2023年8月4日、徳山で開催された「TYSテレビ山口杯争奪戦」。第4レースに出走した「松井繁」がイン逃げを成功させ、史上40人目となるデビュー通算2500勝を達成しました。
1989年5月13日のデビューから34年2ヵ月での到達。また、6月には同期のSGレーサー「服部幸男」も達成しています。
大記録まで残り3勝で迎えた今大会。幸先よく1走目で勝利しますが、ほぼ負けなしと思われたドリーム戦でまさかの2着。
悪い流れのまま4日目まで2勝しか挙げることができず、準優2号艇も5着に敗退してしまいます。
「今節は2500勝に届かないのか?」そうしたムードが漂う中、その瞬間が訪れたのは開催6日目の第4レース。
絶対に負けが許されない絶好枠。
ほぼ横一線となったスリットから、他艇を寄せ付けない走りでイン速攻を決めます。バックストレッチで3号艇峰重に迫られますが、難なく捌いて独走状態で1着。
1952年の施行開始から約71年間で、たった39人しか到達していない2500勝。その大記録達成した40人目として歴史に名を刻みました。
ちなみに、松井繁は2023年5月27日、史上初の「生涯獲得賞金40億円」を達成したばかり。
松井繁(53)=大阪=が、5日目8Rで大記録を達成した。前半4Rの1号艇は6着大敗。後半レース前までの生涯獲得賞金は39億9997万5802円だった。8Rに5号艇で登場すると4着でゴール。獲得賞金は40億9万5802円となり史上初の生涯獲得賞金40億円超えを達成した。
引用元:スポーツ報知
「絶対王者」の名にふさわしい功績を残しており、デビューから34年が経った現在も最前線で活躍中。まさしく”艇界のレジェンド”と呼ぶべき存在でしょう。
ただ、ここ最近は調子が芳しくない様子。さらに、以前はあまり見られなかった前づけも多く、ファンからの評判は下降気味…
年齢による衰えはあるでしょう。しかし、大舞台で活躍する姿をもう一度見たい。そう願っているファンの方が多いはずです。
巷で噂されている”引退”についてですが、40億円到達時のインタビューでこう話しています。
日々の積み重ねやから。真面目にあきらめず、一生懸命やってきた結果。だから別にという感じ。通過点やから。75歳までやるつもりなんで、これからも頑張ります
このコメントを見る限り、直近での引退はなさそう。全盛期のような実績は難しいでしょうが、強い松井繁の再来に期待してます。