個性的なキャラでファンを魅了している「宮地元輝」。
2022年はG1・SG(グランプリシリーズ)と立て続けに重賞制覇し、今年4月のG2モーターボート誕生祭も優勝。その勢いは留まることなく、初出場となった2023年SGオールスターでも大暴れしています。
まず、6号艇(5コース)で魅せた初日1走目。
1周2マークで岡崎恭裕と3着を競り合う中、全速で内側を切り裂く超絶ターンを敢行。これが見事に決まって3着をキープ。
さらに凄かったのが、4号艇で出走した2日目の第6レース。
スタート展示から下條雄太郎・松井繁が前づけを主張。そして、本番の進入隊形は6コースに追いやられ「12365/4」の単騎ダッシュとなり、絶望的な状況に追い込まれます。
しかし、これをチャンスに変えるのが宮地元輝。コンマ07のトップスタートを決めると、全艇を飲み込む全速まくり!
一般戦など格下相手ならまだしも、この舞台は猛者が集うSGオールスター。また、芦屋の6コース勝率は過去1年で「1.1%」というほぼ勝てないコース。
そうしたレースで1着を獲ってしまう持ってる男。先のことは分かりませんが、優勝に近づく大きな勝利となったでしょう。
それにしても、さすがに文句を言いたくなる「松井繁」のスタート。前づけをしておきながら、宮地から1艇身ほど遅れるコンマ33のドカ凹み。
初日2走(5着・5着)でやる気がなかったのか?単純にスタート感覚が鈍って踏み込めなかったのか?もしくは、たまたま失敗してしまったのか・・
理由はなんにせよ、ここ最近の松井繁はどこかがおかしい。
2023年2月の尼崎G1以降、7節連続で優出なし。今節のオールスターは48位(2日終了時点)なので、3日目からオール1着でも獲らない限り無理でしょう。
艇界のレジェンド「松井繁」にこんなことは言いたくないですが、SG・G1で戦えるだけの力はないのかもしれません。