2023年7月12日、芦屋で開催されたKBCラジオ杯の優勝戦において、1号艇「三川昂暁」がイン速攻を決めて1着。デビューから14年、31度目の優出で悲願の初優勝を達成しました。
今節、三川が手にしたモーターは2連対率50%の上位機。その機力を活かして初日にまくり差しを決めると、2日目以降も1,2着を量産して予選トップ通過。
準優も難なくイン逃げで勝ち上がり、自身初の優出1号艇に獲得します。
絶好枠で迎えた優勝戦。
三川に次いで人気となったのは、節一級の伸び足で10戦6勝している仲谷颯仁。さらに、SGレーサー森高一真・若手のホープ鈴谷一平らが構える一戦。
ちょっとした遅れも許されない中、三川のスタートはコンマ07。ただ、全艇が0台でスリットを通過し、鈴谷に至ってはコンマ01のトップスタート。
しかし、その状況でもターンマークを外さない完璧な旋回をし、バックストレッチで先頭に立ちます。
直線で仲谷をなんとか振り切り、その後は独走状態のまま3周回って1着でゴール。
実力はありながら届かなった優勝のタイトル。本当におめでとうございます!
三川昂暁とは?
公式画像 | |
名前 | 三川昂暁(みかわたかあき) |
登録番号 | 4551(104期) |
生年月日 | 1988年12月10日 |
身長/体重 | 160㎝/55㎏ |
出身/所属 | 福岡県/福岡支部 |
デビュー日 | 2009年5月20日 |
三川昂暁は福岡県出身、福岡支部のボートレーサー。
養成所のリーグ戦を優秀な成績(勝率6.20・準優出4回・優出2回)で卒業し、期待の新人として2009年にデビュー。約半年で初勝利、5期目にはB1級に昇格を達成。
優勝するのは時間の問題と思われましたが、優出しても勝てない日々が続き…。今回優勝するまで30回もの優勝戦を経験しています。
同期(104期)の注目選手
104期にSG制覇した選手はいませんが、G1覇者は2023年7月現在で2名。
中でも注目されているのは「中田竜太」。G1で同期最多の4勝を挙げ、通算30勝する同世代のトップレーサーです。
同期で最多優勝を挙げているのが「松田大志郎」。記念は1勝のみですが、一般戦では無類の強さを発揮しています。
その他、女子界トップ級で中田竜太と結婚した「浜田亜理沙」や、オールスターでお馴染みの人気レーサー「竹井奈美」なども艇界で注目度の高い選手。
そして、忘れてはいけないのが、八百長で逮捕された「西川昌希」。現在はツイッターで予想屋をしており、出所後も競艇に携わっているようです。
ちなみに、西川のツイッターには初優勝を祝した投稿がされていましたw
三川‼︎
— 西川昌希 (@boatrace4559) July 12, 2023
優勝おめでとう㊗️
八百長を働いた犯罪者とはいえ、1年間の訓練を共にした仲間。思い入れは別格なのかも
グレード別の通算成績
勝率 | 3連対率 | 優出/優勝 | |
---|---|---|---|
SG | – | – | – |
G1 | 3.63 | 12.5% | 0回/0回 |
G2 | – | – | – |
G3 | 5.05 | 48.9% | 2回/0回 |
一般 | 5.16 | 51.3% | 29回/1回 |
SG・G2の出場歴はなく、G1も2018年9月の浜名湖ヤングダービーのみ。
この先も一般戦およびG3が主戦場となるでしょうが、初タイトルを達成したことによって急速に成長する可能性大!
同期のトップレーサーたちと同じ土俵に立てることを応援しています。