみ。久々の重賞制覇を期待して、年末まで応援し続けるつもりです。
それと、注目したいのは「最多優勝・1着数・1着率・勝率・連対率」などのタイトル。
- 1着数:138(1位)
- 1着率:53.94(1位)
- 勝率:8.45(2位)
- 2連対率:72.44(1位)
- 3連対率:85.43(2位)
- 優勝回数:10回(1位)
グレードレース中心だと受賞は難しいものも多いので、今年はその辺のタイトル獲得にも期待したいと思います。
白井英治はなぜグランプリに出場できないの?
開催日 | レース | 優勝戦結果 |
---|---|---|
1月1日 | 徳山一般 | 1号艇/逃げ |
1月9日 | 下関一般 | 1号艇/逃げ |
1月28日 | 徳山一般 | 1号艇/逃げ |
3月5日 | 丸亀G3 | 1号艇/逃げ |
4月11日 | 若松一般 | 1号艇/逃げ |
5月3日 | 徳山一般 | 1号艇/逃げ |
6月4日 | 若松一般 | 1号艇/逃げ |
6月21日 | 丸亀一般 | 1号艇/逃げ |
8月9日 | 下関一般 | 1号艇/逃げ |
10月9日 | 丸亀一般 | 1号艇/逃げ |
飛ぶ鳥を落とす勢いで優勝しまくっている白井英治。
上記実績をご覧の通り、1月の2節連続Vを皮切りに、10月まで怒涛の年間10勝。しかも、優勝したレースは全て優出1号艇&逃げという驚異的な勝ち方。
ただ、いずれも一般戦およびG3であり、白井にとっては格下相手の戦い。そうなってしまったのはたった1度の失態…そう、2022年メモリアル優勝戦のフライングです。
SG優勝戦で2艇(新田雄史・白井英治)がFを犯し、両者ともに次年度のメモリアルまで選出除外。G1・G2も6ヵ月の除外となりました。
さらに、2023年7月の津一般戦で再びフライングを切り、SG復帰予定だった10月のダービー除外に。メモリアルのフライング以降、ことごとくチャンスを逃した1年と言えるでしょう。
とはいえ、重賞の本格参戦は9月だったにもかかわらず、G14節で準優2回・優出1回、約1年ぶりのSG復帰となったチャレンジカップでも準優4着の健闘ぶり。
一般戦のみで約5,000万円以上の賞金を獲得しているのです。
グランプリに出場できないのは悔やまれますが、次節の丸亀G1、そしてグランプリシリーズで大暴れすることを期待しましょう!