2023年4月14日に津で開催されたG1競争において、艇界のスーパースター「峰竜太」が2021年10月ぶりのG1優勝を飾りました。
初日2走を3着、6着と万全とは言えない低調なスタート。ただ、2日目ドリーム戦の1着を皮切りに、オール連対でまとめて予選を5位通過。準優は2号艇から2着に食い込み、優勝戦4号艇を獲得します。
迎えた優勝戦メンバーがこちら。
絶好調の松山将吾がインに座り、2号艇はまくり姫こと高田ひかる、3号艇にSG常連の桐生順平といった番組構成。
このメンツで峰が先頭に立つには、ほぼタッチスタートで突き抜けるか、内側がごちゃつく展開になるか。どちらも確率的にはかなり低いと予想していましたが…
伸び型に超した高田ひかるがまさかの直まくりを敢行したのです。
コンマ11でトップスタートを切った高田は、スリット通過後にグングン加速。1マーク手前で松山は完全に飲み込まれ、高田・桐生・峰の三つ巴戦となります。
バックストレッチでは桐生が有利ポジションをキープ。
このまま決着か?と思われた中、先マイを仕掛けた高田の引き波で失速。その隙をついて間を割って飛び込んできた峰のまくり差し。
並走状態で内側となれば、峰竜太に勝てるレーサーは皆無。2週1マーク以降は高田との差を広げていき、大きくガッツポーズをして1着でゴール。
通算92回目、G1では16回目の優勝を果たし、2021年10月のびわこG1ぶりとなる重賞制覇を成し遂げました。
以下の動画は、優勝直後の勝利者インタビュー。
いろんなものが詰まったガッツポーズでした。
いろいろありすぎて言葉にならない部分もあるんですけど、まだやれるのかなぁって気持ちは少し戻せた。良いターンはできたので、最高の舞台まで遠いですけど一歩一歩進んでいきたい。
自分があんな時期でもずっと応援してくれてありがとうございました。まだまだ夢は遠いけど、日々精進してトップ目指して走りたいと思います。
今回の優勝はSG制覇に匹敵するほど嬉しかったはず。
2021年グランプリのターンマーク衝突事故、ゲーム配信への誹謗中傷、予想屋との繋がりなど。引退の噂もあった時期があるので、ファンからしても感慨深い優勝となったでしょう。
完全復活を遂げた峰竜太。
SG復帰は10月のダービーとなりますが、G1の優勝賞金(1100万円)が上積みされてグランプリ選出に大きく前進。5月以降も記念に登場するので、泣き虫王子の再来に期待したいと思いますw