2024年6月13日に開催されたG1蒲郡69周年記念競走。
予選3位ながら優出1号艇が舞い込み、抜群のスタートからイン速攻を決めて優勝。昨年2月関東地区選手権(江戸川)以来、G1通算5回目のVを飾った。
また、優勝賞金1200万円を獲得し、賞金ランキングを46位から18位前後まで上昇。
デビュー30年を迎えるベテランながら、未だ現役バリバリで活躍する「石渡鉄兵」。
現時点で優勝83回のうち24回が最高難度の江戸川。そうした実績から”江戸川鉄兵”の愛称で親しまれ、関東の水面を中心に絶大な人気を誇っています。
江戸川を愛し、江戸川からも愛される石渡鉄兵とはどんな人物なのか?また、養成所チャンプとなった息子「石渡翔一郎」や、自宅や年収などプライベートにも迫っていきます!
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石渡鉄兵とは?
石渡鉄兵は千葉県市原市出身、東京支部のボートレーサー。
鉄兵という名前は、1970年代の連載マンガ「おれは鉄兵」の主人公(上杉鉄兵)から名付けられたといわれています。
石渡鉄兵の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 石渡鉄兵(いしわたてっぺい) |
登録番号 | 3716(74期) |
生年月日 | 1974年12月6日 |
身長/体重 | 160cm/53kg |
出身/支部 | 千葉県/東京支部 |
デビュー日 | 1994年5月 |
石渡鉄兵の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページをご確認ください。
競艇選手を目指したきっかけ
もともと小柄だった石渡鉄兵は、中学生時代に漫画の影響でJRAの騎手を目指していたそうです。しかし、競馬学校の入学資格まで体重を落とせず、騎手への夢を断念。
そんな時に父親から手渡された競艇選手募集のパンフレット。これがレーサーを目指すきっかけとなります。
「競艇なら自分の体重に合っている」そう確信した石渡は受験を決意。見事一発で合格して競艇の世界に飛び込みました。
本栖研修所の成績
高校卒業後、1993年の春に本栖研修所(現ボートレーサー養成所)へ入所。
訓練生時代の詳しい成績については不明ですが、リーグ戦で目立った成績は残せず。それでも厳しい訓練生活を耐え抜き、翌年の春に全過程を修了しています。
卒業時パンフレットに書いたのは「何事も一生懸命」。石渡自身が今現在も座右の銘としている言葉です。
同期(74期)の主な選手
同期のSGレーサーは、2005年の賞金王レーサー「辻栄蔵」、ダービー2勝の「守田俊介」、74期本栖チャンプで賞金王シリーズ戦を制した「勝野竜司」の3選手。
その他、G1優勝4回の鳥飼眞、1998年と2003年に女子王座決定戦を優勝した本部めぐみ、不動産会社代表兼レーサーの花田和明などが現役で活躍中です。
石渡鉄兵の弟子は作間章
石渡鉄兵の一番弟子は、82期本栖チャンプの「作間章」。
作間の父が石渡の大ファンだったことで、デビューしてすぐに弟子入りを志願したという逸話も。
江戸川鉄兵の教えもあってか、難水面の江戸川で2ケタ優勝をマーク。師弟ともに江戸川には絶対の自信を持つ2人です。
若林将(96期)・荒井翔伍(106期)も弟子入りしていますが、指導は主に作間が行っているとのこと。若林は2019年の江戸川周年G1を優勝。荒井も江戸川で3回のVがあります。
息子は養成所チャンプ「石渡翔一郎」
石渡鉄兵の長男「石渡翔一郎」は、今後が期待される131期養成所チャンプ。
2022年11月のデビュー後、3節目の桐生で初勝利(水神祭)を達成。実績はまだまだこれからですが、まくり技術に定評のある若きルーキーです。
幼い頃から父の姿を見続け、いつしか「自分も選手になるものだと思っていた」と話す石渡翔一郎。その為、ボートレーサーを夢ではなく運命だと捉えていたのかも。
師匠は若林将。よって父の石渡鉄兵とは「大師匠と孫弟子」の関係。
石渡鉄兵の家族・自宅・年収など
職人肌のレーサーでありながら、メディアへの露出も多い石渡鉄兵。実は意外と出たがりの一面もあるかもしれませんw
石渡鉄兵の6人家族
石渡家の家族構成は、嫁・子供4人(二男二女)の6人家族。ただ、長男(石渡翔一郎)以外の家族は公表しておらず、奥さんも一般女性と推測されます。
それ以上の情報はベールに包まれていますが、一つだけはっきりしているのは”超金持ち家族”であること。その件にこの後紹介します。
