2023年5月9日に芦屋で開催された一般戦「PayPay銀行賞」。
西山貴浩は初日からオール連対の好調ぶりを発揮し、準優も2コースから2着に入り優出を果たします。
優勝戦はほぼオール1着で1位通過した江口晃生のイン戦。また、3号艇にはプライベートでも仲良しの森高一真が座り、西山はそのお隣の4号艇。
当然、途中まで完全優勝も見えていた江口に人気が集まり、1-23-234のオッズはいずれも10倍以下。2号艇以降が1着の買い目は一部を除いて万舟といった状態。
そんな中で迎えた優勝戦。
西山はコンマ04のトップスタートを決めたものの、内3艇も0台のタイミングでスリットはほぼ同体。さすがにこの展開だと西山に勝機はなく、ほとんどのファンは「ガチガチの決着」と感じたでしょうが…
2号艇中岡正彦がまさかの”直まくり”を敢行。
まくりを阻止するため江口は抵抗し、若干膨らんでしまいます。さらに、中岡の奇襲に対応できなかった森高も外へ流され、内側がぽっかりと空く展開に。
この隙を見逃さなかった西山は冷静に差し、2マークで江口らを抑えて決着をつけました。
西山貴浩は2023年に入ってから3度目の優勝。また、5月には平和島G1、地元芦屋のSGオールスターが控えており、パン戦とはいえ弾みをつけた勝利となったはずです。
最後に、優勝戦で舟券を外した愚痴を言わせてください。
本命党の私が購入したのは江口晃生の1着固定。ただ、いくら予想しても中岡・森高・西山の連対しか見えなかったので、西山を3着だけ含めた4点で大勝負。
そして、内4艇が0台のスタートを決めた瞬間に的中を確信しましたが、中岡の理解不能な直まくり。
1マーク手前でほんの少しでも先行していたなら理解できます。しかし、直まくりを選択する要素は1ミリもなく、江口を潰すために行ったか、あるいは意図的にぶっ飛んだのか。
中岡ファンには大変失礼な物言いですが、それぐらいあり得ない攻め方だと感じたので…。
愚痴はこの辺にして、艇界のエンターテイナー「西山貴浩」選手の優勝、本当におめでとうございます!グレードレースでの活躍期待しています。