2023年2月、事故後の容態が心配された中、自身のインスタでトレーニング開始を報告。
2023年1月21日、尼崎で開催された「第21回報知ローズカップ争奪戦」の第3レース。
1周2マークで2着目を走行していた「近江翔吾」が旋回したところ、藤原仙二が最内からダンプを敢行。衝撃で藤原は転覆し、さらには後続の岡部浩が近江に激突。
この時、転覆を免れた近江は大丈夫かと思われましたが、実際は頭を強打しており、事故直後から搬送されるまで記憶はなかったとのこと。
その件について、事故から2日目たった1月23日に自身のツイッターで近況を報告しました。
事故レースとなった尼崎3R
開催初日(1月21日)の3R、3号艇で出走した近江翔吾。
加木郁のイン逃げが決まり、3コースから外マイで追走。バックストレッチでは内から伸ばしてくる4号艇を見ながら2マークを迎える形となります。
2マークは4号艇を先に回して差し構え。2,3着の際どい勝負となりそうでしたが、最後方から一撃を狙った藤原仙二がダンプを敢行。
一瞬ボートが跳ねたことでサイドが掛からず、近江翔吾に衝突。リプレイを見返せば無謀とも思えるタイミングでの切り返しで、非常に危険な航法。当然、藤原仙二は不良航法により妨害失格。
この衝突だけなら良かったのですが、2号艇岡部浩が失速した近江翔吾を避け切れずに激突。相当な衝撃だったことは言うまでもありません。
事故の2日後、怪我の状況を報
21日の尼崎のレースでの事故で救急車で搬送されて今も入院しています。アタマを強く打ったからか振られたかで事故直後から搬送されるまでの記憶がほぼありません。応援してくれた方、舟券を買っていただいていた方には本当に申し訳ありません。
記憶を無くすほどの衝撃を受けながら、大事には至らず本当に良かった。
また、自らが起こした事故でないにも関わらず、ファンに対する誠実な姿勢には頭が下がります。
早ければ明日、明後日に退院できそうですが、身体の状態、検査結果次第では復帰に時間がかかるかもしれません。全力で走れるようになるまでしっかり休みます!
こうした報告にファンからは「ゆっくり休んでください!」「復活を待ってます」と励ます声が多数届いています。
2月4日にG1へ出場予定だが…
記事作成時点、2月4日に開幕する「鳴門G1四国地区選手権」の斡旋は残ったまま。そして、3月には自身初となるSGボートレースクラシック(平和島)への出場も決まっている状況。
仮にG1辞退となれば悔いも残るでしょうが、何より身体のことが最優先。万全の状態で完全復活する日を楽しみにしてます。
昨年12月27日にも重大事故
尼崎では、昨年12月27日に重大事故が発生したばかり。
いずれのレースも近江翔吾に非はありませんが、一歩間違えれば最悪の事態になっていた危険なレース。同様の事故を起こさないためにも、全選手に防止策を講じてもらいたい。
過去の死亡事故をはじめ、殉職者が出てもおかしくなかったレースを紹介しています。