石渡鉄兵の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2024年 | – | – |
2023年 | 59,050,000円 | 41位 |
2022年 | 37,210,000円 | 113位 |
2021年 | 39,141,000円 | 87位 |
2020年 | 50,910,666円 | 43位 |
2019年 | 48,022,000円 | 46位 |
2018年 | 31,970,000円 | 118位 |
2017年 | 48,050,000円 | 31位 |
2016年 | 47,000,000円 | 34位 |
2018年以降の年収(獲得賞金)は上記の通り。
A1級レーサーの平均年収は約3000万円と言われているので、真ん中より少し上に位置しています。
2023年は江戸川開催の関東地区選で9年ぶりのG1制覇!さらに、一般戦でも4勝する好調ぶりを発揮しており、直近10年で最も稼いだ1年となりました。
自宅は広大な庭付きの大豪邸
石渡鉄兵の自宅は閑静な場所にある庭付き一戸建て。たらふく稼いできたこともあり、広大な敷地を持つ大豪邸に住んでいます。
リビングの棚には江戸川などで獲得したトロフィーや記念パネルがずらり。
本人は「江戸川のファンが獲らせてくれた」と話しています。トップクラスでの活躍が続く限り棚のコレクションはまだまだ増えていきそうです。
てか、敷地面積やばすぎ(笑)本物の金持ちってやっぱり平屋なんだなぁ。
趣味はもっぱらゲーム
2022年12月に息子(翔一郎)が父親の休日を語っていました。
最近、ドラクエウォークに嵌りきり。仕事ない日にいなくなったなぁっと思ったら、大体ウォークやりにいってる
本人曰く、自宅で酒を飲みながらゲームをするのが至福の時。
レーサー仲間とパーティーを組み「ファイナルファンタジー」をプレイしたり、散歩も兼ねて「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」に没頭したり。
時には主人公を強化するために「奥さんに黙ってついつい課金してしまう」とも話していますw
テレビ番組に「五郎丸」のものまね出演
元ラグビー日本代表の「五郎丸歩」を意識しだしたのは、近所の人に”似ている”と言われたのがきっかけだったらしい。
そんなこんなで、2015年秋の住之江G1の開会式で五郎丸ポーズを披露すると会場は大ウケ。自分でも「イケる」と手ごたえをつかんだといいます。
さらに、ネット上で「石渡鉄兵が五郎丸に似ている」と話題になったことから、日本テレビのものまね番組から突然のオファーが。
びわこの斡旋から東京に戻ってすぐ出演を快諾。ヒゲも生やして五郎丸と同じ風貌に仕上げ、番組を盛り上げました。
石渡鉄兵のデビューから現在まで
1994年のデビューから、初勝利・初優勝など着々と実績を重ね、いつしか「江戸川鉄兵」と呼ばれる存在に。
はたしてその間にどんな功績を残したのか?現在までの軌跡をたどってみましょう!
デビューは多摩川競艇場
1994年春に本栖研修所を卒業し、同年5月にデビューを果たした石渡鉄兵。
慣例として地元にある競艇場でデビュー節を迎えますが、プロとして最初に走った水面は多摩川。
東京支部の競艇場は3つ(江戸川・多摩川・平和島)ある中、全国屈指の難水面であることから江戸川でデビューさせることはありません。
意外と知られていないことかもしれませんね。
もし、デビュー節の新人を江戸川で走らせたら、高い確率で大事故を起こすはず。
初優勝は1996年の江戸川一般戦
石渡鉄兵の初優勝は江戸川。デビューから丸2年となる1996年5月の一般開催「第21回報知新聞社杯」でした。
2023年10月現在、石渡は江戸川だけで121節に出場。24回の優勝は過去にも例がない歴代1位の記録ですが、その記念すべき最初の江戸川Vがデビュー初優勝だったのです。
G1初優勝は2010年の江戸川大賞
2001年以降は毎年2ケタの優出をマークし、安定感のある走りでA1級に定着。
2005年のG1江戸川周年では、優出を果たすも濱野谷憲吾に敗れて2着。そして、ようやく地元記念に手が届いたのは5年後の2010年、同じ「G1江戸川大賞」でした。
優勝戦はインの馬袋義則がFに散る波乱の展開。
3コース進入の石渡は道中逆転の利く2番手の位置。1周2マーク、先行する出畑孝典のターンが流れたところに差しを入れて逆転に成功!
