2022年12月25日から開催している江戸川一般戦(第45回京葉賞)において、埼玉支部「飛田江己」が快走を続けています。
初日1走目は2コース進入。1号艇山来和人がコンマ62の出遅れたスタートとなり、ほぼイン逃げのようなまくりで1着。このレースの展示タイムは、飛田だけ群を抜く6.43をマークする舟足の良さ。
その後も好調な走りが続き、2走目は5コースからまくり、2日目もイン逃げ、まくり差しと無傷の4連勝!2日目終了時点で得点率トップに立ちます。
1着になった4走は以下の動画で確認できます。
この調子を継続すれば初優出・初優勝は十分ありえそう。さらに、このまま完全優勝しちゃうかも…
そんな期待も膨らんできた中で迎えた3日目は、江戸川巧者「大池佑来」のイン戦。
伸びで勝る6コース飛田に対し、5コース吉田健太郎もチルト1.0に跳ねた伸び調整。また、飛田はスタートで若干遅れてしまい、1マークでは何もさせてもらえない展開。
2周1マークまではどう見ても3着が精いっぱいに思えましたが、ホームストレッチで艇先をかけると、ルーキーとは思えないターンで単独2番手に。
そのまま差を広げていき、3日目1回走りは2着で終えました。
飛田の乗るモーター47号機。優勝歴もあり良い部類ではありますが、エースモーターと比較すれば明らかに見劣りするレベル。
ではなぜ、これほどの伸びを実現できているのか?
その理由は、常に伸びや展示タイムを重要視して調整をしているそうです。今回はいつもの調整が47号機にばっちり嵌ったことで、先輩たちをなぎ倒す性能が発揮できているのかも。
3日目が終了した時点で得点率1位は秋山直之、飛田は2位につけています。とはいえ、着順は同じ1着4本、2着1本であり、ドリーム戦の点増しがある分だけ飛田を上回っている状況。
まずは4日目を無難にこなし、5日目の準優で1着を獲ることが先決ですが、最終戦で1号艇に乗れれば優勝する可能性はかなり高いと思います。
飛田江己は近い将来、必ず重賞レースで活躍する逸材。12月30日に結果を残してくれる予感しかしません!
飛田江己というボートレーサーについて
飛田江己は128期の養成所チャンプに輝いた期待のルーキー。
しかし、ボートレーサー養成所の一次試験は6回も落ちており、7回目でようやく入所。7回連続で試験を受けていれば、中学3年生の時に試験を受け始めたと思われます。
ボートレーサーを志した年齢も若く、何度落ちても試験を受け続けた気合と根性。そして、養成所チャンプとして卒業をする姿に芯の強さを感じます。