2023年1月21日、尼崎で開催された「第21回報知ローズカップ」第3レース中に事故を起こし、後半レースを欠場および帰郷した近江翔吾。
事故現場となったのは1周2マーク。藤原仙二のダンプを受けて失速し、そこに後続の岡部浩が追突するとても危険な事故。当然、ダンプで転覆させた藤原は、レース後に妨害失格となっています。
事故から2日後の1月23日、自身が運用するインスタグラムで「事故直後から搬送されるまでの記憶がほぼありません」の言葉が事故の激しさを物語っていました。
また「検査結果次第では復帰に時間がかかるかも」と綴られていたので、引退を心配したファンも多かったはず。
近江翔吾の怪我は回復傾向
こうした中、2月1日に更新されたストーリー(インスタ)がこちら。
肘の検査結果ですが骨二か所のヒビと内側の靭帯損傷でした。
4日からの四国地区選は欠場します。ドリームも選んで頂いていたので本当に申し訳ないです。明日は肩の検査をしてもらいます。復帰時期は経過を見ながらですので未定です
2月4日から出場予定だった鳴門G1「第66回四国地区選手権競走」の欠場を発表。
初日第12レースなるちゃんドリーム(4号艇)にも選出。シリーズの主力として期待されていただけに非常に残念な結果となりました。
ただ、大怪我を負いながら既にトレーニングを開始しており、復帰に向けて着々と準備しているようです。
左腕を使わないトレーニングは許可が降りたのでジム行ってきました。軽めのリハビリメニューでも、久しぶりに動いたらちょっとキツイ
現時点では、2月に児島・下関の一般戦、3月はG1多摩川周年記念。そして、3月16日からは平和島SGボートレースクラシックの出場も控えています。
2022年にヤングダービーを優勝し、自ら出場権を掴み取ったクラシック。それまでに復帰できることを願うばかり。
丸野一樹も似た怪我から復帰
2021年にはSGレーサー「丸野一樹」も骨折の大けがを経験しています。
7月の芦屋SGオーシャンカップ。初日の試運転中に転覆した際、ボートが手の甲を直撃して左手を骨折。左第2基節骨骨折、左第3、第4中手骨骨折、右股関節打撲の大怪我で戦線離脱。
自身初となるSGドリーム戦出場を控えている中で無念の帰郷となり、この時の心境をツイッターに投稿しています。
皆さんたくさんのコメント
— 丸野一樹【ボートレーサー】 (@maru4686) July 20, 2021
本当にありがとうございます。
左第二基節骨
第三第四中手骨骨折でした
この手が守ってくれなかったらもっと大きな怪我になっていたかもしれないので守ってくれた左手に感謝です。
今の現状です。
写真不快に思われた方はすみません。
復帰に向けて一歩一歩頑張ります。 https://t.co/RpXBGFSgV8 pic.twitter.com/xtSSOGqvfC
骨折の度合はもちろん、年齢や体力にも左右されるそうですが、元通りになるには6ヵ月ほどかかると言われていたそうです。
そんな中、丸野一樹は骨折した日から約1ヵ月後の8月、蒲郡SGボートレースメモリアルで早々にレース復帰。
常識を覆すような早さの復帰に、ファンからは心配をする声や「本当にレースできるのか?」といった疑念の声さえも挙がっていました。しかし、その不安を一掃する快挙を成し遂げたのです。
以下はメモリアル優勝戦の結果。
大怪我から僅か1ヵ月の復帰戦で優出5着。予選通過だけでも凄いことですが、まさか優勝戦に進出してしまうとは…。ある意味”異常”かもしれませんw
このような復活劇も実際に起こっているので、今回怪我を負った近江翔吾も必ずやってくれるはず。
とりあえず今はじっくりと怪我の治癒に専念してもらい、G1・SGでの完全復活を期待して待ちましょう!