2024年6月30日、尼崎開催のSGグランドチャンピオン優勝戦。トップスタートからイン戦を制し、昨年のクラシックに続き2度目のSG優勝を果たした。
優勝賞金は3600万円の上積みにより、賞金ランキングは66位から5位前後へ。
2024年3月のSGクラシック優勝戦。3コースからコンマ05のトップスタートを切ったが、吉川の転覆に巻き込まれ不完走による失格。昨年に続く連覇達成ならず。
38歳でクラシックを制し、SGタイトルホルダーの仲間入りを果たした群馬支部「土屋智則」。
その優れた才能は新人時代から発揮。デビュー初戦で初勝利を挙げ、3期目には早々とA2級昇格。そして現在、艇界を代表するトップレーサーとして活躍中です。
そこで今回は、土屋智則がSG制覇するまでの道のりをはじめ、嫁・父親・師匠などプライベートも合わせて深掘りしていきます。
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土屋智則とは?
土屋智則は群馬県伊勢崎市出身、群馬支部のボートレーサー。
元オートレーサーの父、現役ボートレーサーの姉を持つ公営競技一家に生まれ、2005年11月に桐生でデビュー。2022年には通算1000勝を達成し、SG・G1含む36回の優勝を挙げている。
土屋智則の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 土屋智則(つちやとものり) |
登録番号 | 4362(97期) |
生年月日 | 1985年2月6日 |
身長/体重 | 164cm/55kg |
出身/所属 | 群馬県/群馬支部 |
デビュー日 | 2005年11月12日 |
土屋智則の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
競艇選手を目指したきっかけ
高校卒業後、オートレーサーだった父親の影響でオートレースの選手を志しますが、養成所試験を突破することができず夢はとん挫してしまいます。
そんな中、姉「土屋千明」が競艇界にいたこと、父が競艇好きだったことがきっかけとなり、進路をボートレーサーにシフトチェンジ。養成所試験に合格し、97期生として入所しました。
父親と姉については後ほど詳しく解説しますね。
ボートレーサー養成所の成績
土屋智則のリーグ成績は、勝率7.11・準優出4回・優出7回・優勝2回。卒業記念競走は優出3着。やまとチャンプ&勝率1位は逃したものの、同期トップクラスの実績で卒業。
同期(97期)の注目選手
一部では「クセ者軍団」と呼ぶファンもいる97期。
艇界のエンターテイナー「西山貴浩」を筆頭に、守屋美穂の元旦那「山口達也」、2019年に三国G1を獲った「池永太」。重賞レースではお馴染みの精鋭たちです。
97期の女子レーサーは元々3名でしたが、古川舞の引退で現在は2名のみ。
土屋智則の師匠・弟子
土屋智則の師匠は、群馬支部66期「橋本久和」。
2003年江戸川モーターボート大賞でG1初優勝を飾り、翌2004年には総理大臣杯でSG初優出を果たした名選手です。愛弟子に対して…
特別ああしろ、こうしろとは言っていないし、自由にやらせたつもり。師弟関係というよりは友達みたいなものだね。一緒に飲みに行ったり
土屋がSGを獲った時には「うれしいですよ。一生懸命やってくれたので言うことは何もない」と喜びを噛みしめていました。
土屋智則の弟子は、群馬支部117期「金児隆太」。
バイクレーサーから転身して2015年11月にデビュー。既に3勝する活躍を魅せており、2023年5月には桐生G2で優出(5着)を達成しています。
土屋智則の嫁・父親・兄弟など
あまり語られることのない「土屋智則のプライベート」に迫っていきます。
土屋智則に嫁・子供はいるの?
