2023年19日の開幕から6日間の日程で開催された下関PG1ヤングダービー。
今大会は気象状況にも恵まれ、節間を通して万舟券は僅か7本というイン水面。当然、上位選手が出揃った優勝戦は堅い決着と予想されましたが…
起こしに失敗した断然人気の入海馨がまさかの出遅れ。展開をついた2号艇「上條暢嵩」が直まくりで1着となり、2019年の下関ダイヤモンドカップ以来、2度目のG1優勝を成し遂げました。
そんな中、水神祭についてはあまり情報がなかったので、ヤングダービーでG1初勝利&初準優を達成した選手を一挙公開します!
G1初勝利・初準優を達成した選手
PG1ヤングダービーで水神祭を達成したのは以下10名。
そもそも水神祭とは、初めてレースデビューした初出走をはじめ、初勝利・初優勝など節目に行い祝い事。達成時、救助艇やピットから水面に投げ込まれるスタイルが通例です。
今大会のように、G1・SGの初勝利でも水神祭は行われますが、1節で10名もの達成者が現れるのはかなり珍しいこと。
ちなみに、ヤングダービーで初勝利および初準優の水神祭達成者は…
開催日 | 初勝利達成者 |
---|---|
初日 | 篠原飛翔 井本昌也 宮田龍馬 松本純平 |
2日目 | 大澤風葵 |
3日目 | 原田才一郎 尾上雅也 竹下大樹 前田翔 |
4日目 | 上田健太 |
G1初勝利&準優進出
上記選手で、初勝利の勢いそのままに準優までコマを進めたのは「松本純平・大澤風葵・原田才一郎」の3名。
「松本純平」は未だ優勝ゼロ。しかし、これまで優出9回している中、今年に入ってから優出6回と大躍進!確実に実力をつけている注目の若手です。
2023年2月の多摩川ルーキーシリーズでは、優出2着とあと一歩のところまできており、近いうちに初優勝の知らせが届くことはほぼ間違いないでしょう。
ヤングダービー出場選手の中で最年少の「大澤風葵」。今年すでに2度の優勝を飾っている期待のルーキーです。
父親は「ラストサムライ」の愛称で通算27Vを誇る大澤普司(現役)。競艇界では師匠でもあり、2世レーサーとしてデビュー当時から注目されています。
大澤同様、2世レーサーの「原田才一郎」。
父親は、2度のG1優勝を含む通算38Vの原田富士男。1990~2000年代前半に輝かしい実績を残し、2020年のレースを最後に引退しました。
2023年後期にA1初昇格を果たした才一郎は、今回が2度目のG1参戦。F2というハンデを負った状況でしたが、2勝を挙げる活躍で予選突破。初優出は叶わなかったものの、父親を超える選手になりそうな予感がします。
PG1ヤングダービーは”若手の登竜門”と呼ばれる大会。ここで実績を残した選手は、SGで戦える実力が備わっているといっても過言ではありません。
これからの活躍がほんとに楽しみ!