2022年末に初開催となったボートレース大村。
コロナ感染により入場制限はあったものの、目標としていた250億円の売上を上回る259憶7,000万円。また、盛り上がりは開催地の長崎県大村市周辺まで波及し、グランプリによる経済効果は35憶円との推計が発表されました。
長崎県大村市玖島1丁目の大村ボートレース場で昨年12月に開催された「SGグランプリ(賞金王決定戦)」について、市ボートレース企業局は28日、経済波及効果額が約35億2千万円に上るとの推計を発表した。
引用元:長崎新聞社
中でも経済波及効果が大きかったのは、グランプリに向けて新設した建設経費。
上記スタンド棟別館の建設費用は約27億円。
他にも開催中はほぼ満室だった市内のホテル、タクシーや飲食店などへの経済効果も大きかったとのこと。
しかし、グランプリ効果で生まれた35億円の内、77%お金はスタンド棟への投資。入場制限が掛かっている状態で本当に必要だったのか?私個人の意見は「無駄金」だと感じています。
大村へは開催数ヵ月前に来場してます。その時撮影した写真は以下の記事をご覧ください。
「やっぱり住之江がいい」という声が多数
大村グランプリは目標以上の売上を記録。また、経済波及効果も35億円に上ったので、お金の面は大成功だったと言えるでしょう。
ただ、実際に開催前の大村へ行った感想は、グランプリの地として適さない不便さがいくつもありました。
交通の便が悪すぎる
住之江・平和島のグランプリは何度も観戦してますが、どちらも徒歩圏内の場所に最寄駅があるので、移動手段で困ることはありません。
一方、大村競艇までの移動はタクシーのみ。しかも、タクシーの運転手さん曰く「重賞レースの開催時は長蛇の列ができる」と言っていたので、競艇場へ行くだけで一苦労。
長崎駅や佐世保駅など、近隣の駅から無料タクシーが運行中。SG・G1開催時に乗れるかは分かりませんが…
客・関係者でホテルはほぼ満席
経済波及効果で最も大きかったのは、グランプリ開催に向け新設したスタンド棟別館など建設関連経費で約27億2900万円。レース期間中、市内のホテルは、ほぼ満員状態が続いていたといい、観光消費による効果は約3億3千万円に上った。
引用元:長崎新聞社
長崎新聞社が報じている通り、開催期間中、大村市内のホテルはほぼ満席状態。
それもそのはず、大村競艇の周辺に来場者を受け入れるだけの施設はありません。入場制限があったにもかかわらず、開催が決まった瞬間にすぐ予約は埋まったそうです。
百歩譲って、記念レースや地区戦であれば仕方のないこと。
しかし、グランプリは競艇界にとって特別な大会であり、全国のファンが来場できる場所が好ましい。と感じています。
大村グランプリに対するファンの声
土日は入場制限あったから人は少ない方だけど入場制限ないなら大都市でやったほうがいい。ホテルが取れない。
グランプリは住之江か平和島で良いかと。大村のSGだとインが強すぎて正直買いにくかった。
グランプリで初めて大村に行ったが席が少なすぎる!地べたに座ってる人がたくさんいた。やっぱり賞金王決定戦は住之江で頼みます
大村ほぼホテルないからそりゃすぐ満室なるわな。
「大村で良かった」といった声も一部ありましたが、大多数の意見は否定的な声。
そのほとんどはホテル予約ができない、席数と来場者数のキャパが合っていないなど、競艇とは関係のない不満ばかり。
正直、本命党の私からすれば、インが強い大村開催はプラス要因。ただ、グランプリだけは生のレース観戦をしたいので、移動や宿泊に困らない「住之江 or 平和島」が嬉しいかも。
ちなみに、2023年度のグランプリ開催地は「住之江競艇」です。