ネット上には「土屋智則には嫁がいて、子供も2人いる」という情報もありますが、それを裏付ける記事や本人のコメントは皆無。事実であるかどうかは分かりません。
そのうえで、mixiで立ち上がったトピックで以下のような書き込みを発見。
これが事実なら、土屋智則は2009年6月頃に結婚している可能性も。また、時期から考えてお子さんがいてもおかしくありません。
ただ、コメント主の素性は明かされておらず、書き込みに反応するコメントもなし。現時点で嫁や子供の真相は不明のままです。
父は元オートレーサー「土屋栄三」
土屋智則の父は元オートレーサーの「土屋栄三」。
全盛期は抜群のスタート力に定評があり、1997年浜松G2春のスピード王決定戦で初のタイトルを獲得しました。
しかし、選手晩年は体調を崩すことも多く、2013年6月の伊勢崎G2開催で初日を走った後、10月25日に引退表明。そして、登録抹消からわずか2週間後に亡くなっています。
姉は92期「土屋千明」
3歳年上の姉「土屋千明」も同じボート界で活躍するレーサーです。
土屋智則より2年早い2003年5月にデビューし、同年11月に初勝利。初V(2018年)までかなり時間を要しましたが、近年はA1級昇格を果たすなど実績を積み上げています。
ちなみに、土屋千明は2012年11月頃にオートレーサー「森村亮」さんと結婚。
現在は2人のお子さん育てながらママさんレーサーを続けています。
父・姉・義兄は皆レーサー。業界でも稀にみる公営競技一族ですねw
土屋智則の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 8858万円 | 13位 |
2022年 | 5365万円 | 43位 |
2021年 | 3628万円 | 106位 |
2020年 | 3821万円 | 93位 |
2019年 | 3474万円 | 115位 |
2018年 | 3485万円 | 94位 |
2017年 | 3922万円 | 59位 |
土屋智則の年別獲得賞金は上記の通り。
2021年まで3000万円台をキープ。G1優勝の2022年、SG優勝の2023年は大きく上昇し、もう少しで1億円レーサーに到達する勢いです。
いずれにしても、めちゃくちゃお金持ちなのは間違いないでしょうw
趣味はゴルフ。西山貴浩と大の仲良し!
土屋智則の趣味はゴルフ。父・土屋栄三さんもゴルフが趣味だったといいます。同じ支部や同期の選手とラウンドすることも多く、ボートレーサーのコンペにもよく参加しているらしい。
気になるゴルフの腕前ですが、数年前の映像だといたって普通(笑)続けていれば上達しているでしょうけど…
土屋智則のSNS(インスタ・ツイッター)
土屋本人が運用しているSNSアカウントは「インスタグラム(tomonori_tsuchiya2)」のみ。
2023年3月に開設したようですが、SG優勝の祝勝会と、同期で北海道に行った時の画像しかアップされていません。それ以降は音沙汰がないので、やる気はあまりなさそう。
デビューからSG優勝までの成績
2005年のデビューからSGレーサーになるまでの成績を紹介します。
デビュー節&初戦で初勝利!
土屋智則のデビュー戦は、2005年11月12日の桐生一般戦。
赤城おろしの強風が吹く中、ほぼ同体のスタートからまくり差しを決めて1着。デビューしたての初戦において、初勝利&水神祭を達成。
さらに、最終日にも大外からまくりを決め、デビュー節にいきなり2勝。新人離れした走りを披露し、3連単の配当は”167340 円”という特大万舟券を演出しました。
初優勝は2009年1月の常滑
初勝利の翌年、年間20勝を挙げて9月の江戸川で初優出も記録。年を追うごとに成績は上昇カーブを描いていきます。
待望の初優勝は2009年1月の常滑一般戦。
予選をオール3連対「122333」で突破し、準優も2コースから2着。優勝戦は6コース(4号艇)からコンマ01のトップスタートから、内5艇を飲み込む大まくりで勝利。
終わってみればオール3連対の活躍で、デビュー3年2ヵ月にして初優勝を飾りました。
2017年6月、江戸川でG1初優勝
「プロペラ作りが苦手だった」と話す土屋にとって、追い風となるルール改正が行われます。そう、2012年の「持ちペラ制廃止」です。
新ルール採用後、G1の優出回数が増加。そして、2017年のG1江戸川でトップレーサーの仲間入りを果たします。
