愛知支部の117期レーサー「清水さくら」が、3月26日に引退届けを提出していたことが報じられました。
3月27日頃にオフィシャルサイトの選手ページが削除。ただ、引退勧告を受けるような成績ではなく、何かしらの事情で一時的に消えていただけと思っていたのですが…
なぜ”引退”という決断を下してしまったのか?
清水さくらとは?
公式画像 | |
名前 | 清水さくら(しみずさくら) |
登録番号 | 4913(117期) |
生年月日 | 1996年4月8日 |
身長/体重 | 157㎝/48㎏ |
出身/所属 | 愛知県/愛知支部 |
デビュー日 | 2015年11月1日 |
引退日 | 2024年3月26日 |
清水さくらは愛知県出身、愛知支部のボートレーサー。
愛知県立安城農林高校では小学4年生から続けてきた馬術部(乗馬)に所属。インターハイに出場する実績を残した一方で、卒業後の進路に悩んでいたそうです。
そんな中、テレビで放送されたアスリート特集を見てボートレースを知ります。女子レーサーでも活躍できること、そして収入面に魅力を感じ、レーサーになることを決意。
やまと学校の試験は一発で合格。1年間の厳しい訓練を耐え抜き、117期としてプロデビューしました。
同期(117期)の注目選手
117期を牽引するのは、若手トップクラスの実力者「上田龍星」。それと、上田と同等の活躍をしている「小池修平」の2人。
その他、吉田兄弟(凌太朗・裕平)や、出口舞有子・中田夕貴といったツヨカワレーサーも注目の存在。
出口舞有子が結婚した相手は「倉持莉々」のお兄さん!現在は妊娠して産休に入ってます。
師匠は愛知支部88期「細川裕子」
清水さくらの師匠は、同じ愛知支部に所属する88期レーサー「細川裕子」。
2001年のデビュー以来、通算13勝を誇る女子界のトップレーサー。2012年の女子王座決定戦でG1初優出、2018年にはオーシャンカップでSG初出場&初勝利を挙げています。
清水さくらの年収(獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2015年 | 720,000円 | 1548位 |
2016年 | 5,710,000円 | 1368位 |
2017年 | 7,750,000円 | 1310位 |
2018年 | 9,560,000円 | 1185位 |
2019年 | 5,830,000円 | 1406位 |
2020年 | 7,670,000円 | 1344位 |
2021年 | 8,050,000円 | 1329位 |
2022年 | 7,770,000円 | 1401位 |
2023年 | 9,920,000円 | 1320位 |
清水さくらがデビュー以降に稼いだ賞金です。
ボートレーサーの平均年収は約1,800万円。平均よりは下回る収入ですが、清水は30歳にも満たない若者。同年代と比較すればかなり高収入を得ていたと思います。
清水さくらの引退理由は?
清水さくらの引退理由は今のところ見当がつきません。
これまで艇界を去った選手の多くは、成績不振に陥って4期通算による引退勧告か、それなりの年齢になって自ら身を引くか。
しかし、基準を下回る期はあったものの、直近の成績は勝率3.80を超えている状況。よって、クビ宣告をされる立場ではななかったはずです。
年 | 期 | 出走数 | 勝率 |
---|---|---|---|
2021年 | 前期 | 64走 | 4.23 |
後期 | 84走 | 4.24 | |
2022年 | 前期 | 50走 | 3.40 |
後期 | 93走 | 4.19 | |
2023年 | 前期 | 64走 | 3.05 |
後期 | 44走 | 3.57 | |
2024年 | 前期 | 52走 | 4.71 |
現段階で考えられるのは、思うように成長できなかった自分に限界を感じたのかも。
一般人からすれば高収入を得て「不満なんてないだろう」と思ってしまいがちですが、斡旋が入れば自由な時間は一切なし。その過酷な環境下にしては稼げていなかったので、第二の人生を選んでも不思議ではありません。
いずれにしても、清水さくら自身が選んだ道。ああだこうだ言っても仕方ないので、この先の人生を陰ながら応援することにします。
デビューから約8年4ヵ月、本当にお疲れ様でした。