2021年10月に初開催となった「ミッドナイトボートレース」。
2022年度の開催実績は6節(37日)だったのに対し、今年度は12節(81日)。前年と比較すると44日増の開催が予定されています。BOATRACE振興会が発表した開催日程は以下の通り。
開催場 | 開催日程 ※2023年度 |
---|---|
大村競艇 | 4月24日~30日 |
下関競艇 | 5月9日~15日 |
若松競艇 | 6月7日~13日 |
若松競艇 | 7月11日~16日 |
大村競艇 | 8月14日~20日 |
大村競艇 | 9月25日~10月1日 |
下関競艇 | 10月13日~18日 |
下関競艇 | 11月26日~12月1日 |
若松競艇 | 12月3日~9日 |
大村競艇 | 1月1日~7日 |
下関競艇 | 1月29日~2月4日 |
若松競艇 | 3月1日~7日 |
23年度の第1戦は、4月24日~4月30日までの7日間開催。以降、毎月1回開催される予定となっています。
開催場として選ばれたのは「下関・若松・大村」の3場。これまで開催実績のない「桐生・蒲郡・住之江・丸亀」のナイター4場から新たな参入はありません。
ミッドナイトボートレースの投票は、加入者番号6桁でナイターレース対応銀行の会員のみ。加入者番号6桁の電話投票会員および場外発売は投票不可。
ミッドナイトボートレースとは?
ミッドナイトボートレースが初めて開催されたのは2021年10月の下関。
初代ミッドナイト王者に輝いたのは、トップルーキーにも選出された「羽野直也」。初開催のミッドナイトボートレース優勝者としてボートレースの歴史に名を刻みました。
歴代優勝者&決まり手
開催日/場 | 優勝者 | 決まり手 |
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2021年10月/下関 | 羽野直也 | 逃げ |
2021年12月/大村 | 赤坂俊輔 | 逃げ |
2021年12月/大村 | 岡村仁 | 逃げ |
2022年1月/若松 | 前田将太 | 逃げ |
2022年1月/下関 | 山田康二 | 逃げ |
2022年5月/大村 | 馬場剛 | 逃げ |
2022年6月/下関 | 森永淳 | 逃げ |
2022年9月/若松 | 寶田亮次 | まくり差し |
2022年10月/下関 | 中野次郎 | 逃げ |
ご覧の通り、歴代優勝者はSGでも実績を残すトップレーサーが名を連ね、出場する選手もグレードレースを感じさせる豪華な顔ぶれです。
そして、競艇ファンが注目すべきは「決まり手」。参考データは少ないものの、1レースを除き全てイン逃げで決着しています。なぜここまでインコースが強いのか?
- 3場ともイン勝率の高い競艇場
- モーター性能が向上するナイター開催
下関・若松・大村の3場は元々インが強い場として知られる水面です。さらに、気温が下がるとモーター性能は向上するため、助走の短いインコースが好成績を残せているのでしょう。
こうした特徴を把握しておけば、舟券予想に必ず活きてくるはず。
ミッドナイトボートレースの売上推移
開催日/場 | 節間売上 |
---|---|
2021年10月/下関 | 57億9673万円 |
2021年12月/大村 | 61億2029万円 |
2021年12月/大村 | 65億4317万円 |
2022年1月/若松 | 38億1775万円 |
2022年1月/下関 | 56億6223万円 |
2022年5月/大村 | 73億1001万円 |
2022年6月/下関 | 68億6081万円 |
2022年9月/若松 | 56億9125万円 |
2022年10月/下関 | 48億2229万円 |
ミッドナイト初開催となった2021年10月下関の売上は、目標(40億円)を大幅に上回る57億9763万5300円を記録。
開催初日は8億3225万2700円だったのに対し、21時以降の後半3レースは4億1986万1100円。10R~12Rに1日の約半分を売り上げたことになります。
他場で同じ時間帯にレースが開催されていないことも売上増の要因でしょう。ただ、それとは別に「ミッドナイトしか参加できない層の参加」も大きくプラス要因になっていると思われます。
ちなみに、売上がアップして喜ぶのは施行者だけじゃありません。
我々ユーザーにとっても、1レースに投じられる売上(分母)が増えるのは大きなメリット。オッズの歪みや偏りを気にせず投票することができます。
結論、ミッドナイトボートレースは稼ぎやすい
- 日没後は特にイン勝率が高くなる
- 後半レースの売上は他場の倍以上
- オッズの歪みを気にせず勝負できる
ミッドナイトボートレースの特徴を理解しておけば、いつもより当てやすくなるのは間違いなし!
ただし、利益を追求するなら前半レースは見送り、他場が終了した後半10~12Rからの参戦がおすすめ。後半ほど成績優秀者が多く出場するので、本命党にとっては予想しやすいレースとなるはずです。
ミッドナイトは「テレボート」が必須。未登録の方は今すぐ手続きを済ませておきましょう。