予選をオール3連対で勝ち上がると、準優も難なく逃げて優出。優勝戦は平尾が大きく凹み、1マークを先マイした土屋がまくって1着。自身初のG1タイトルを手にしました。
実は、前年のG2江戸川で”同じ枠番およびスリット隊形”の優勝戦があり、展開を活かせず2着に終わっています。その経験が今回の勝利に繋がったのかもしれません。
2013年チャレンジカップでSG初優出
初日のイン戦を取りこぼしますが、しぶとく着を拾って予選突破。準優は同支部の先輩「毒島誠」とワンツーを決めてSG初優出。
優勝戦はコンマ13のスタートで外攻めを狙うも、僅かに届かず3着でゴール。SG制覇はお預けとなったものの、7度目のSG出場で初優出という快挙を達成しました。
地元桐生で1000勝達成
節目となる”通算1000勝”は、2022年1月の地元桐生で到達。
1000勝にリーチを懸けた土屋は、4日目前半レースに3号艇で登場。抜群のピット離れからインコースを奪取すると、トップスタートからイン戦を押し切って1着。
レース終了後には水神祭が行われ、師匠(橋本久和)や弟子(金児隆太)らに担がれて水面へ投げ込まれました。
2023年クラシックで悲願のSG初優勝
2022年3月の常滑G1を制し、勢いそのまま乗り込んだ2023年SGクラシック。
上位機を手にした土屋は、初日2走を2連発で連勝。その後も堅調な走りを継続し、得点率8.00で予選トップ通過を果たします。準優も難なく逃げ、2度目のSG優勝戦は初めての1号艇。
大きなプレッシャーもあったでしょうが、ここにきてコンマ01のトップスタート。篠崎元志・茅原悠紀の攻めを完全に封じ、圧巻のイン速攻でSG初Vを飾りました。
デビュー17年4ヵ月、97期のSG制覇は土屋が一番乗り。
同期の西山貴浩は優勝した瞬間に号泣したらしい。住之江に参戦中だった姉の土屋千明は「はじめて泣いた。頭をなで回します!」と祝福を贈っています。
そして、ずっと傍で見守ってきた師匠の橋本久和。弟子に対して以下のようにコメント。
よかったよかった。うれしいですよ。一生懸命やってくれたので、言うことは何もない。
お父さんの栄三さんがオートレーサーで、その背中を見て育った。あとお姉ちゃんがいて、そういう環境があったから今の智則があると思う。僕は特別ああしろこうしろとは言っていないし、自由にやらせたつもり。
そんなに厳しい上下関係は作っていないから。これでおいしいものでもごちそうしてくれればいいよ
平和島だから何が起きるか分からない。インが強いところなら99%優勝ってあるけど、まあ分からないから。インが強くないところで勝ち切れたのは、全部が兼ね備わっていたということ。
本人が一番ホッとしているんじゃないかな。椎名豊とか下の世代がSG取っていたから。
引用元:サンスポ
師匠が言っている通り、勝つべくして勝ったタイトルだと思います。
グラチャン制覇!2年連続でSGV
2024年6月に尼崎で開催された第34回グランドチャンピオン。
2連対率45%の上位機を手にした土屋は、初日から快走を続け予選2位通過。準優も難なく逃げて優出を果たしますが、トップ通過の「徳増秀樹」が飛び優出1号艇が舞い込みます。
迎えた優勝戦。
後半3連勝で勝ち進んだ宮地元輝、愛知のエース池田浩二らが外に構える中、トップスタートを決めて完璧なイン逃げで勝利!
昨年のクラシックに続いて2度目のSG制覇、通算37度目のVを飾りました。
勝利者インタビューでは”キュンポーズ”を披露。これに対し、同期の西山貴浩や毒島誠・関浩哉から…
「ダッサ、可愛くもないし、カッコ良くもない」といじられる一幕も(笑)多くのファン、そして同僚からも愛されている証拠でしょうね!
近年、SGで爪痕を残しまくっている土屋智則。勢いそのまま”グランプリ制覇”を達成しそうな勢い!
まとめ
デビュー当初は「本気でトップになりたい、群馬の一番になりたい」と野心に燃えていた土屋智則。
成績が停滞して落ち込んだ時期もありました。しかし、そうした逆境を乗り越え、G1優勝を機にトップレーサーへ駆け上がり、今ではSGで優勝候補に挙がるレーサーの1人。
同期「西山貴浩」のような派手さはありませんが、今後の競艇界を担っていく存在と言えるでしょう。
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