2024年5月のSGオールスターにおいて「守屋美穂」が準優でF。SGで1年間、G1・G2で6ヵ月間の出場停止。
さらに、4月にもG1でFを切っているため、7月から90日間のF休み。出走回数不足でB級降格は濃厚か。
2023年4月より、重賞レース(SG・G1・G2)のフライング罰則があり得ないほど厳しくなります。
対象となるのは優勝戦および準優勝戦。フライングによる斡旋除外期間が”実質2倍”になるうえ、クイーンズクライマックスのトライアル・順位決定戦、BBCトーナメントも含まれることに。
改正される新しい罰則は以下の通り。
- SG優勝戦:12ヵ月間➝24ヵ月間
- SG準優勝戦:4つのSG➝12ヵ月間
- SG・G1・G2優勝戦:6ヵ月間➝12ヵ月間
- SG・G1・G2準優勝戦:3ヵ月間➝6か月間
最も大きな変更点は、各グレードの優勝戦・準優勝戦でFを犯すと、除外期間が現行の倍になること。また、除外されてもグランプリのみ出場可能でしたが、除外期間中は出場できなくなったこと。
客観的に見てあまりにも厳しすぎる改正。というか、踏み込む選手が少なくなるので、重賞レースの終盤戦がつまらなくなるような。
これまでの罰則でも十分すぎるほど厳しかったのに…
ではなぜ、改悪ともいえるルール改正に至ったのか?
公式サイトには「スタート事故防止策の一環として」と記載されていますが、この理由はおそらく建前。
本当の理由は、フライングによる売上損失(返還額)を減らしたかったのでしょう。実際、ここ最近だけ見ても大返還が何度も起こっているので…
- 2023年3月芦屋G1:約6億円
- 2022年8月浜名湖SG:約13億円
- 2022年8月丸亀G1:約10億円
- 2022年7月芦屋G2:約3億円
- 2022年2月常滑G1:約3億円
- 2022年2月桐生G1:約5億円
もちろん、ある程度の売上がないと大会の運営は成り立ちませんが、昨今のボート界は急成長中で莫大な利益を上げています。その売上に貢献している選手たちを追い込むのは、上層部の怠慢では?
何よりも優先すべきは、命を懸けて戦っている選手。今回の改正は”売上ファースト”に思え、多くのファンは憤りを感じているはずです。
衝撃過ぎる!むしろ緩めるのかと思っていました。
— 三吉功明@ボートライター (@kinggegg) March 23, 2023
一方で選手ばかりに責任を負わせるのもどうかと思う。どうせやるなら、グレード関係なく、全レース適応ならまだ納得します。根本解決にはならないと思うんですがね。 https://t.co/K1HqxpEEfL
Fで実質的に痛手なのは施工者だからでしょう。
— こじじじ (@aoF1M9pFVERKdTx) March 23, 2023
気持ちはわかるけど、フェアな気がしない変更ですね。
もっとグレーな部分も沢山あるのに、そこはノータッチなんですかね?
選手よりも競艇界の利益優先。
— 虎っち (@tora19820506) March 23, 2023
人気選手がF→2年間大舞台からいなくなる→売り上げ低下
実力選手がF→一般戦斡旋が増える→下の選手が着や勝ちが減る→廃業や悪事に手を染める
何かいいことありますかね💦
競艇の記念競走フライング罰則強化か
— 越後 (@YONE_SK) March 23, 2023
こうなると全員この前の石野みたいなSTになっちゃうな
客が「罰則が厳しすぎる!」とか声がありますが
まあ
競艇は売上重視しか目がない馬鹿な開催場ばかりなので、SGや記念だからと言ってバカスカ金をかける客が買わなくなれば罰則緩むやろとは思います
グレードレースの優勝戦・準優勝戦でFを切ると選手生命に関わるので、改正後のレースはスタートが凸凹になる予感。
あと、Sよりスリット後の伸びが重視されるようになり、伸び特化型の”チルト3度”が流行りそう。
いずれにしても、協会が売上重視のスタイルを貫くなら、全く進展のない「八百長問題」を解決するのが先では?不信感を抱くファンは相当数いるので、進捗だけでも公式発表してくれ!