G1初タイトルが自分を育ててくれた江戸川の記念Vという最高の結果になりました。
2010年チャレンジカップでSG初優出
SG初出場は、2001年の多摩川MB記念(メモリアル)。その後もSGには度々出場したものの、なかなか結果を残せない日々が続きます。
SG未出場が続いた2010年。江戸川記念Vなどで賞金を積み上げ、11月のチャレンジカップに久々の出場。
予選を手堅くまとめて自身4度目の予選突破を果たすと、準優も4コースから2着に食い込み自身初のSG優出。
優勝戦は大外6コースから何もできずに敗れますが、この優出をきっかけに2011年以降のSG常連へ急成長。翌2011年の児島グラチャンでは2度目のSG優出で3着に入っています。
2014年G1関東地区選手権は「平和島」で優勝
江戸川以外でも強いことを示したレースが、2014年2月開催のG1関東地区選手権。優勝回数では江戸川の次に多い平和島の水面でG1タイトルを獲得しました。
予選初日に4カドまくり、2日目は5コース差しで連勝発進。4日目のイン戦も難なく逃げ切り予選1位で準優へ進みます。
仕上がったモーターを武器に、準優・優勝戦いずれも好スタートを決め、インから押し切って悲願の地区選初Vを飾りました。
石渡にとってこの優勝は、江戸川以外の水面で獲得した唯一のG1タイトルです。
2019年「江戸川正月開催」で完全優勝達成
江戸川での強さは誰もが知っていますが、完全優勝を達成したのは2019年1月のお正月開催が初。
新年一発目のレースをインから逃げると、その後も内外自在の攻めで1着を量産。圧巻の6連勝で優出にコマを進めます。
江戸川らしい悪コンディションとなった優勝戦。
完全優勝したことなかったんで、緊張してましたかね。いつもよりちょっと硬かったと思います。
百戦錬磨の江戸川巧者でもプレッシャーのかかる一戦となりますが、他艇を寄せ付けないターンでイン逃げを完勝。江戸川20回目、通算70回目。そして、パーフェクトVのおまけつきで優勝を飾りました。
江戸川で300勝&通算2000勝達成
江戸川鉄兵の大きな勲章となった「江戸川通算300勝」。
デビューから達成まで約25年。SGレーサーすら寄せ付けない強さを継続し、この男にしか到達できない頂きといっても過言ではないでしょう。
そしてもう一つ、これまた江戸川で達成した通算2000勝。
初日の江戸川選抜を勝ってリーチをかけると、翌2日目の後半9Rで2コース差しで2000回目の1着。
実はこの大会、偶然にも26年前に初優勝した同じタイトル戦。レース後には「運命を感じる」と話すほどの巡り合わせも重なり、161人目として大台に乗せました。
直近の「江戸川」も絶好調!
江戸川は優出だけでも70回超え。1990年代には9節連続優出の記録を残していますが、ベテランとなった2023年もそれに迫る快進撃を続けています。
1月にお正月開催V9を飾ると、同月のG1江戸川大賞で優出2着。そして、2月のG1関東地区選で自身4度目のG1制覇を達成。
さらに、6月の江戸川番長決定戦で優勝、8月のお盆開催で優出2着、10月のバトルトーナメントでも優出3着。全盛期のような活躍を続け、2022年から7節連続で優出継続中(2023年10月現在)。
この記録をどこまで伸ばすのか?今の勢いなら自信が持つ記録を超えるかもしれませんね!
まとめ:SG初制覇に期待
2024年でデビューから30年となる石渡鉄兵。
江戸川では約1000レースを走って勝率7点台後半をキープ。日本一難しいと言われる水面を難なく乗りこなし、これからも優勝しまくる予感しかしませんw
ただ、石渡が制覇できていないSGとG2。その2つに関して江戸川開催は難しいでしょうが、直近の活躍なら他場でも十分達成可能。
昔から大好きな選手なので、その日が来ることを期待して応援し続けたいと思います。
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