2023年1月27日に開催された児島一般戦「スポーツニッポン杯」。30日のフライング休みを消化した「田頭実」が、約1カ月振りのレース復帰を果たしました。
2022年11月の鳴門準優で今期1本目のフライング。さらに、翌月12月に福岡の準優で2本目のフライングを切ってしまい、現在は後がない状態です。
ちなみに、競艇のフライングとは選手が最も恐れる違反行為。
過去に3本目のフライングを犯した選手はいますが、B2級に降格して引退したケースも。F2というのはそれほど危機迫った状況といえます。
今シリーズ後は2月4日から蒲郡一般戦、2月12日からG1若松周年に出場予定。それらの斡旋が終わった後、2月18日~4月18日まで2本目のフライング休み(60日)に入ります。
上瀧和則とは?
田頭実の復帰戦となる今シリーズには「上瀧和則」も出場中。
上瀧和則といえば、3度のSG制覇し、G1含む通算49勝のキャリアを持つボートレーサー。2000年代初頭はSGで度々優出を重ね、2004年には賞金王決定戦で優出2着の実績も残しています。
また、2012年6月~2022年6月まで約10年間に渡って選手会長を務め、走る選手会長”として注目を集めた選手です。
競争成績はご立派ですが、何かと噂の絶えない佐賀支部、その代表格ともいえる上瀧和則。
直近だと2022年12月に競艇界を去った「三井所尊春」。あくまで噂レベルではあるものの、引退に追い込んだ張本人といった情報も出回っています。
八百長疑惑が浮上した田頭実。そして艇界で恐れられている上瀧和則。この2人の同時参戦に、話題が集まるのは当然かもしれません。
F2田頭実が常人離れしたスタートで勝利
1号艇上瀧和則に対して、6号艇田頭実は普段通りの前づけ。ただ、上瀧和則がインを明け渡すことはないので、お互いに深インになるのを避けた動き。
レース結果は、トップスタートを決めた田頭実が直まくりで1着。上瀧和則は連対できず4着。
結果はどうであれ、衝撃を受けたのが田頭実のスタートタイミング。
ちょっとした気象変化でフライングになってもおかしくないコンマ06。フライング休み明けの1走目、さらに60日の休みを残している選手のスタートとは思えません。
現役選手最多となる「通算57本のフライング」という不名誉な記録を持つ一方で、F3でG1を優勝した伝説を持つ田頭実だからこそ成し得た芸当でしょう。
ただ、もしFを切ってしまったら…。そう考えると、ゼロ台のスタートを行くの余りにもリスクが高すぎ。
田頭ファンからすれば長期離脱、引退の可能性すらある行為なので、安全なスタートで行ってほしい状況。
そんな中、2回走りとなった同日のレースでも…
1走目よりも早いコンマ04。ぶっ飛んでいるとしか思えないスタートであり、引退なんて1ミリも恐れていないはず。
自らにお金を賭けてくれている人の想いや期待を背負って走ることが使命
こう語っているように、常に全力で戦う姿勢は素晴らしいことです。しかし、応援しているファンにとっては、もう少し控えめなスタートを望んでいるかもしれませんねw
競艇界の八百長疑惑に新たな動き
レースではファンを魅了する走りを披露していますが、水面を離れたところでは不穏な話題が飛び交っています。
1月28日早朝、現代ビジネスで「中村亮太の八百長関与」の新事実が公開。具体的な証拠も示されているので、競走会から何かしらの情報が公表される日は近いかもしれません。
また、田頭実の疑惑についても、元妻「田頭律子」さんが多数の爆弾発言を投下。
一方的な発言なので真実である確証はありません。
ただ、田頭実を一番近くで支えていたのは紛れもない事実。そして、名誉棄損で訴えられるリスクのある内容なので、それなりに覚悟を持って投稿していると思われます。
今後どのような展開になっていくのか?新たな情報が報じられたら即周知させていただきます。