2022年10月頃に競艇界を盛り上げた堀之内紀代子のチルト3度。1号艇だろうがほぼ大外6コースに回り、完全に”伸び特化仕様”で全艇をまくってしまう圧巻の走り。
全盛期の「阿波勝哉」を彷彿とさせる姿に、多くの競艇ファンが魅了されたはず。
ただ、ここ最近は標準のセッティングばかりだったので、しばらくは見られないだろうと思っていたところ…
1月17日の「鳴門G3オールレディース」で久々に披露してくれました!
チルト3度で挑んだのは、3走目となる2日目のドリーム戦。でもなぜ、前の2走では跳ねず、大切なドリーム戦で跳ねたのか?
あくまで個人的な見解ですが、初戦は得意な3コース、そして2走目もインコース。ただ、3走目は5コースで不利な枠番だったことに加え、相手は普通に戦っても勝つ見込みが薄い。
であれば、一撃を狙える「チルト3度&6コース」に懸けたのかもしれません。
理由はどうであれ、堀之内紀代子の大外まくりは決まったのか?
6コースから進入した堀之内はコンマ10の好スタート。5コースの高憧四季より半艇身ほど早いスリット通過だったので、チルト3度の伸びを考えれば絞っていける展開に思えました。
しかし、高憧四季も想定以上に伸びを見せ、優勢ながらも絞ることはできず。また、1周2マークで2号艇山川美由紀からブロックされ、順位を大きく落としてしまいます。
その結果、堀之内紀代子は5着でゴール。
何を言っても後の祭りですが、ほんの少しだけ踏み込めていれば…
結果はどうであれ、堀之内紀代子の”チルト3度”はいつ見ても興奮します。高田ひかるも同様のまくりを見せてくれますが、これほど振り切っているスタイルの女子レーサーは彼女しか知りません。
ちなみに、ドリーム戦で5着に敗れたとはいえ、2日目終了時点の得点率ランクは5位。
ドリーム戦の着順点は一般予選よりも優遇されているので、まだまだこれからといった状況です。
堀之内紀代子選手については以下の記事で詳しく解説しています。凄さをより理解できると思います!