2023年9月5日、ボートレース常滑で開催された「G1開設70周年記念競走トコタンキング決定戦」において、7戦3勝で勝ち上がった「濱野谷憲吾」がインから押し切り優勝しました。
G1制覇は2021年4月のダイヤモンドカップ以来となる約2年半ぶり。また、この優勝で通算99勝目(G1通算23回目)を飾り、100Vまで残り1勝としています。
今節特筆すべきポイントは、安定感抜群のスタートタイミング。
5日目までの平均STはコンマ10。特にそのスタート攻勢が顕著に表れいたのが、予選2日目の第2レース。
3号艇で登場した濱野谷でしたが、赤岩善生の前づけにより一撃を狙った4カドダッシュを選択。そして、コンマ05のトップスタートから全艇をまくって勝利。
この勝利で勢いづいた濱野谷は、予選6走をほぼオール連対でまとめ、得点率トップで1位通過。その後も好調を維持し、準優、優勝戦と絶好枠を活かして優勝を成し遂げました。
今大会を制したことで、来年3月に行われる戸田SGボートレースクラシックの出場権を獲得。
昨年まさかの年間優勝ゼロに終わった東都のエースが、今年に入ってすでにV4の活躍。賞金ランキングもグランプリのトライアル2nd選出圏内に浮上しています。
ひょっとしたら、デビュー32年目にして「グランプリ初制覇」を達成してしまいそうな勢い。まずは10月のボートレースダービーの走りに期待しましょう!
濱野谷憲吾といえば、デビュー以来、長らく艇界を牽引してきた存在です。また、漫画「モンキーターン」のモデル(主人公:波多野憲ニ)としても、競艇ファンから知名度の高い選手。
2021年3月には史上32人目の全24場制覇を達成し、生涯獲得賞金ランキングは歴代6位の実力者(23年8月現在)。
ただ、意外にも常滑で優勝したのは1999年9月が最後。その為、今回の優勝は実に24年ぶりの快挙だったのです。
決して得意ではない水面で結果を残すあたり、絶好調であるのはほぼ間違いなし。
- 9月9日~G1北陸艇王決戦(三国)
- 9月25日~G1全日本王者決定戦(唐津)
- 10月6日~尼崎一般戦
- 10月15日~G1ウェイキーカップ(多摩川)
- 10月24日~SGダービー(蒲郡)
- 11月3日~G1全日本覇者決定戦(若松)
- 11月12日~G1ダイヤモンドカップ(常滑)
9月以降もSG・G1の斡旋が続くので、例年より評価を上げて舟券予想をしていきたいと思います。
余談ですが、個人的に嵌っている「競争艇スプラッシュ6」というゲームアプリ。
実在する競艇選手を採用したゲーム内容となっており、濱野谷憲吾と思われる選手も。その名前は「破魔矢健康」。センスの良し悪しは置いといて、暇つぶしにはなるので競艇ファンならぜひw
濱野谷憲吾については以下の記事が参考になります。時間があれば合わせてどうぞ