2023年1月28日~2月2日まで開催された芦屋「レディースVSルーキーズ」。
砂長知輝が引いたモーターは中堅機だったものの、初日から舟券を外したのは1レースのみ。予選を「213114」で1位通過すると、5日目び準優も難なく逃げて1着。
そして、2号艇出走となった優勝戦メンバーがこちら。
1号艇はオール連対で勝ち上がってきた「鎌倉涼」、3号艇は前日に敗北を期した「中田夕貴」。それ以外も優秀な成績で勝ち上がってきた猛者揃い。
砂長は若干出遅れたスタートとなってしまいましたが、トップスタートを切った4号艇三村岳人が内側に切れ込んでいく展開。それを鎌倉が抵抗したことで両者は流れていき、2,5,6号艇に展開が向きます。
3艇の三つ巴となりますが、バックストレッチで一番の伸びを見せた砂長知輝。有利な状態で2マークを迎えると、落ち着いたターンで他艇を引き離すことに成功。
そのまま1着を独走し、デビュー3年目にして自身初の優勝を飾りました。
展開に助けられたのは否めないけど、2マークのターンはお見事!何より水神祭を迎えることができたのはおめでたい!
砂長知輝とは?
公式画像 | |
名前 | 砂長知輝(すなながともき) |
生年月日 | 1999年10月10日 |
登録番号 | 5112(125期) |
身長/体重 | 168cm/52㎏ |
血液型 | O型 |
出身/支部 | 埼玉県/埼玉支部 |
砂長知輝は埼玉県出身のボートレーサー。
養成所のリーグ戦成績は、勝率4.94、準優出1回、優出1回と目立った活躍をしていません。また、2019年11月27日にデビューして以降も、初勝利までに約6ヵ月ほど掛かっています。
そうした中、芽が出てきたのは2021年後期。勝利は一気に上昇していき、優出を果たすなどの活躍で初のA級昇格。
さらに、23年前期(22年5月1日~10月31日)の勝率は6点台に乗せる成長を遂げています。
同期(125期)の注目レーサー
砂長知輝の同期で最も活躍しているのは「定松勇樹」。同期一番乗りで初優勝を果たしており、23年から最上位のA1級に昇格しています。
その他、養成所リーグの修了記念競走で優出した「小原聡将・山本稔太朗」も注目のルーキー。
2023年フレッシュルーキー選出
将来有望な若手レーサーの育成を目的に、2017年から導入された「トップルーキー&フレッシュルーキー」。
砂長は各場が2名推薦する23年フレッシュルーキーに選ばれています。
ちなみに、同期の定松勇樹はトップルーキー(勝率1位)で選出。ライバルとして悔しい気持ちもあるでしょうが、今年度の実績次第では立場が逆転するかもしれません。
トップルーキーおよびフレッシュルーキーについては以下の記事が参考になります。
ターン技術はトップレーサー並み
22年11月に披露したトップレーサー顔負けのまくり差し!
1マークで魅せた状況判断、狭い隙間を全速で突き抜けるターン技術は一級品。まだまだムラのある走りではありますが、数年後にはG1・SG常連となる可能性大。
ようやく初優勝を挙げることができたので、次節からは更なる活躍が期待できそう。定松勇樹よりも重賞制覇を早くしてしまうかも。