2023年3月10日未明、艇界のパワークイーンこと「山川美由紀」の出場予定が全て削除されました。
今のところオフィシャルサイトの選手ページは残っていますが、削除理由に関して公式発表はなし。このまま引退してしまうのか?それとも、体調不良などによる一時的な斡旋削除なのか?
山川美由紀は2月15から開催された唐津ヴィーナスシリーズに参戦し、得点率上位で予選を突破。優勝は飾れなかったものの、優出6位という結果を残しています。
しかし、その大会終了後から入っていたはずの出場予定が消えていき、10日現在、斡旋は1つもない状態。
この情報を知ったファンからは心配する声が多数寄せられている状況です。
内山君、山川美由紀選手はなぜ、斡旋がなくなったんですか?ご存知であれば、教えてほしいです
— 今井良介 (@imai4281972) March 10, 2023
山川美由紀、全斡旋消したんか。
— マッシロー (@edogawamsr) March 9, 2023
マジか。
2019年1月の鳴門G3オールレディースを最後に優勝はゼロ。また、勝率も下降傾向にあり、2023年に至っては5点台(A2級の水準)まで落としています。
ここ数年で大きく衰えているのは間違いありません。
76歳を迎えた高塚清一のように”やれるまでやる”のも素晴らしいことです。ただ、第一線で活躍している状態で引退を退くのも、アスリートの引き際としてカッコいい去り方だと思います。
いずれにしても、現役続行および引退について詳細が分かり次第、改めて報告させてもらいます。
山川美由紀とは?
公式画像 | |
名前 | 山川美由紀(やまかわみゆき) |
登録番号 | 3232(57期) |
生年月日 | 1966年10月24日 |
身長/体重 | 153㎝/47㎏ |
出身/支部 | 香川県/香川支部 |
優勝回数 | SG:0回 G1:5回 G2:1回 G3:38回 一般:36回 |
山川美由紀は香川県出身のボートレーサー。57期として本栖研修所を卒業し、1985年11月に地元鳴門でデビュー。
男女混合G1を制するなど、男子にも負けない力強い走りから「パワークイーン」という異名も。そう呼ばれる理由は、後に紹介する実績を知れば納得するはず。
余談ですが、山川美由紀に結婚の情報はなく、独身貴族を全うしている様子。
最強女王と呼ばれた競争成績
デビュー以降、新人とは思えない実績を残していきます。
そんな中、1996年にはG2だった戸田女子王座決定戦(現レディースチャンピオン)で優勝。そして、1999年の四国地区戦で女子史上初となるG1制覇を成し遂げ、自他共に認めるトップレーサーに。
2000年代に入ってからも女子トップを走り続け、G1に昇格した2001年レディースチャンピオンで2度目の優勝。さらに、同大会は2012年、2018年も制し、V4という史上最多記録を保持しています。
以下は獲得した主要タイトルの一覧です。
- 1996年:G2戸田女子王座決定戦(V1)
- 1999年:G1四国地区選手権
- 2001年:G1レディースチャンピオン(V2)
- 2012年:G1レディースチャンピオン(V3)
- 2017年:G2レディースオールスター
- 2018年:G1レディースチャンピオン(V4)
20年以上の現役生活において、万遍なくビッグタイトルを獲得し続けた女子レーサーは山川美由紀以外に知りません。
女子歴代最多勝&生涯獲得賞金
山川美由紀は2019年12月、女子レーサー初の「2500勝」を達成。そして、約2年後の2021年10月8日には2600勝と記録更新。
参考までに、2000勝を達成した女子レーサーは以下の4人のみ。
今後、2000勝を達成する女子は現れるでしょうが、山川しか到達していない2600勝の記録は破られない可能性も。それほど凄すぎる偉業であることは間違いなし。
これだけ勝ちまくっているので、当然ながら獲得賞金も半端じゃありません!その額はなんと…
10億2,000万円以上(2020年9月時点)
サラリーマンの生涯年収が2億5,000万円前後だと考えると、その4倍も稼いでいる山川美由紀はとんでもないお金持ちなんですw
これだけ稼いでいれば、旦那さんがいないのは納得。結婚後の収入は半分持っていかれますし…
山川美由紀の弟子は平高奈菜?
「平高奈菜の師匠は山川美由紀」といった噂もあるようですが、実際のところは弟子を取っていないようです。10年以上前に競艇の専門誌で得た情報なので、真実である可能性大。
ちなみに、平高奈菜の師匠は重成一人です。
また、山川はどこのペラグループにも属しておらず、師匠をつけない一匹狼との情報が濃厚。
今ほど情報を拡散するツールがなかったので、真実は本人に聞く他ありません。