ボートレースびわこ開催の「選手会会長賞2022年末ファイナル」。12月28日の開催3日目5Rにて、香川支部「西岡顕心」が4コースからまくりで初勝利。レース終了後に嬉しい水神祭を行いました。
デビューしたのは2021年11月5日の丸亀一般戦。そこから約1年後となる通算174走目での1着となります。
西岡顕心は養成所リーグで勝率7.53(第1位)の成績を残し、129期の修了記念競走で優勝。養成所チャンプとしてデビューした香川支部期待のルーキーです。
公式画像 | |
名前 | 西岡顕心(にしおかけんしん) |
登録番号 | 5224(129期) |
生年月日 | 2001年7月7日 |
身長/体重 | 165㎝/53㎏ |
血液型 | AB型 |
出身/支部 | 香川県/香川支部 |
ボートレース界でも注目の存在ですが、それ以外に異色の経歴を持つ選手。実は「モトクロス」の世界でも名の知れた人物です。自身のインスタグラムでも度々その様子を更新しています。
モトクロスとは、オフロードに作られた専用コースで順位を競うオートバイ競技。
3歳から始めたモトクロスにのめり込み、プロライセンスを取得。高校生ながら「四国モトクロス選手権」で2連覇を達成したことがあるというから驚き!
デビュー直前、香川のテレビ局KBSの取材の中ではこのように話しています。
僕の強みとしては、モトクロスで得たスピードターン、そしてバランスを生かした安定したターンが売りだと思っています。
西岡がボートレーサーを目指すきっかけは、競艇好きだった父親の影響。自宅近くの丸亀競艇に父とよく観戦に行き、競争水面を走る姿を見て「だただかっこいい。かっこよさが自分の憧れ」と感じていたそうです。
2020年に香川の大学に進学するも、憧れを忘れられず同年9月に挑んだ養成所試験に合格。そして、1年間の訓練を耐え抜いた後、競艇の世界へ舞い降りました。
デビュー初白星を果たしたレースでは、4コースカドからコンマ18のトップスタートからまくっていく展開。
1マークで3カド赤岩善生の外側を通過すると、加速したままインの小林文彦にツケマイをかまして先頭に立ちます。
誰よりも早く初動のハンドルを入れたことで、内2艇よりも早くボートが向いていることが分かります。このとっさの判断力と、イメージ通りにボートを操るテクニック。
デビュー1年目のルーキーとは思えない技術とセンスにはあっぱれです!
後半10Rは自身初の準優勝戦。しかし、何もさせてもらえず4着となり、初優出は次のレースへ持ち越しに。
4日間開催の短い大会だったとはいえ、全てダッシュ進入から「3241」の好成績で準優に進んだのは凄いこと。また、本人にしても予選を突破できたことは自信に繋がったことでしょう。
これだけの走りができれば2023年度の飛躍は間違いなし。近い将来、香川支部を牽引するトップレーサーにきっとなれるはず!
西岡選手の他にも注目の新人は沢山います。以下の記事で紹介する選手がいたら軽視するのは危険ですよw